2017/08/26

生活が苦しいんです

お盆の時期、日本食店で一人でカレー食べてたら、

隣のテーブルに在住の現地採用っぽい日本人(40代)とその先輩みたいな日本からきている日本人(50代)の2人組が。

すると、在住者の方が

「今、生活が苦しいんです。」

と先輩に切実な訴えを。


いかに切実かという話を延々とし始めたので、彼の生活模様が見えてきたのですが、どうやら独身で月に2,000ドルくらい給与をもらっていて、レタントンのヘムの中に住んでいるようす。ここまでなら

「十分な生活できるだろ」

と思うのですが、なにやら経費で落とせないお客様との食事などの交際費等のおかげで毎月全く残っていない状態で、一時帰国費用すら貯金できてないと訴えておられました。ただ、それでも相当毎晩夜の街で楽しくやってるんだろうなというのはおおよそ想像はつきます。

ただ、中小企業の駐在員の方などで僕らより遥かに羽振り良く生活している人、たまに見かけますが、中には同じような実態の人もいるのかもしれないですね。あるいはバンコクなどだと多数いるのかも。もはや今日を楽しく生きるということでは路上で上半身裸で店番代わりにバイクの整理などしている怠惰なベトナム人のおっさんと大差ない気が。

まだこの国で日本人だけでサラ金借りたりとかは手続き大変なので0以下にはなりにくいのでマシなのでしょうが。元々の生活習慣なのか、それともベトナムで享楽生活送っているうちにこうなってしまったのか、そして先輩はこの不真面目な後輩に救いの手を差し伸べるのか、先にランチを終えて帰ってしまったので続きが聞けなかったのが残念なところです。
  


Posted by いのっち at 15:30Comments(2)

2017/08/26

結構悲惨な技能実習生の貯金の使い道

日本でも10万人以上頑張っている技能実習生たち。面接会に立ち会ったりすると、

「日本に行って、実家の両親に家をプレゼントしたいです」

みたいな、今の日本じゃそんなこと言ってる若者に出会うことまずないだろうなと思うような目的で3年間過ごすのですが、そうやって必死になって貯めたお金の使い道ですが結構悲惨なことも。



ある技能実習生は毎年1回ずつ100万円程度をベトナムの親に渡し、最後の100万円を持って、「これで両親に家を」と思い喜んで帰ったら、なんとその前の2年分は家族や親せきが既に使ってしまっていて、結局100万円のみしか残らず家が建てられなかったみたいな話は結構あります。その使途も、お兄さんが全て博打に使ってて残ってなかったという笑えない話も。

家族が勝手に使ってなくても、自分で事業などを始めようして、思いっきり失敗して一瞬で無くしてしまっていることも。帰国早々友達からカフェを一緒にしないかと誘われ、そのままお金を持ち逃げされたみたいな悲惨な話も。

日本だと300万円くらいならそれほど大きなお金でもないですが、ベトナム人の一般の人の10年分くらいの所得ですし、田舎なら家も1軒建てられてしまうようなとてつもない金額だけにそのお金を巡って悲喜こもごも起きているみたいです。

ただ、こうやって家族の使い込みなどせっかく貯めたお金を勝手に使われていたとしても家族ならベトナム人はみんな許してしまうんですよね。ベトナム人における家族の絆ってほんとすごいんだなと思います。