2017/10/31

ベトナムのタクシー業界倒産秒読みか?

既に何度かこのブログでも話題に出してますし、巷でもかなり話題になっているタクシーアプリによるベトナムタクシー業界の苦境。







先日も今年だけで1万人以上のビナサンタクシーのドライバーが退職したという衝撃的なニュースが流れてましたが、いよいよ本当に会社そのものがやばくなってきたみたいです。

この1週間ほど特に下げがきつかったので、付き合いのある証券会社のスタッフに状況を聞いたのに対してのレポートによると既に短期借入金額よりも現金保有額が少ない状態のようだとのことで、短期の借入で支払いや満期を迎えた短期の借入を返すような完全に自転車操業状態ではないかと思われます。

ベトナムは日本みたいに手形を出す習慣が無いので不渡りというのはなさそうですが、このままだとどのタイミングでキャッシュが尽きるかって状態なのでしょうね。

今のところ全面支援してくれるような銀行も現れていないようで、このままだと本当にやばいかもしれないとのこと。決算的には黒字とのことなのですが、ここはベトナム。どこまでその決算信じて良いのやらって感じで粉飾決算の可能性は十分ありますので。

ちなみにグラフはこの1年間のVN INDEX30とビナサンタクシーの株価の比較で、VN INDEX30がこんなに順調なのにビナサンタクシーはその真逆を歩んでる状態。右下の方を見て頂くと分かるのですが特にこの1か月くらいで株価もまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで下がってます。ちなみに本日現在1株14,700VND。ベトナムって元々1株10,000VNDなので額面割れが見えつつあります。

また、10月に入って株式の取引量も急激に増えているようなので、長期保有していた投資家たちが投げ売り状態なのでしょうね。1年前までの株価知ってる僕からすればたった1年でここまで業績悪化してしまうんだと実感しますね。

  


Posted by いのっち at 18:25Comments(4)

2017/10/31

日本語と韓国語、どこが違うの?

日本からの帰りの飛行機で斜め前にアジア系アメリカ人の20代くらいの若者が話していた内容がハチャメチャで笑える話だったのでちょっとご紹介。

2人掛けの席で隣には日本人女性が座っていたのですが、

その女性の関心を引きたいようで英語でマシンガントークで話しかけていたのですが、そもそも日本についてもよく分かってない様子。


彼「日本ってさ、どんな言語話すの?」

女性「日本語です。」

彼「じゃ、韓国は?」

女性「韓国語です。」

彼「えー、なんで?隣の国なのに違う言葉話すの?同じ言葉話せばいいじゃん」

みたいな感じでもう無茶苦茶で笑えるレベル。女性も明らかに横を向き、頼むから話しかけないでオーラ全開だったのですが、全然気にせずずーっとこんな感じでフライトの半分以上話しかけてました。

しかし、アジアに行ったことのない欧米人からすればアジアの認識ってこんな感じなのかもしれないですね。ベトナムとカンボジア、どうして違う言語使ってるの?とか。中国とベトナム、なんで仲が悪いの?みたいなこと平気で思ってそうです。欧米でイギリスとフランス、どうして同じ言語話さないの?って言ってるようなものなんですが。

しかし、彼は顔つきを見る限りどう見てもアジア系。もうちょっと歴史勉強しようよってところですね。

  


Posted by いのっち at 15:41Comments(2)

2017/10/31

この場所どういう商売なら成り立つんだろう?

毎晩何万人ものベトナム人が夜になると集まるNguyen Hue通り。一部の角地を除きおそらくホーチミンで一番家賃の高いエリアかと思います。

1週間ほど前、空き物件が出ていたので、うちのスタッフに家賃がいくらなのかを確認してもらいました。






すると、約80平米の物件で何と月額家賃12,000USD。

仮に台湾茶などドリンク類で比較的粗利の高いビジネス(80%くらい)でこの辺の相場の1杯2USDで販売したとして

1杯の利益2×0.8=1.6USD

12,000USD÷1.6USD=7,500杯

7,500÷30=250杯

ってことで毎日250杯販売してようやく家賃分が捻出できる計算。プラスでランニングコストで人件費、光熱費などがかかってくるでしょうから、実質1日300杯以上売らないと厳しいのでしょうね。

ってことは仮にお昼間に50杯売れたとして、夜だけで250杯。みんな集まってくるのは夜19〜22時くらいなので、1時間に80杯以上売らないと厳しい計算。1分間に1.4杯ずつってことで夜の営業時間はずっと絶えることなく注文を受け続けてようやく家賃と人件費と光熱費が出るか出ないかの計算。

毎晩何万人も来てるとはいえ、いろんな店を見てますが、そこまで毎晩ずっと列ができてる店はさすがにないです。もちろん雨の日もありますしね。ってことはこれ以上に粗利が良い上に客単価の良い商売じゃないと成り立たないってことですので、ほぼこの場所で採算を取るのは厳しいようです。

複数店持ってる店が採算度外視で広告宣伝費として出店でもしない限りもはや厳しそうです。さて、この場所にはどんな店が入るのかちょっと注目ですね。
  


Posted by いのっち at 00:02Comments(2)

2017/10/29

介護の技能実習生いよいよ開始

日本で新聞見ていたら、11月1日より「介護技能実習生受け入れ開始」という記事がでかでかと。

実際には書類などの関係上、始まるのは来年になりそうらしいですが、制度上は来月からなんだそうです。

僕の知り合いの技能実習生送り出し機関も来年春頃から日本にという話だったので、皆さん同じようなものなのでしょうね。



団塊の世代が後期高齢者世代入りするのがあと5年先に迫っていて、さらに介護業界の人手不足が深刻化する中でもう外国人に介護されるのはどうこうとか、



日本語話せないと受け入れられないとかそんなこと言ってられる余裕は無いのでしょうね。記事にはベトナム技能実習生に期待するという話も載ってました。

介護事業への外国人技能実習生の受け入れはある意味、日本が自分たちの労働力だけで自分たちの国を支えきれなくなった証拠なので日本人は外国人と共存する社会にどう対応していくかですね。

実際、介護以外にも飲食業はじめ、人手不足が深刻化する産業がたくさんある上に、外国人から見て日本で働くことが給与水準等で魅力的ではなくなりつつある中、ベトナム人が技能実習生として働きに来てくれる外国人には感謝しないといけないのでしょうね。


  


Posted by いのっち at 13:26Comments(4)技能実習生・留学関連

2017/10/28

もはや業務放棄ですね

日本で金融機関の前を通った時に、定期を呼びかける看板が。

預金利息の一覧が載ってたのですが3か月物から5年物まで全て0.01%。

つまりどれだけ長く預けようともこの金融機関ではつけてもらえる利息は全く一緒。

これだったら、複雑な計算式ではじき出して決めなくても僕でも決められる気が(笑)。


マイナス金利とかがある中で精一杯の利息が0.01%なんでしょうが、5%以上の金利が当たり前のベトナムと比較するのは気の毒ですが、トヨタとか優良企業の株式ですら2~3%くらいの配当利回りがある中でもはや業務放棄してますし、それころ、「うちには定期預金しないで」って言ってるようなものですよね(笑)。

同時に今後も物価が上がっていくことはありませんよって断言されているような光景です。景気は多少は良くなってきているようですが、まだまだ新規事業のためにお金を借りるような元気な企業も少ないし、元気な会社は内部留保をどんどん増やして、借入なんて起こさないのでしょうね。

お金はたくさんあるけど使い手はいないっていう、日本の現状を象徴しているのでしょうね。


  


Posted by いのっち at 17:40Comments(0)

2017/10/27

もはや全然価値無いね

今回の一時帰国中、一番驚いた光景がこちらです。なんと大手スーパーの格安お買い得品のコーナーに獺祭が。

2,3年前までは獺祭と言えば入手困難みたいな感じだったのが、去年くらいにはベトナムにも輸入されるようになり始め、

ついにスーパーの特売品コーナーに並ぶまでに。



もちろん、2割3分とか上の方のグレードの獺祭はまだまだなかなか入手できないのかもしれませんが、スーパーのお買い得品コーナーのコーナーに並んでたらもはや価値全くないですよね。

けど、実際にはこのタイミングがメーカーさんにとってはある程度ブランドができているので知名度がある中で、大手スーパーのような多くの人の目にするところに置くことで、名前は知ってるけど今まで飲んでなかった人に手ごろな値段で買えるので、一気に売れるから一番儲かるのでしょうね。

マーケティングの教科書に出てくるような事例ですね。

  


Posted by いのっち at 21:55Comments(2)

2017/10/27

仕事がどんどん来る人と来ない人の違い

東京で非常にお忙しい方々と会食。皆さん、とてつもなく忙しそうで、うち1名は宴会も早々に再び仕事へ。夜中まで仕事が続くのだそうです。

働き方改革とかで大企業などは無理矢理にでも働かせないみたいなこと可能ですが、その分、士業の方とかに思いっきりしわ寄せがきているのだそうです。




ただ、そんな士業の方も非常に忙しい仕事がどんどん来る人と来ない人とばらつきがあるみたいで、その大きな差はやはりコミュニケーション能力なのだそうです。

働き過ぎるのはどうか?って話もありますが、やはり仕事を頂けることほどありがたい事は無い中で、コミュニケーション能力って人生を大きく変えるものなのだなぁと改めて実感しますね。

  


Posted by いのっち at 12:33Comments(0)

2017/10/26

日本帰国時にプリペイドSIMのデータ通信にチャレンジ

今回の一時帰国、日本の携帯電話番号のSIMをうっかり忘れて戻ってしまいました。

再発行をと思って調べてみたところ、今僕の使っている格安キャリアは再発行まで数日かかるようなので、受け取るころにはベトナムに戻ってしまうのでちょっと難しそうな様子。

仕方が無いのでプリペイドの携帯電話をって調べてたら、データ通信のみのプリペイドSIMがあることが判明し、しかも1週間LTEが使えて約2,400円とそれほど高くない金額なうえに、UMOBILEのは空港で購入して即使用可能ってことだったので、どうせ電話はしないので今回はこれで行こうってことで空港到着して荷物を受け取って到着ターミナルにあるミニストップで早速UMOBILEのを購入しました。



SIMを携帯にさしたらすぐ使えるというほど簡単ではありませんでしたが、説明書に書かれた手順でやれば3分ほどでできました。

実際に使ってみたところスピードも悪くなく使えるのですが、ただ1点難点が。それは1日の制限量で200MBまでと書かれていたので、ま、それくらいあれば全然大丈夫だろうって思ってたのですが、携帯からパソコンにもデザリングして使ってたら全然容量が足りないみたいで、毎日夕方になったら速度が劇落ち。

でも、まあ、これだけ使えてたら携帯だけならほぼ問題なしですよね。それにしてもFBのメッセンジャーやLine通話のおかげでほんと電話回線使わなくなったんだなと実感します。

  


Posted by いのっち at 22:22Comments(2)

2017/10/26

ああいう大人にはなりたくないよな

所用のため、ちょっとだけ日本に戻っております。宴会後にラーメン屋へ。すると隣に大学生2名がやってきて、その会話が興味深かったのでちょっろご紹介。



2人は大学3年生のようなのですが、うち一人は日本での就職はせず海外で働く宣言を。どうやら、オーストラリアにワーキングホリデーに行き、そのまま現地で働こうということのようです。

「おお、すごいな。」

と思っていたら、友人の方がその理由を聞いてくれたのですが、その回答が、

「俺さぁ、この4年間大学まで毎朝電車で通ってたけど、いつもあの疲れ切った社会人たちを見ていて、ああいう大人にはなりたくないよなとずっと思ってたんだよね。」

とのことでした。彼の眼には毎朝通勤で見かける社会人たちは疲れ切った何の魅力も感じない存在みたいです。うーん、でもそんな社会人経験せずに海外で働いちゃうと、あんな大人にすらなれなくなっちゃうんやけどなぁと思いますし、彼の思うああいう大人たちの懸命の頑張りで今の日本は世界第3位の経済規模を保ってるんやけどとは思いますが


国内志向が吹ている日本人の若者が多い中で若いうちから海外志向を持ってくれることはうれしいことではありますね。
  


Posted by いのっち at 07:53Comments(2)

2017/10/24

タイ在住日本人とベトナム在住日本人が密にコミュニケーションすべき理由

先日、あるイベントでホーチミン在住タイ人の方と一緒になりました。

タイには日本人も多いので、彼らは片言の日本語とかも知っていて、色々な話で盛り上がったのですが、そんな中でちょっとびっくりの事実を聞きました。




それはホーチミンのタイ総領事館に在住登録しているタイ人はなんと300人しかいないのだそうです。

日本人が9,000人くらいのはずなのでなんと30分の1。きちんと登録している人が1割しかいないとしてもせいぜい3,000人。かなり少ないですよね。

確かに以前より、ホーチミンではほとんど観光客以外でタイ人を見かけることってないよなと思っていたり、タイ人がベトナム情報を取るのに苦労しているって話を聞いていたのですが、そりゃこんなに少なければ情報取れないよなってことみたいです。

これって裏を返すと日本人ネットワークを生かした方がよっぽどタイ人よりベトナム情報が取れるってことですよね。タイ在住日本人とベトナム在住日本人がもっと密にコミュニケーションすればタイとベトナム間のビジネスすら案外ベトナム人とタイ人がやるよりうまくできる内容もあるのかもしれません。

この事実を踏まえて、もう少し掘り下げてみようと思います。

  


Posted by いのっち at 23:57Comments(2)

2017/10/24

アリババのジャック・マーさん来越

ネットニュースを見てたら、アリババのジャック・マーさんの写真がデカデカと。

なんだろう?と思ってクリックしてみたところ、どうやら11月6日にハノイで行われるベトナムEペイメントフォーラムにゲストスピーカーとして出演するみたいです。



ベトナム最大のEコマースサイトであるLAZADAもアリババグループである中、ベトナムの電子マネーの普及はアリババグループ主導で進んでいきそうな気がするのですが。きっとこういう訪問に合わせて政府関係者とかとも会って、上手く根回し進めていくのでしょうね。

残念ながらホーチミンではこのイベント行われないみたいなので聞きに行くことができませんが、ここから数年で電子マネー自体は一気に動き出しそうな気がします。電子マネーで果たして日本勢が食い込む余地があるのか?今の様子を見ている限り厳しそうな気がします。

  


Posted by いのっち at 19:06Comments(2)

2017/10/23

それってぼったくりって言うんやけど

仕事を終えて、オフィスから出発しようとしたらバイクがパンクしてました。

過去にも何度かパンクしてたので、そろそろチューブ替え時かなと思い、

いつもの200mくらい先のバイク修理のおっちゃんのところに行こうと思っていたら、




駐輪場のお兄さんが近所に修理屋できたよって教えてくれたので50mくらいの場所にあるバイク修理屋へ。

空気入れの機械が新しいので、ほんとに最近開業したんだなと思いつつタイヤをチェックしてもらったら数か所穴が開いている状態だったので、もう厳しいねってことでチューブ交換へ。

とここまではいつもと同じ流れなのですが、僕が

「チューブ交換代いくら?」

って聞いてみたら、15万ドンといつも行く店の倍以上の金額。

「えー、高すぎるよ。」

って伝えたら

「この周辺はこの価格が相場だ」

と頑として受け付けず。仕方が無いので、

「じゃ、もういいから空気だけ入れて。別のところで交換してもらうから。ところで空気入れる代金はいくら?」

って聞いたら、これまた通常の2倍以上の価格で1万ドン。僕が

「なんで、空気入れるのまでこんなに高いの?」

って聞いてみたら、

「うちはなぁ、新しい機械使って空気入れてるから、料金も高いんだよ。」

との斬新な回答。

「いやいや、空気入れる機械の新しい古いで値段変わるもんじゃないんやけど、それって一般的にはぼったくりって言うんやけど」

とここだけは日本語で伝え、パンクしたまま押していくのは面倒くさいので、いつもの倍以上の空気代を払って新しい空気入れを使った高級な空気を入れてもらって、ともかくいつものバイク修理屋へ。案の定、チューブ交換代は7万ドンでした。

あとでふと気づいたのですが、僕のバイクのチューブを確認している最中に若いお兄さんが20万ドン持って支払いに来ていて、20万ドンと交換でバイクを受け取ってたのですが、バイク修理で20万ドンってなかなか無いので珍しいなぁと思っていたのですが、ひょっとしたらぼったくられていたのかもです。

きっとこの場所に新しく進出して、機械代やショバ代などを回収しないといけないから必死なんでしょうね。新規の進出の場合、最初は周りよりも安い値段を出して固定客を掴んで先までのビジネスを作っていくというのがセオリーですが、ベトナム人のおっちゃんにたまにいる先まで計算できない商売できないタイプのおっちゃんのようです。この修理屋さんいつまで持つかな?とちょっと注目です。


  


Posted by いのっち at 22:05Comments(2)

2017/10/22

緊急事態でも「日曜日なのでできない」が断る理由

日曜日の午後、ちょっと急ぎでしないといけない業務があったのでスタバにて仕事。席でパソコン使ってたら、突然1mくらい離れたところに大量の水が。

危うくパソコン水浸しになるのがギリギリ助かりました。

いったいなんだろう?と思い上を見上げてみると、どうやら空調のダクトより水漏れの様子。店員さんが大慌てでバケツ持ってきたり、床を拭いたりしていたら、



15分後くらいにビルのメンテナンスのお兄さん登場。ようやくこれで応急処置がなされるのかなと思っていたら、梯子に上ってあちこち点検して、

















「ダクトの〇〇が壊れてるね。今日は日曜日なので修理できないので明日修理します。」と一言。そして、何ら応急作業するまでもなく去っていきました。

上の応急処置もしてもらえないので、ドボドボ水が落ち続けてテーブルも床もびしょびしょの状態。仕方が無いのでスタバのスタッフが梯子を上って必死に水をかき出し応急処置をしてました。
















こんな緊急事態でも日曜日というのは断る理由になるんだなとなかばあきれ帰るような状態だったのですが、まだまだローカルのメンテナンス会社だと日曜日というのは断る理由になるのかもしれないですね。

  


Posted by いのっち at 23:40Comments(2)

2017/10/22

常識にとらわれないこと

久々にスタッフと一緒に食べ放題のBBQの店へ。焼き肉をたらふく食べた後に、鍋が出てくるというものすごい満腹感を久々に味わいました。

鍋は何にしようか?という話をしていて、「すき焼き」にということになり、オーダーしたところ、お肉や野菜と一緒に何故かエビやサーモン、イカなどの海鮮の具材も一緒に運ばれてきました。どうやらすき焼きにはセットで付いているようです。

え、すき焼きに海鮮なんて聞いたこともないし、きっと変な味になっちゃうよと思っていたのですが、せっかく出てきたのだからってことで入れてみたら、すき焼きの甘いたれでエビやサーモンが煮込まれたような感じになってエビやサーモンやイカ自体も上手いですし、タレも魚介類のダシが加わって意外に悪くない味。



すき焼きなんてルールがあるわけではないので美味ければ何入れてもいいわけで、日本食はこうだからと勝手に自分で常識を作ってしまってたなぁとちょっと反省。仕事でもベトナム人の合理的な考え方に今まで日本で当たり前のようにやってきたことが実は非常に面倒くさいことをやっていたみたいな感じでハッと気づかされることって多いのですが、これも似たようなものですよね。

特にこれだけ変化の激しい時代、自分の今までの常識なんて全く通用しなくなることもしばしばある中、柔軟な姿勢で日々取り組まないとなとちょっと反省です。

  


Posted by いのっち at 11:26Comments(0)

2017/10/21

まだ日本で消耗してるの?

昨日はワインショップRed Apronさんの新店がカラベルホテルやパークハイアットのすぐ近くにできてそのオープンイベントへ。世界各地の様々なワインが販売されていたのですが、そんな中で興味深い話を伺ったのでちょっとご紹介。

こちらにあるこのワイン達、お店の中でもかなり高額の部類で、1本40万円以上するのだそうです。でも、ちょくちょくケース買いしていくのだそうです。つまりワインで約500万円のお買い物。



日本でもバブルの頃だと1本40万円のワインをケース買いというのもあったのでしょうが、さすがに今の日本ではまずないだろうなぁと思うような出来事。

日本と比べたら富裕層の数は圧倒的に少ないですし、まだまだ国民全体の消費力も日本と比べたら遥かに弱いですが、着実に消費力が上がっている中、ベトナムがまさに消費国になってきたなと実感しますし、まだまだ商品やサービスの種類も多くなく、競争そのものも激しくないので、良い商品を販売していたら確実に伸びていくよなぁと実感します。



それと比べると日本は富裕層は多いですし、消費力も高いですが、競争も半端じゃない状態。ある意味ものすごく激しい消耗戦を行ってる状態ですよね。

消費者にとってはありがたいですが、供給側にとっては日本は相当厳しい国だと思います。既に身近なところでも力のある飲食店やサービス業などでも海外で成功するところが増えてきてますし、有名なところではユニクロあたりも海外売上比率がどんどん高まっているようですので、日本は人口減もある中で、日本発祥で、売り上げの大半は海外みたいな企業も増えてくるかもです。

イケハヤさんの

「まだ東京で消耗してるの?」

じゃないですが、

「まだ日本で消耗してるの?」

って言われる時代が来るかもですね。

  


Posted by いのっち at 11:55Comments(2)

2017/10/20

玄関は会社の顔である、朝玄関を掃除しないのは朝起きて顔を洗わずに出社するのと同じである

起業して自分でオフィスを構えるようになってからオフィスで一番気になるのは玄関部分。

大きな会社のように受付を作っておしゃれなロゴ入りのディスプレーを作って、受付スタッフや電話機を置いて、

みたいなことをするほど大きな会社ではないのでやりませんが、ただ、少なくともきれいにしておきたいよなぁと常々思っています。



玄関の前の共有部分にゴミが落ちてたらもちろん拾いますし、昔、先輩経営者から、入り口のドアは会社にとっての顔みたいなものなので、朝起きて顔を洗わず出社する人なんてほとんどいないのと同じで、徹底的にきれいにしておくようにとのことだったので、

清掃のおばさんが来なくても毎朝拭き掃除をしておりますし、手垢などで汚れているのを発見したらすぐ僕自身も雑巾を持って行って拭いております。新オフィスに引っ越してから数か月、ほぼ毎日行われているのですが、面白いのが最近、向かいのオフィスのスタッフもドアを自分たちで拭き始めたことです。いい刺激になったのかもですね。

日本時代に東京のオフィスの責任者だった時に、毎朝社員全員で掃除していた時代があり、僕は責任者なんだからということで1年以上ずっとトイレ掃除をしていたことがあるのですが、今のビルはトイレはビルの清掃員の方も掃除してくれるし、スタッフもきちんと掃除してくれるので、当時と比べると全然楽だよなと思います。

まだまだ小さな会社ですが、大きくなっていってもこういう心がけだけは守っていきたいなと思っております。

  


Posted by いのっち at 10:52Comments(0)

2017/10/18

くまモンはいつから韓国企業のベトナム進出の先兵のキャラクターになったんだろう?

仕事の関係で7区のショッピングモールへ。ベトナムでも最近、ダイソー無印良品ユニクロなどを真似したとしか思えない韓国系の雑貨ショップが続々とオープンしてますが、そのうちの1社の奥の方にチラッと日本で見たことのあるようなものが見えたので店に入ってみたらなんとくまモンの人形が大量に。ちなみに値段は約1,350円。
















こんな感じでキティちゃんとくまモンが大量に販売されています。




MINI GOODという韓国系のお店のようでフィリピンベトナムで展開している店のようです。

 














店のウェブサイトを見る限り

MiniGood is a retail store offering quality Korean products at an affordable price!

と書いてあるので質の高い韓国製品をお手ごろな価格でみたいなところのようですが、僕にとっては値段云々の前に、いつからくまモン韓国製品になったんだ?ということの方を説明してもらいたいのですが(笑)。

また、もう1店MUMUSOUというお店の方にも行ったのですが、



こちらにもくまモンの携帯電話ケースが。
















確かくまモンってご当地キャラとして熊本県熊本県のPRになるのであれば、自由に使って良いということになっていたはずなのですが、韓国系企業のベトナムでの販売に使われていても全く熊本県のPRになっていないので、さすがに許可出さないでしょうし、熊本県庁の人が見たら驚きを超えて怒り狂いそうなのですが。

この韓国系企業達、商魂たくましいと言えばその通りですが、さすがにこれは度を越えていると思っていたら、なんとこの企業韓国系を名乗る中国企業であることが判明。もはや仁義なき戦いですよね。
  


Posted by いのっち at 20:30Comments(6)

2017/10/18

SNSで共有される不動産情報

不動産関係の方と食事中に今年のマンションの売れ行きなどについて色々とお話を伺った際に面白い話を聞いたのでちょっとご紹介。

それはSNSのグループみたいなもので売り物件情報がバンバン流されてくるというもの。






その方のアカウントもある日突然そのグループに登録された瞬間から、毎日何十件もの売り情報が場所や値段、そして物件の写真や権利証までアップされたものがグループのメンバーの皆さんガンガンアップしてくるみたいです。

しかも、同じようなグループが複数あり、その方が勝手に登録されたものだけでも4,5グループあるとか。登録メンバーの数も半端じゃないようで何千人も同じグループに登録されているようです。

よく考えたら日本でもレインズとかいう売り物件を登録するグループありましたよね。うちの実家は工務店をしているので、宅建業の登録も行っている関係でこのレインズの指定流通機構に会員登録してあったので毎朝事務所に行くとレインズから届くFAXが何十枚もあるみたいな記憶がありますし、会員だと検索をして売り情報を集めるみたいなこともできた記憶が。

このレインズと同じようなことがSNSのグループチャットで行われているということなのでしょうね。レインズのシステムを作るのにきっと何千万ものシステムの投資や事務局の運営費などが使われているはずですが、このSNSは完全に無料。

正しい情報かどうかわからないという安全面に問題があるのは事実ですが、不動産取引においては日本でも様々なトラブルがあるのは事実なので。上手く時代の最先端のツールを活用してるよなぁと思います。

肝心の不動産情報ですが、昨年末から今年頭のテト時期に少し下がっていたそうです。それは初めて投資用の物件を購入した人たちが一気に完成物件が増える中で、上手く貸し手を見つけられずローンなどの返済資金が準備できなくて一気に売りに出したというものが多いみたいです。

ただ、それを買ったのは大半が物件を相当数保有する大金持ちばかりだそうで、結局お金持ちは余裕があるから上手いタイミングで買えるのでさらにお金持ちになっていくよねぇとのことでした。

  


Posted by いのっち at 11:54Comments(2)

2017/10/17

Youは何しにベトナムへ?

ホーチミンに住んでいると様々な場面で日本人以外の外国人の方に出会います。お互いに簡単な自己紹介が済むとお約束の

「Why you come to Vietnam ?」

みたいな感じで、なんでベトナムに住んでるの?みたいな話になります。



僕の場合、ちょうどリーマンショックくらいの頃でこのまま伸び悩んで過剰な競争状態の日本のマーケットで仕事を続けるよりベトナムのようにこれから伸びる国で思いっきりビジネスで一勝負してみたいと思って自分の意志でこちらに移り住んだんだという話をするのですが、

アジア人に多いのは日本と同じく会社からの業務命令でみたいな感じですが、欧米人なんかはこの国にたまたま仕事があったからとか、この国を気に入って何か仕事ないかな?と探してたらちょうどあったのでみたいな結構軽いノリですがベトナムという国を気に入ったから選んだみたいなのが多いです。

欧米人の場合、英語が話せるだけで英語の先生でもそれなりの数千ドルの給料がもらえるというのもあり、こちらでそこそこ仕事して、母国よりは少ないけどそこそこもらって母国より遥かに優雅な暮らしをするみたいな感覚なのですかね。
(もちろん、欧米人でもかなり真面目に働いている人もたくさん知ってます)

そういう意味では日本人含めアジア人はベトナムでも真面目に働いているよなぁと思います。特に日本から駐在でやってこられる日本人は日本の日本人より真面目に働いている気が。大半が辞令という名のもとにベトナムに来ているからなんですかね。自分の意志では無くやってきて懸命に働く日本人と、自分の意志でやってきて気楽に働く欧米人、ある意味対照的ですね。  


Posted by いのっち at 20:06Comments(2)

2017/10/15

お手伝いをお断りする会社

日本企業のベトナムでのビジネスをサポートする仕事を7年以上続けている中で、いつも心掛けていることがあります。それは

上手くいきそうにない会社のお手伝いはしないこと

です。







どういうことかというと、ご一緒に事業をやる場合を除き、僕らがお手伝いをしても僕らは所詮外部の立場であるので、お客様の内部のメンバーが整ってなかったり、業界などに詳しくない上に、ベトナム市場のこともよく分からずに事業を決めてこういう事業をやりたいので手伝って欲しいなどと言われても、僕らがどれだけ努力をしても上手く行くことが少ないからです。

半年ほど前にも日本で製造業を行っている企業が、日本で採用していたベトナム人技能実習生がベトナムに戻るので、彼らに相談したところ日本食はホーチミンでは行けると言っているので、彼らを店長にして進出を検討しているのでサポートして欲しいと言われたのですが、

日本企業側は飲食業経験は無いのはもちろんのこと技能実習生のメンバーも飲食業経験一切なし、おまけに誰一人ホーチミン在住経験すらない状態。おまけにホーチミンの日本食マーケットも全然勉強してない様子。

誰が手伝っても上手くいきそうには無いのですが、ご本人たちはやる気満々。そういう時にはやんわりと、他のご専門の方にお願いした方が良いですよとか伝えてお断りするようにしております。

僕からすればせっかく日本で稼いだお金を無駄にベトナムに捨てて帰るお手伝いはしたくないというのが本音でして。ただ、この手の相談は年に数件は弊社にも必ずあるので、実際はこうやって失敗している企業も少なくないのでしょうね。
  


Posted by いのっち at 22:43Comments(0)