2025/03/08

月1ベトナムメルマガも1年になりました

毎日Youtubeでベトナムビジネス情報を配信してますが、配信後の変化や尺の関係上配信できなかった内容を「猪谷の月1メルマガ(無料)」という形で24年4月から配信開始したのですが、かれこれ1年になり、登録者も300名弱まで来ました。下記のような内容を毎月配信しておりますので、ベトナムビジネス情報ご興味ある方は下記より是非ご登録をお願い申し上げます。

https://docs.google.com/forms/d/12nccXa-YudtGgrBbkt4jwTReIkZ9vv4YHaK5G13I5Dc/edit?pli=1

猪谷の月1メルマガ25年3月号

皆様
猪谷です。
こんにちは。

2月にダラットにあるアラビカ種のコーヒー農園(Hope Land Coffee)に収穫体験に行ってきました。コーヒー豆にはアラビカ種とロブスター種があり、ベトナムはロブスター種が95%で缶コーヒーなどに使われる安い豆なので、ベトナムブランドのコーヒー豆は日本で見かけること少ないのですが、岡山大出身のベトナム人の方がダラットで無農薬でアラビカ種の栽培に取り組んでおられ、その農園に収穫体験に行ってきました。収穫の様子は下記動画をご覧ください。

https://youtu.be/W2VgGCzSXH0

こういう生産から収穫、加工までを一貫で行うアラビカ種をスペシャルティコーヒーというそうなのですが、日本だとこの農園のコーヒー豆も100g1000~1500円程度で売られてるそうです。

ベトナムで直売したほうが利益も多く、安く販売可能なので、売って欲しいと言われたので、弊社の方でカレーカシューナッツ同様にお土産用の販売として、お手伝いをさせて頂くことになりました。ご興味ある方はこのメールにご返信をお願いします。

また、近い将来この無農薬栽培の農園を広げたいとのことだったので、小口であれば協力しますよと伝えておきました。自分の農園で作ったコーヒー飲むって通常味わえない体験だなと思っております。

では、今月も本題の方に入っていきたいと思います。

・2月の振り返り

1月21日より有料化となったホーチミン市メトロ1号線ですが、無料期間1ヶ月で280万人に対し、有料化の1ヶ月も180万人と有料化後も当初想定の1日4万人を遥かに超える利用者数となっており、完全にホーチミン市民の移動手段として定着しつつあります。特に朝夕の通勤時間帯に関しては日本と変わらないような混雑した車内となっているようです。

このメトロに関連するビジネスも期待されるところなのですが、ペイメントサービスについてサムスンウォレットの採用が決定という発表が。

https://youtu.be/tUSd8lCOAus

また、駅付近のコンビニに関しては地元スーパーチェーンのコープマートとなり、日本勢は蚊帳の外状態になっているのが個人的には残念な限りです。

ただ、メトロ1号線が好調なのを受け、チン首相より早期にビンズン省トゥダウモット市までの延伸を進めるように指示が出たことを受け、在ベトナム日本大使館のの伊藤大使が日本として延伸の協力を申し出ており、

https://youtu.be/wtBa2hZts74

今後日本勢がどのようにホーチミン市メトロビジネスに直接、間接的に関わっていくかも非常に大事かなと思っております。

・2月のトピックス
毎年10月に調査が行われる海外在留邦人調査においてベトナムがコロナ明け以降も登録者数が減り続けているというテーマで話をしたところ非常に関心が高かったようで3800回ほどの視聴となりました。

https://youtu.be/ooD6aHdyxng

数字で見ると下記のような感じで、

        24年   22年   20年
ベトナム全体  17,410 21,819 23,437
ハノイ 5,548 8,569 7,945
ホーチミン 9,732 10,475 12,481
(人)

特にコロナ明け以降にハノイが一気に減ってるというのが特徴です。

実際のところどうなのだろうか?ということで、先日在ベトナムの日系企業(南部中心)にアンケートをお願いしたところ26社からの回答があったのですが、

減った・・・11.5%
増えた・・・23.1%
変わらない・・・65.4%

とむしろ回答数だけで見るとコロナ前と比べて増えているような状況となりました。
(まだ未回答のベトナム在住者の方はご協力を)
https://docs.google.com/forms/d/1zz9AyQyUYS27JG2UJFG2SyRJPaKstzR8PKdKXEzTlsU/edit

様々な方に意見をお聞きすると、大企業(特に北部)では50名以上の駐在者を抱えているような企業などもあり、そのような企業で帰任時にそのまま人数減という事例は多く、人数が多い分10人以上減少している企業もあるようです。

それと比べ南部は元々中小企業が多いのもあり、コロナ前から数人で運営していた企業ばかりで、これ以上減らせないような人数で行っているため、コロナ時期に一定数の減少はあったものの、コロナ明け以降は再び駐在者数を元に戻す動きがあるとのこと。

皆さんの会社及び周りの企業の状況はいかがでしょうか。ご意見や情報あれば教えて頂けましたら幸いです。

・今月の興味深い話

1月に2025年ベトナムでの技能実習生事業は優良な送り出し機関(きちんと教育を行っている)を除くと、続けていくのは難しいだろうという動画を配信したのですが、

https://youtu.be/5hYdT21hvGg

「その通りだ!!」、と感じておられる監理団体の方も多いようで、1月と2月に監理団体関係でホーチミンお越しの方が数名弊社にお越しくださったのですが皆さん同意見で、特に北部での採用に関しては厳しいという意見でした。

そんな中でも頑なに北部にと拘られる企業や監理団体もあり、何故なの?とお越しの方が色々と調べたところ、どうも弱みを握られてしまっている(詳しくは割愛します)担当者の方がちょくちょくいらっしゃるとのこと。

昔、送り出し機関との食事は基本録音、撮影されていると思っておいてくださいと教えてくださった方がいたのですが、事実だったようです(笑)。

それ以外にも日本でも日本の担当者を抱き込む方法がありますよと詳しく教えてくださった方がいらっしゃるのですが、それはまた別の機会に。

今月の内容は以上です。

弊社の方では毎年10〜15人程度ワークパーミット取得のお手伝いを行っているのですが、先日あるお客様から「猪谷さんの会社での取得費用、他の見積もりとった企業の3分1ですよ」と言われ、そんなに差があるのか?とさすがに驚いております。

まだまだ情報格差の大きい国なので、当たり前と思っている費用が実はめちゃくちゃ高かったみたいなことはよくある話ではあるので、定期的な費用の見直しは重要なのでしょうね。

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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
株式会社VIT Japan
代表取締役 猪谷太栄
住所:213A Nam Ky Khoi Nghia Dist3 HCMC
メール:inotani@vitjp.com
HP:http://www.vitjp.com
Blog:http://vitjp.vietnhat.tv/ (ベトナムでビジネスを)
Youtube: https://www.youtube.com/@inotanita2/featured
Skype:inotti1
Facebook:inotanita
Twitter: http://twitter.com/inotanita/
携帯:81-(0) 80-9576-2171(日本)
84-(0)85-392-0362(ベトナム)
  


Posted by いのっち at 18:14Comments(0)ベトナムビジネス

2023/05/14

ホーチミン市でオススメのベジタリアンレストランはどこ?

ベトナム出張やベトナム観光でホーチミン訪問のお客様をサポートしていると、年に1,2件ははベジタリアンレストランを希望されることがあります。ベジタリアンな方でなくても、数日間ベトナム滞在していると、今日は肉類抜いて野菜のみにしたいと考えられる方などもいて、どこか良いベジタリアンレストランはありませんか?と聞かれることがある中で、今回は僕のオススメのベジタリアンレストランをご紹介。ちなみにベトナム語でベジタリアン料理はAn Chayと言い、麺の店などでもちょくちょくあって、An Chayメニューみたいなベジタリアン専用メニューが置かれているような店も存在します。

僕のオススメの1つ目はhumです。



洗練された空間で華やかなベジタリアン料理が楽しめます。店名はサンスクリット語で「蓮の花にある貴重な宝石」という意味で、人々の心を癒す料理を提供しています。





ココナッツミルクの入った辛いソースに絡めた豆腐や、パイナップルとチーズの揚げ春巻きなど、見た目も美しい料理が多数あります。個人的には蓮の葉に包まれた蓮の実チャーハン、



ブオイのサラダがオススメです。



場所は2区(現Thu Duc市)と3区の2箇所にあります。
住所2区:32 Đường số 10, Thủ Đức(Dist2)3区: 32 Võ Văn Tần,Dist3
Tel:+84 (0)899 189 229(2店舗とも同じ番号)


2つ目はShamballa Vegetarian, Restaurant & Tea Houseです。



チベット料理と精進料理のレストランで、おしゃれな雰囲気で食事ができます。



チベットのお茶やカレー、麺類など、ヘルシーで美味しい料理が揃っています。個人的にはここの揚げ春巻きと



レンコンチップスが好きです。



場所は1区に2箇所です。

住所(2箇所)17-19 Trinh Van Can Dist1
31 Lý Tự Trọng Dist1
Tel+84 (0)91 787 67 88
(2店舗とも同じ番号)

ベトナムローカル店でも美味しいところもありますし、外国料理でもインド料理店、メキシコ料理などはベジタリアンメニューは存在していて人気のようですので、是非お試しください。

ベジタリタン対応のレストラン、料理は特に欧米人の多く住む2区(Thu Duc市)に多くおしゃれな店も多いので、在住者の方ならお休みの日などに家族や友人と訪問するのもオススメです。

ということで今回もAI Chatに一部情報収集を手伝ってもらいながら、僕の経験を取り入れつつまとめさせて頂きました。ベトナムで日本企業の進出のサポートを行っているとお客様と様々なレストランに行く機会がありますので、今回のベジタリアンレストラン以外でも色々とおすすめレストラン情報は持ち合わせております。

また、ベトナム進出について何か相談等ございましたら、

VIT Japan までご相談ください。

また、ベトナムビジネスの様々な情報を入手したい場合はYoutubeの

猪谷のベトナムビジネス情報チャンネル

をご参考ください。  


2023/05/13

ベトナムに進出済みのタイ企業について

ベトナムとタイは日系企業が海外進出としてASEAN進出を検討する場合には必ず比較候補となりますし、既にタイに進出済みの日系企業がベトナムへの販売、ベトナムへの第2工場建設等々、様々な理由でベトナム及びベトナムマーケットを注視しています。タイ進出済み日系企業だけでなく、タイ企業もベトナムでのビジネス活動を積極的に進めている中で今回はベトナムに進出済みのタイ企業についてご紹介を。

ベトナムに進出済みの主なタイ企業としては、以下のようなものがあります

• サイアム・セメント・グループ(SCG):建材、石油化学、紙などの分野で事業展開。南部バリア・ブンタウ省のロンソン工業地帯でロンソン石油化学プロジェクト(総投資額51億6,000万ドル)を建設中

• アマタ・コーポレーション:工業団地の開発・運営を行う。北部ハノイ市や南部ドンナイ省などに工業団地を保有し、タイ企業や日系企業などを誘致している。ドンナイ省のAmata工業団地には日系企業も多数入居している

• CPグループ:タイの巨大財閥の1社。食品、小売、通信などの分野を中心に幅広く事業展開。ベトナムではBigC(現Tops Mart)の運営を行っているほか、畜産物や飼料の生産も手がけている。

また、タイ企業が積極的にベトナム進出する理由としては、以下のようなものがあります。

• ベトナムとタイは戦略的パートナーシップ関係にあり、貿易や投資が活発に行われている。特にベトナムの貿易投資相手国としてタイは上位10カ国内にあり、タイの10〜20年遅れのベトナムマーケットはタイ企業にとっては魅力的。

• ベトナムはタイよりも人口が多く、経済成長率も高いことから、市場拡大やコスト削減などのメリットがある。また、RCEPやCPTPPなどの自由貿易協定により、関税や非関税障壁が低減されていることも進出の動機となっている。

というような感じです。

それ以外でもタイ人の海外旅行先としてもベトナムは注目されていたり(2023年1〜4月で約22万人のタイ人がベトナム訪問)、ベトナム人のタイ旅行も盛んになっていたりと今後も両国の関係性はどんどん濃くなっていくことが予想されます。

今回もAI Chatに一部情報をまとめてもらい参考にさせてもらいながら、ベトナムに進出済みのタイ企業についてまとめました。

ベトナム進出について何か相談等ございましたら、

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2023/05/12

ホーチミン市のレタントンエリア周辺のガールズバーについて

コロナ明け、2023年に入り日本人視察客も徐々に戻ってきている中で、ホーチミン市出張時に夜楽しめる店は?みたいな質問はちょくちょくと届くようになりました。

日本人街エリアであるLe Thanh Ton通り周辺などにカラオケやガールズバーがかなりあり、値段等どうなの?とかボッタクリは?みたいな質問を受けることも。

まず実際の話として、ボッタクリ事例は多数発生しております。数十万以上の事例も僕が知っているだけでも数例ありますし、100万円を超えるような事例も存在するようです。お店にもよりますがお客様が飲む飲み物が10USD程度、店員さんに1ドリンクプレゼントする場合のドリンクが7〜8USD程度というのが一つの相場なのですが、勝手に店員さんが数十杯のドリンクを飲んでいて1時間足らずで一人数万円みたいなプチボッタクリ事例は数しれずです。最近はカラオケのほうが飲み放題で定額料金で安いよねみたいな話もよく聞きます。

もちろん日本人経営の安心のお店もあるのですが、そこに到着する前に激しい呼び込みでついつい他の店に入ってしまってみたいなことも少なくないです。そんな中でホーチミン市内の日本人向けガールズバーのボッタクリの実態についてお伝えする動画を以前に作りましたのでご参考頂ければと思います。

  


Posted by いのっち at 11:54Comments(0)ベトナムビジネス

2023/05/11

幼い子ども連れの友人がホーチミン市に観光で遊びに来てくれた時に夕食に連れて行くオススメのベトナム料理店

コロナが明けて、すっかり世の中の往来が元通りになりつつある中で、今後お盆休み、冬休み、ゴールデンウイーク等の大型連休に昔からの友人などが子ども連れでホーチミン市に観光にやってくるなんてことが増えてきます。

普段、ベトナムビジネス出張やベトナム視察にお越しになったお客様など、大人の日本人の案内ならお任せをという方でも、子ども連れとなるとサポートの仕方などちょっと勝手が違ってくる中で、今回は幼い子ども連れの友人がホーチミン市に観光で遊びに来てくれた時に夕食に連れて行くオススメのベトナム料理店を。

まず、小学生未満の子ども連れの場合、味付け等で食べられない(辛い等)ものがある中で、その辺りを配慮しつつのメニュー選びとなります。また、きちんとしたベトナム料理の店だとPhoなど温かい麺類のメニューはあまり無いですが、子どもは麺類なら食べやすく好きな子が多いので、Phoなどを出してくれる店のほうが子ども用の対応がしやすいです。また、もちろん衛生面がしっかりと下店でないとダメです。

そんな中でおすすめのベトナム料理店としては、「Quan An Ngon(クアンアン・ンゴン)」があります。こちらは1区の有名店で伝統的なベトナム料理を比較的リーズナブルな価格で楽しむことができます。






子どもたちには、フォー(Phở)や揚げ春巻き(Chả giò)あたりがおすすめです。揚げ春巻きは、揚げた食感が楽しいおつまみ的な料理で、野菜や肉、エビなどの具材が巻かれています。






大人向けのオススメメニューとしては、バインセオ(Bánh xèo)やチキンライス(Cơm gà)があります。バインセオは、サクサクとした皮の中に、豚肉や海老、豆もやしなどの具材が入っており、サラダやハーブと一緒に食べることでさわやかな味わいが楽しめます。チキンライスは、鶏肉を柔らかく煮込んだご飯料理で、シンプルながらも風味豊かな味わいが魅力ですし、この2つあたりもそれほど味は濃くないのでタレに唐辛子などを使わなければ、ベトナム料理が初めての子どもたちも十分食べられる料理です。





また、店内は広く、料理を指さしながら選べたりしますので、子どもたちと一緒に調理している様子を見ながら注文することも可能で、退屈しのぎにもなります。



店の住所は以下です

Quan An Ngon :138 Nam Ky Khoi Nghia, Ben Thanh Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam

Quan An Ngonは大人だけで行っても十分に満足できる店なので、僕もベトナム進出準備で出張中のお客様などご案内することはちょくちょくあります。

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2023/05/10

ベトナムのボッタクリはどんな場所で起きているのか

ベトナム在住者なら額の大小はありますが、ほぼ誰もが経験しているボッタクリ。進出準備などでビジネス出張中のお客様が被害に遭われたりすると申し訳ないので、僕らも出来る限り事前にアドバイスしたりしてボッタクリ被害に遭わないようにサポートしているのですが、実際にどんな場所や相手からボッタクリにあうものなのか?ということについてまとめてみました。

用心してても0にはならないというのが実際のところなのですが、出張前などにこれを事前に見ておいて頂けるだけでも、かなりの被害は防げるかと思いますので一度ご覧頂ければと思います。




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Posted by いのっち at 17:39Comments(0)ベトナムビジネス

2023/05/10

帰任まで残り1年を切った場合にベトナムでやっておくべきことは何か?

ベトナムに駐在で来ている、あるいは現地採用だけど数年程度と考えているという方は、帰国時期がある程度見えてくるようになると、帰国前に何をしておけば良いだろう?と考える方少なくないです。ベトナムでしか経験できないこと、日本帰国後に活かせることあたりで何をしようか?と公私共に残り期間をどう使うか?と迷っておられるような方向けのお話です。


1.資格関連

まず、帰国後のことを考えると、帰国後に使える資格関係をというのが一つです。ネット大学やオンライン教育で学ぶことができます。MBAやPMPなどのビジネス資格、IT関連の資格などをオンラインで日本と変わらぬ形で学んでおくことも可能です。またベトナムだとある程度英語を使うのと、英会話スクールもあるので、TOEICやTOEFLなどの英語試験テスト成績のアップしておくというのも帰国後につながります。

2.経験

僕自身、もう14年近くベトナムで仕事をしていて、たくさんの方の送別会を行ってきましたし、帰国後にもお付き合いを続けている方が多数いらっしゃる中で、帰国後にお会いしたりして皆さんといろいろと話しをしていると、中小企業を除き、ベトナムでの経験は日本本社では評価されにくい場合が多いです。

特に大手企業などの場合、アジアの中でも決して大きなウェイトを占めないベトナムでの駐在は本社内でも決して高い評価ではないこと多いです。そのため、帰国後に自分の経験を日本本社でどうアピールするのかということも考えておくことは大事です。ベトナムでの業績や成果、現地スタッフとのコミュニケーションやマネジメント方法、現地市場や文化への理解などをきちんと本社に伝えて、後任の駐在者や後輩たちにアドバイスするのはもちろん、人事部などへもしっかりとアピール必要です。

3.人脈

ベトナムで培った人脈は、日本でのビジネスに活かせるものはそれほど多くはないというのが大半の帰任者の声ですが、自分の知らない分野で仕事しておられる方など、帰任後にふとしたタイミングでお世話になる場合も出てきますので、ベトナム在住時期に、様々な会合などに顔を出し、しっかりと人脈形成をしておかれることは重要です。

特にベトナムでの取引先や協力会社、同業他社などとの交流を続けておくと、帰国後に別の業務で取引が始まったりすることも多々あります。また、日本人商工会などの団体に参加したり、趣味のサークルや県人会、気の合う人と飲み会なども積極的に参加していると、日本帰任後の仕事では得られないような最新情報や世代を超えた人脈なども形成できますし、その時の人脈で日本でのビジネスが進んだり、あるいは転職活動ができたみたいな例も聞いております。

これらのことを帰任の数ヶ月前から慌てて頑張られる方もいらっしゃるのですが、少なくとも帰任1年くらい前までには積極的に取り組み始めて、帰任を迎えられるというのが良いかと思います。帰国後の次のキャリアに活かせるような充実したベトナム生活を送って頂ければと思います。

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Posted by いのっち at 11:08Comments(0)ベトナムビジネス

2023/05/09

ベトナムで見かける日本の技術力の衰退がよく分かる話

もう2年以上毎日更新を続けている僕の猪谷のベトナムビジネス情報チャンネルのYoutube動画ですが、AI ChatのBingに

僕のYotubeチャンネルの中でオススメの動画はなんですか?

と聞いてみましたところ、ベトナムで見かける日本の技術力の衰退がよく分かる話が一番に上がってきました。まだ見たこと無い方はぜひ一度ご覧ください。


  


2023/05/08

ドンコイ(Dong Khoi)通りから比較的近くておすすめのホテル

ホーチミン市にビジネス出張や視察、観光などで滞在時にホテルを選ぶ場合、日本人街であるLe Thanh Ton通りから近い場所、お土産屋など観光客向けのレストランなどが揃ったDong Khoi通りから近い場所というのを選ぶ時に参考にしておられる方多いです。

特に日本人は歩いてウロウロするので、土地勘を活かすためにもある程度分かりやすい場所からの距離というのを考えられる方多いですが、そんな中で、Dong Khoi通りから比較的近くておすすめのホテルを今回はご紹介。

今回ですが、4つ星ホテル以下、1泊120USD以下、Dong Khoi通りから比較的近いというのを条件にしておすすめのホテルをチョイスしてみました。


1 Edoya hotel Dong Khoi:テラスを提供するホテルで、そばにはいくつかの有名観光スポットがあります。エアコン付きのお部屋にはデスク、ポット、冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカーが備わっています。Dong Khoi通りから約600mですhttps://www.booking.com/hotel/vn/edoya-dong-khoi-quan-1.ja.html

2 Liberty Central Saigon Citypoint Hotel:屋外プール、フィットネスセンター、サウナを提供するホテルで、サイゴン・オペラハウスやホーチミン人民委員会庁舎に近く、館内全域で無料WiFiを利用できます。エアコン付きのお部屋には薄型テレビ、専用バスルームが備わっています。Dong Khoi通りから約300mです。
https://www.booking.com/hotel/vn/the-myst-dong-khoi.ja.html

3 Silverland Yen Hotel:屋上プール、スパセンター、レストランを提供するホテルで、サイゴン・オペラハウスやホーチミン人民委員会庁舎に近く、館内全域で無料WiFiを利用できます。エアコン付きのお部屋には薄型テレビ、専用バスルームが備わっています。Dong Khoi通りから約400mです。

https://www.tripadvisor.jp/HotelsNear-g293925-d1784754-Dong_Khoi_Street-Ho_Chi_Minh_City.html

って、このホテルどうやって選んだの?と思われた方もいらっしゃると思いますが、実はこれAI ChatのBingに依頼して探してもらったんです。それぞれ、Booking.comやTrip Advisorなどを検索して、その中で僕が指示した条件と評価の高いホテルの中から選ばれたのが今回のホテルです。ただ、シチュエーションごとに選ぶホテルなども随分変わってるので、細かい部分ではまだ人間のほうが上かなと思いますが、経験の浅い駐在者のアドバイスよりはAIの方が上でしょうね。

2のホテルは確かにお客様でも選ばれる方多いですし、評価も高いです。ほんと、AIの力を自分自身のビジネスにどう活かすのかという時代になってきましたね。

ベトナム進出時の様々なご相談は

VIT Japan までご相談ください。

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2020/06/25

今、仕事のためにベトナムから日本に一時帰国したらどうなるかシュミレートしてみた

最後に一時帰国してから約5ヶ月。これまで年に3,4回は仕事で帰国してた中で、これだけ長くベトナムにいるのはかなり珍しい状態になってきました。



もし、営業活動(2週間)のために日本に戻った場合、現況だったらどうなるんだろう?とちょっとシュミレートしてみました。

(ベトナム帰国時は2週間隔離施設&2週間自宅隔離の前提)

まず、ホーチミンから日本への帰国はANAの片道チケットで8万円ほど。

成田空港到着後PCR検査を受けたら、レンタカー等を使えば結果も待たずに移動開始可能とのことなので、事前にレンタカーを予約しておき、実家のある大阪に向けて移動を。

レンタカー代をネットで検索してみたところ、

成田空港~梅田で距離568km



高速代金が1.5万円ほど

仮に1Lで20km走るとして30Lほど必要なので1L150円として約5千円、レンタカー代がネット上の見積もりでビッツなどのタイプで1.5万円ほどなので、合計すると3.5万円ほどかかる計算。

そこから2週間は自主隔離ということで実家で2週間過ごした後、2週間後から業務開始。

約2週間日本国内で活動して、その後今後不定期ながら飛ぶ予定の日本ベトナムの便に乗り、その後ベトナム国内のリゾート施設で2週間隔離を受けるとするとホテル代、エアチケット代で約40万円ほどのようです。

そして、2週間の隔離施設から出たら今度は2週間の自宅隔離が続き、ようやく職場復帰。

合計で8週間(うち2週間は日本で仕事)

そして費用は

8万円+3.5万円+40万円=51.5万円

隔離施設からホーチミンの家に戻るに当たっての移動手段の費用は考慮してませんし、実家から成田空港までの移動手段の費用も含めるとさらに増えるかと。

実際、10年以上ペーパードライバーの僕が500km以上の距離をレンタカー運転も全く現実的ではないですしね。

また、日本からの入国に当たっては弊社ベトナム法人より受け入れ計画等々書類準備も事前に必要になるみたいですし、色々と大変みたいです。

また、平常時ならどんなに高くても往復チケットが10万円を超えることは無い中で、約5回分の帰国費用がかかってしまうようです。

約50万円、6週間もオフィスで業務できない時間発生の日本出張は今のところ全く現実的では無いですね(もちろん、隔離期間ある程度リモートで仕事は可能ではありますが)。

隔離の基準がもう少し緩くなってくれたりするともう少しマシにはなると思うので、その時期が来るまではベトナムで過ごすしかなさそうです。

今、僕が入手している情報に基づいてなので、この部分ちょっと違うよってのもあるかもしれないので、その場合は是非コメントを。
  


Posted by いのっち at 10:55Comments(1)ベトナムビジネス