2017/12/31

ようやく指が動かせるように

意識を失ってから4日目、徐々に回復していく中で、朝起きたら手足の指が動かせるようになってました。そして、懸命に踏ん張っていたら何とか腕も動かせるようになり、ようやく身体の自由がほんのちょっとですがきくようになってきました。

日本の病院と違いナースコールが無いため、看護師さんに来てもらおうと思うと何かの形で呼び止めないといけないのですが、相変わらず管が入ったままなので声は出せないもののこれでベッドを叩くなどして呼びかけることができるようになりました。

そのため、看護師さんに例えば痰が詰まっているので取って欲しいなどと手でベッドを叩いたりして意思を伝えようとするのですが、ベッドにやってきても言葉が話せないので、彼らには伝えたいことの半分も伝わらず、

また彼らが話すベトナム語もまだまだ僕のベトナム語力の不足から理解できないことも多く、彼らからすれば何だか意味もなく呼び止めようとするみたいな感覚を覚えたようで、しまいには一部の看護師は僕がベッドを叩いても無視して通り過ぎていく始末。

こっちは様々な理由で助けて欲しいということで呼びかけているだけに、この無視されるという行為が非常に辛く、また次の看護師が近くを通るまでの数分~5分程度の時間が僕には何十分もの時間に感じるくらいに長く苦痛なものでした。

また、回復していくに連れて、このコミュニケーションができないこと含め様々なことで病院の入院生活そのものがかなり苦痛になっていくのですが、それはまた次回。

ここまでの経緯は下記です。














この後の経緯は下記です。








  


Posted by いのっち at 08:45Comments(0)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/30

HIVの感染可能性大

今回、最初に行った外資系クリニックでの出来事。入院当日の朝に高熱を出す原因が分からないため、細菌専門の医師が問診をしてくれるからということで、お会いし色々と質問を受けました。

例えば、

「過去3か月以内にベトナムでジャングルのような場所に行きましたか?」

とか

「過去3か月以内にベトナム以外の外国には行きましたか?」

とか

「最近、どんな生ものを食べましたか?」

みたいな10くらいの質問を受け、それぞれに答えました。そして、全ての質問が終了し、しばらく先生が離れて、僕のところに戻ってきて、

「先ほどは問診ありがとう。先ほどの質問に対する回答から推測するに、僕は君はこれから言う、3つのどれかに感染している可能性が高い。可能性の高いものごとに順番に検査をしてみたいのだが良いですか?」

と言われたので、一刻も早くこの高熱を下げたいと思う僕からすれば

「是非」

ということで回答をお願いしたところ、

「まず、君が1番感染している可能性が高いのはHIV(エイズ)だ。この可能性が一番高い。」

とのこと。

全く身に覚えがないので、

「え、そのようなことにつながる行為は全くしていないのですが本当でしょうか。」

と返したのですが、

「いや、君はHIVの可能性が一番高いからすぐに検査をすべきだ」

と言って聞かなかったので、そこまで言うのならお願いしますということで直ちに検査をしてもらったのですが、約1時間後Negative(陰性)との結果が。

その細菌専門の医師は結果さえ告げずそれっきり僕のところにはやってこず。もちろん、その後HIV以外の検査も実施せず。ちなみにそれ以外の可能性は、2番目がデング熱の東南アジアタイプ以外のもの、3番目はジカ熱でした。

しかも、精算の時に

「細菌専門の医師より、問診代及びHIV検査代は無料ですと言われたので結構です。」

とのこと。

もはや何のための問診で何のためにこの時間使ったんだという状態。この時に肺炎に気づいていてくれればおそらくもう少し早い処置ができたはずなのですが。もはや笑うしかない結果でした。

調べてみると日本ではHIVはこんな感じで自宅で検査を行えるのですね。





ここまでの経緯は下記です。











この後の経緯は下記です。










  


Posted by いのっち at 08:10Comments(2)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/29

入院し集中治療室へ2

それ以降も次から次へと友人やスタッフが見舞いにやってきてくれては呼びかけをしてくれている中、意識を失ってから3日目にようやく目を開けることができるようになり、見舞いに来てくれた人が誰かも分かるようになりました。

と同時に僕自身が周りを見ることができるようになり、ここはどこなんだろう?と部屋を見渡したところ個室に入れられている様子。どうやら集中治療室の中の個室に入れられていたようです。

ただ、動かせるのは目だけ。お見舞いに来てくださった方や病院の関係者にも何の意思も伝えられず、涙を流すということで、聞こえているということを伝えるのが精一杯でした。

ここから動き出せるようになって、日本に戻れるのがいつになるのかなんて全く想像もつかない中、日本やベトナムではお客様や友人たちが中心になり、万一日本へ緊急搬送しなければならない場合に備えて、募金活動を始めてくださっていた方々もいらっしゃったようです。

後でこの話を聞いた時には、感謝のあまり涙が止まりませんでした。

また、調査や翻訳、イベントなどの業務についてお客様が納期を変更してくださったり、同居企業の方がフォロー対応してくださったりと、スタッフや友人の皆さん以外にも本当に多くの方がサポートくださったことで、何とか入院期間中も大きなトラブルなく、業務を進めることができました。

また、面会時間が朝6~7時、夕方15~16時と限られた時間である中で、スタッフのメンバーも早朝から病院にやってきて報告や確認をしてくれたりと本当にありがたい限りでした。

ある意味、友人やお客様、スタッフのありがたさを改めて実感する入院期間でした。

ここまでの経緯は下記です。









この後の経緯は下記です。











  


Posted by いのっち at 08:30Comments(0)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/28

100万PV到達

入院期間中の話題はちょっと休憩で。この入院期間中に僕のブログが通算100万PV到達してました。


2010年7月にブログを開始したので、約7年半で100万PV到達です。平均すると1年で約13万PV、1か月1万PV程度のペースですが、実際のところはこの1年くらい月間2〜3万PV程度なので、

最初から比べるとどんどん見てくださっている方が増えているのは間違いないようです。コツコツと続けて行けばここまで行くのだなぁと嬉しい限りです。


来年もたくさんの人に読んで頂けるようなベトナム情報を中心とした様々な記事をアップしていこうと思いますのでよろしお願い申し上げます。

  


Posted by いのっち at 17:54Comments(0)

2017/12/28

入院し集中治療室へ

ベトナム人の親しい友人が付き添ってくれて病院に入院早々、酸素マスクがつけられレントゲン検査が行われます。すると肺が真っ白で重度の肺炎だったそうで、しかもかなり前から肺炎になっていたことが判明。詳しい検査は翌日にってことでともかく集中治療室へ(友人は一晩中別室で待機していてくれたのだそうです)。

真夜中の病院は次々と次々と呼吸器系の重症患者が運び込まれ、僕らの横でも心臓マッサージが行われていたりと、何だか野戦病院状態。えらいところに来てしまったなぁと思いつつ、苦しい呼吸をしつつ寝れない夜を過ごしました。

そして、翌朝になり詳細検査をということで検査のために身体を移動させた瞬間、一気に血圧が下がってしまったようでそのまま僕は意識を失ってしまいました(かなり危険な状態になってたようで、原因金を探してたら間に合わないということで緊急に可能性のあるウイルスに対応できる抗生物質を入れ続けたようです。)。

そしてそのまま24時間以上意識を失ってしまったようです。次に意識を取り戻した瞬間、目すら開けられない状態になっており、しかも口や鼻にはチューブが入れられているのが感覚で分かります。

これはえらいことになっているということだけは分かるのですが、声すら発することができない状態であり、ただただ寝ているだけの状態。

この状態はいつまで続くんだろう?ひょっとしたら2度と身動きできないのかもしれないと思いながらいたところ、数名の友人が見舞いに駆けつけてくれ、そして大声で

「おーい、いのっちさん。生きてください。目を覚ましてください。」

と何度も何度も叫んでくれていました。

ただ、その声が聞こえても僕は何の反応も返すことができません。何とか意思が伝わっていることを伝えたいと思うものの、指も含め、身体のどこも動かすことができないどころか、目を空けることすらできない状態。

これから先、僕は本当にどうなっていくのだろう?、ひょっとしたら植物状態になってしまっていて、二度と誰ともコミュニケーションができないのではないかみたいなことを思っていました。

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ここまでの経緯は下記です。







この後の経緯は下記です。













  


Posted by いのっち at 07:10Comments(2)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/27

発病から入院まで3

夕方家に帰り、解熱剤を飲み何とか夕食は摂ったものの、一晩中高熱は下がらず、これはやばいということで翌朝7時から同じ外資系クリニックに行き、事情を説明したところ原因がつかめないので、ということで細菌の専門ドクターに問診を受けたりしたものの、一向に改善は見られず。

(実はこの細菌専門のドクターが問診の結果、可能性が高いと言ってきた病名が大笑いするものだったのですがそれはまた改めて)

ともかく一度会社にってことで、会社に出社したもののとても仕事などできる状態ではないということは自分でもわかったため、最低限の指示をスタッフに伝え、ランチだけでも食べてからと思って近くのよく行く日本食レストランに行ったものの、ほとんど口に入れられないくらいにひどい状況で再び外資系クリニックへ。

そこで、外資系クリニックの先生(昨日までとは別)よりあまりにも様子がおかしいので、今夜は自宅に戻るのは良くないということで入院することに。

そのうち、朝の血液検査の結果が出てきて明らかに「血液中の酸素量」が落ちているのでということで、酸素チューブを鼻につけられ、部屋にいると先生より「明らかに肺の様子がおかしいので、ローカル病院に転院して詳細検査を受けた方が良い」と告げられ、そのまま救急車でローカル病院へ。

ここからが僕の約2週間にわたる長い入院生活がスタートします。


ここまでの経緯は下記です。






入院後の経緯は下記です。















  


Posted by いのっち at 17:41Comments(1)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/25

発病から入院まで2

では、まず僕がいつ頃どんな風に発病したのかというと、一番最初に風邪の自覚症状を感じたのは12月2日土曜日(入院は12月11日)の午後でした。

夜、会食が入っていたのですが、寒気を感じながら会食をこなして、家に帰って体温計で測ってみたら38度台前半。

毎年のことですが11月はお客様のピーク時期であり、翌月の12月は過去にも体調を崩したり発熱したこともあったので、

「あー、また今年も疲れが出てきてるんだなぁ」

と翌日以降も来越客が続く中で早く治そうとすぐに寝ました。そのため翌朝には37度ちょっとまで下がり、これで何とか乗り切れそうだと思いながら翌日以降も仕事をこなしておりました。ただ、5日過ぎても一向に治るどころか発熱は高くなる一方(昼は37度くらいまで落ちるのですが)、一度会食後にファミリーメディカルクリニックへ。

血液検査などをした結果、デング熱、マラリア、ジカ熱などいわゆる東南アジアに多い伝染病などにはかかっておらず、ドクターからは「単なる風邪ですね。」ということで解熱剤だけ処方され帰らされました。

この時点で何か強い抗生物質でも投与してもらっていればひょっとしたら違っていたのかもしれないですし、僕自身も単なる風邪だということで、しっかりと休息などを取らず薬のみで、そのまま仕事を継続してしまったのがまずかったようです。

そのため、10日近く経っても治らないどころか、だんだん解熱剤も効かなくなってきており、熱で寝れないくらいになってきたので、ちょっと何か違うのかも?ってことで10日(日)午後に再度同じファミリーメディカルクリニックへ。

前回発病5日目に行ったのですが、今回は10日目。どう考えても何か違う病気なのでは?と伝えたのですが、担当した医師(たまたま初診と一緒)が何故かいきなりデング熱、マラリア、ジカ熱の検査をし始め、全て陰性。

僕自身、この検査には疑問に思ったので

「発病後5日後に来た時に行ったのと再度同じ検査が、何故必要なのだ?」

と聞いたところ、この費用は請求しないからと医師が言い出し、その代わりにレントゲンと内臓エコー検査を受けるようにと言われ、レントゲン検査と内臓エコー検査。

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この時点で肺炎のかなり重篤な状態になっていたみたいなので、レントゲンを見れば通常ならすぐ分かるようなのですが、しかし、医師の結果は特に異常なし。ただ、僕の中ではどう考えても異常なしでは済まされる状態ではなかったのですが、この時点での僕の最大のミスは医師の判断を信じ別の外資系クリニックへ再受診に行かなかったことです。そして、その判断ミスが翌日一気に現れます。

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他の経緯はこちら



















  


Posted by いのっち at 08:20Comments(3)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/24

発病から入院まで

何とか辛うじて日本に戻れました。飛行機が関空に到着した時は

「生きて、日本の地をもう一度踏むことができた」

と軽い感動がありました。

ただ、入院による体力の落ち込みが激しくちょっとしばし休養予定です。(メール等も医者からしばらくパソコン触るなと言われているため全く見ておりません)。

ただ、このままだといったい何が起きたかを記憶にとどめれないので、覚えていることを書き残すためにちょっとこのブログだけは更新(いつもより短め)ですがしようと思います。

また、完治したのちにきちんと文書修正しますので、しばしご容赦を。

まず、今回ですが僕は、12月11〜23日までの13日間、ベトナムのローカル病院でICUにて入院しておりました。最終的な病名としては肺炎、急性呼吸不全敗血症急性肝腎機能不全というもので、一番ひどい時期には最高血圧が40を切り、生死五分五分という状況で、一刻も早く日本の家族を呼んでくださいという状態になったようです。ここまで至った原因は当初4回も通ったホーチミン市のファミリーメディカルクリニックが症状を全く掴んでくれず放置してくれたことのようです。

ただ、僕自身、年齢は40台前半で普段は健康体そのもの、これまでにも大きな病気もしたことないですし、持病も全くない状態。そんな僕が海外で命の危機まで迫る状況に何故なったのかを発病から入院、そして退院までの様子をお伝えしようと思います。

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かかった医療費のこともまた書きますが、皆さんも海外に行かれる前には保険入っておいてくださいね。





詳細の経緯はこちら





























2018/01/13















  


Posted by いのっち at 12:19Comments(2)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/23

無事退院しました

既にFBなどでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実は11日より重度の肺炎でベトナムのローカル入院しており、何とか先ほど退院いたしました。

ご迷惑をお掛けした方には深くお詫び申し上げますとともに、様々な方にご支援を頂いたこと深くお礼申し上げます。





また、詳細は改めてブログに書きますが、生きて病院を出れるかも微妙なところまでいっただけに、退院後のラーメンの味は感激でした。



  


Posted by いのっち at 15:37Comments(2)ベトナム肺炎入院生活

2017/12/09

銀行に起業資金300万円握りしめて行った時の話

たまにはベトナム来る前のネタを。

7年半前、僕がベトナムに渡ろうと決め、このお金が無くなれば日本に帰ってこようということでベトナムでの会社設立資本金として
300万円を用意し、それをベトナムの自分自身の口座に送るため銀行へ。

ある都銀さんの支店に300万円握りしめて訪問して、




「海外で会社作るための費用として、300万円ベトナムに送りたいのですが」

と言ったところ、

「うちじゃ送金できないから本店に」

と言われてしまい、都銀の本店窓口へ。こんなところで会社設立のために300万くらいのお金送ってたら鼻で笑われてるんだろうなとか思いつつ窓口へ行き、

「海外で会社作るための費用として、300万円ベトナムに送りたいのですが」

と言ったところ、受付のお姉さんが

「どのようなビジネスを開始されるのですか?」等々根掘り葉掘り。ああ、疑われているんだなと思っていて仕方がないので正直に答えたらようやく送金OKとのこと。

数分間、椅子で待ってたら、受付のお姉さんから再度呼び出され、送金完了の書類を。そして、

「いのっちさん、あなたの海外で自ら挑戦しようとする志、本当に感動しました。私たちはこんな程度のお手伝いしかできませんが、いのっちさんのベトナムでのビジネスが上手くいくよう心からお祈りしておりますので」

とのこと。まさか、銀行の窓口の方からこんなこと言われるなんて想像もしておらずびっくりでした。本店なので、何億もの海外送金が毎日のように行われている中で、この少額を何のために送るんだろう?と不思議だったのでしょうね。

お姉さんが送ってくれた300万を使って今の弊社ベトナム法人は今も続いております。お姉さんに感謝しないとですね。

  


Posted by いのっち at 13:54Comments(3)

2017/12/08

在住者のくせにこんなこともできないの?

数か月前、以前に1,2度お会いした方からメールが。

「来週うちのトップとホーチミンに行きます。〇日〇時に御社を訪問したいのですがスケジュールいかがでしょうか。また、某公的機関のトップと面談したいのでアポ調整お願いします。」







その公的機関は面談希望の場合はネット上で申し込めるようになっているので、僕らも日本側の地元組織に連絡するか、ネット上での申し込みをURLつけて送ったのですが、

「うちの社長が面談を希望しているのになぜ動いて頂けないのでしょうか、また御社はホーチミンにて7年も進出支援をしておられるのにこの程度のこともできないのでしょうか?」

とのこと。うちの社長って言うんですが、日本でも名だたる企業でもなく単なる中小企業。

唖然としてたら、それっきりメールが来なくなりましたし、うちへのアポを指定した時間にも現れず。在住者は何でもできるわけじゃないのですが。でも、在住者は毎年何名かは会っているのでしょうね。

  


Posted by いのっち at 09:40Comments(10)

2017/12/06

日本のお客様から教えてもらう美味しいベトナム料理の店

来越中のお客様とベトナム料理をって話になるとたいていの場合、僕らがお店を決めますが、

たまにお客様からこの店行ってみたいということで指名が入りその店に行くことがあります。

日本のガイドブックに載っているような店だとたいていの場合、値段の割にイマイチみたいな店が多いので微妙なのですが、たまに




「よくこんな店ご存知でしたね。」

と思わずびっくりするようないい雰囲気かつ美味しい店に案内されることがあります。

先日お客様の紹介で行った店もそうで、雰囲気もお料理も問題なしでかつリーズナブル。聞くとネット上で見つけられたようなのですが、1区中心街にあるにもかかわらず僕は全然知りませんでした。

在住が長くなるにつれてついついお気に入りの店が固まってしまっていて、新規を開拓する努力が欠けてたよなぁと反省です。ホーチミンという街がどんどん進化するのだから、今日より明日の方がもっと良い店ができてるはずってことで常にお客様に喜んでもらえる店探さないとです。

  


Posted by いのっち at 13:47Comments(2)ベトナムローカル情報

2017/12/04

異国の地で始まる若者たちの恋

ランチにサンドイッチの美味しい店で食事をしていたら、隣に20代半ばの男女が。どうやら、男性韓国人、女性タイ人の様子。

どうやら同じ職場の2人のようで、一緒にランチに誘い合って今日はこの店にやってきたみたいです。

英語での会話だったのですが、まだ、知り合って間もないのかお互いの自己紹介やSNSの交換などをしてましたが、明らかに両方とも好意的に感じている様子。


おそらく外資系のどこかの企業で働いているのでしょうが、英語でコミュニケーションしながらこんな風に異国の地で外国人の若者同士の恋が始まっていくんだなと、日本人のおっさんとベトナム人のお姉さんのストレートな愛人関係ばかり見ている僕には何だかほのぼのした微笑ましい光景でした。


  


Posted by いのっち at 12:29Comments(2)

2017/12/03

店舗の合理的な使い方

先日、Nguyen Hue通り で12,000USDの家賃の物件の話をブログに書きましたが、その隣が雑貨屋さんだったのが先日急に閉店。

やっぱり厳しかったんだなぁ、次はどんなテナントだろう?と思っていたら、

このエリア定番のお茶屋さんっぽい看板が出てたので、またお茶屋さんかと思っていてオープン時にちょっと中を覗いてみたら、


何だか奥にお茶屋サンっぽくない雰囲気が。

なんだろう?と思って店の中に入っていったところ、何と潰れたはずの雑貨屋が。
















どうやら、家賃が高すぎる中で入り口部分は集客にもつながるお茶屋さんにまた貸しし、後ろ側にて雑貨屋を継続させるということのようです。

お茶屋さんからしてもとてつもなく高い家賃のエリアで全部借り切らないといけない中で一部を借りてくれることで家賃負担してくれるのはありがたい話ですよね。

同じ入り口の動線を使うという部分で両者が合意できれば全然ありですよね。こういう合理的な使い方見習わないとなぁと思います。

  


Posted by いのっち at 12:44Comments(2)ベトナムビジネス

2017/12/02

ベトナムの銀行が無くなる日

ベトナムには35行程度(破綻状態で実質吸収されているものもあるようで正確な数字が不明)の銀行が存在するようで、

経済の中心地であるホーチミンやハノイには多数の銀行の支店が軒を連ねていますし、

新規の支店開設も続々と行われています。





10年くらい前まで国民の口座保有率は2割以下と言われていたのが、現在口座数だけで言うと100%を超える(1人が複数を持ってる可能性が高いので実際は半分程度の予想)状態にまで来ているそうで、この一気の伸びもあり、銀行は新規の支店を増やしているのでしょうが、大半の支店は日本と比べると混雑率かなり低いです。

10年くらい前に銀行の支店に口座を開けてお金を入金した時にはその混雑度合いに閉口したのですが、今や近所の支店に僕が両替などで訪問しても誰も他のお客様がいないってこともちょくちょくあります。日本だと月末の閉店直前の時間帯だとATMとかすらすごいことになりますが、ATMなんかも大混雑していると言えば、工業団地に1か所しかない銀行のATMの給料日くらい(これはワーカー達が現金引き出しに並びますので)。

というのも、正確な数字は調べられなかったのですが、ベトナム人はインターネットバンキングやデビットカードの利用に対する抵抗が少なく、おそらく日本なんかより利用率が高いのではと思われます。

つまり、荒っぽいまとめ方ですが、銀行窓口に行くのは10年以上前から個人で口座を開けている個人や企業、インターネットバンキングで済ませてしまうのはそれより以降に銀行口座を開けて取引を始めた人たちみたいな感じで、後者の方は銀行口座開設と同時にインターネットバンキングがセットになっていて、そのまま抵抗なく受け入れたことでわざわざ支店に足を運ぶというのはよほどのことがない限り行っていない
のではと思います。

弊社で販売しているアパレルの販売事業などでもお客様が商品を買おうとしてお財布を開いたら「お金が足りない」ってことになり、「じゃ、今から振り込みますから」ってことでネットで振り込んでくれて、数分後にはSMSで着金のアラートが鳴り、その場で商品の受け渡しなんてこともちょくちょくありますので。

以前にベトナムはATMがどうしてこんなに少ないのだろう?と思っていたのですが、よく考えたらみんなインターネットバンキングを使っていると考えたら納得の話でした。

これにプラスで電子マネーや仮想通貨が一気に進む可能性も高い国である中、一気に普及し始めると雪崩を打ったように街から銀行が消えてなくなってしまう可能性も。

日本でも大手都銀がここから5年くらいの間に数万人のリストラ計画を出していますが、ベトナムはもっとドラスティックに銀行のリストラや再編が進むのかもしれないです。個人的にはネット専門の銀行みたいなのが出てきたり、アリババなどの外国の大手が電子マネーに参入してくるタイミングが1つの分岐点になるのかなぁと思っております。

ベトナムの銀行業界もタクシー業界と同じく殿様商売してるよなぁと思うことが多かった中、ベトナム大手タクシー業界の一気の凋落っぷりを見ている限り、坂道を転がりだしたら早い気がするのは僕だけでしょうか。  


Posted by いのっち at 18:20Comments(2)仮想通貨・ビットコイン

2017/12/01

セクシー床屋へ

ベトナムのホーチミンに旅行に来た人たちなどが前を通るといつも話題になるセクシー床屋

入口付近やガラス張りの店内にセクシーな格好のお姉さんたちがいつもたくさんいて、いかがわしい感醸し出しているのですが、実際全然ノーマルです。

先日、お客様がセクシー床屋に行ってみたいとのことだったので、僕も何年かぶりに行ってみました。



1階は髪洗ってくれたりするゾーンですが、2階ではマッサージと耳かきをしてくれるのでそっちを選択。

耳かきはこのセクシーなお姉さんではなく、プロっぽいおばさんが「こんなに耳垢溜まってたとは」というくらいの量の耳垢出してくれます。

そして、セクシー床屋の象徴みたいなお姉さんがノーマルなマッサージをしてくれるのですが、これがどうしようもなく下手でして。40分くらいしてくれたのですが全然効果なしでほぼ意味なし。

けど、チップだけはしっかり20万ドン要求され、全部で60万ドンほど。相変わらずこの入り口の衣装で客を釣ってるだけだなぁと思うのですが、世にスケベなおっさんが絶滅しない限りこの店はずっと続くのでしょうね。まあ、旅の思い出のネタとしては面白いですよね。


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また、旅のエロネタで言うと、こっちの記事の方が面白いかもです。



売春婦関係だとこの話は結構面白いかと。



レタントン界隈のエロマッサージセクシー床屋以外にも色々と面白い経験のできるホーチミンです。
  


Posted by いのっち at 09:16Comments(4)ベトナムローカル情報