2016/11/21

2020年ベトナム人に日本が見捨てられる日

たくさんのベトナム人参加者で盛り上がったジャパンフェスティバル。

ベトナムと日本の結びつきがさらに深まるのではと日本からの参加者の大半は思いながら帰国の途についておられると思うのですが、そんな中、ちょっとうれしくない話を耳にしました。





それは人材の送り出し機関や日本語学校の関係者の方々から、このままだとベトナム人が日本に積極的に行ってくれるのは2020年までで、その後はどんどん減っていくだろうという2020年頃にベトナム人に日本が見捨てられるのではという話です。

これはあり得ない話ではなく、十分に起こりうる話です。2020年のベトナム全体の一人当たりGDPは3,500USD近くまで行くことが予想されてますし、ホーチミン市は9,800USDの予想となっている中で、

今のようにたいしてノウハウも見につかず帰ってくる出稼ぎ労働者のような技能実習生や名目上留学生(実際はワーカー)で日本に行く必要が無くなってくるだろうということのようです。

わざわざ世界の中でもかなり覚えるのが難しい言語と言われる日本語を半年近く学ばないと、日本にいけない上に、

ベトナムにいるのと大して差のない程度しか稼げず、しかも日本で高いレベルのことが学べるかと言えば、単なるワーカーレベルの作業しかさせてもらえず、しかもいろいろと日本基準で厳しい上に、

日本自体も伸び悩んでいて魅力が薄れてきている状況というのが2020年頃の日本へ技能実習生や稼ぎに行く留学生の認識でしょうし、

本気で日本語や日本の大学で学びたいと思っているベトナム人も日本ではあまり就職先も無く、ベトナムに帰っても日系企業の進出数もそこまで多くないので、

ポジションも少なく欧米などの外資系と比べると給与も低い状態ですから、そりゃ間違いなく減っていくだろうなというのが現実的な話です。

日本そのものの魅力が下がっている中で、質の悪い日本語学校、質の悪い受け入れ先企業、こんなところに行ってしまったベトナム人が周りの友人や家族に日本行きを薦めるか、まずないですよね。

じゃ、ミャンマーに切り替えようという話ではなく、日本自体がアジアの国々から留学先、就職先として憧れの対象になり続けるにはどうすれば良いのかということを真剣に考えないといけない時期のような気がします。

個別の学校や企業の外国人に対する扱いのレベルアップはもちろん、国そのものが技能実習生や留学生に対して、手厚いサポートが必要なのでしょうね。

昨日もブログに書きましたが、



が日本の現状であり、今後アジアの皆さんにもっと助けてもらわないといけない時期になっています。

2020年は東京オリンピックの年、65歳以上の高齢化率が29.1%と予想され、10人に3人が高齢者という時期で介護職などで相当数の外国人労働者が働かないと現場が回らない時期になっていると思います。

そんな頃に若いアジアの人たちが、どんどん日本に行きたいと思っているのか、日本はもう行くべき国じゃないと思っているのか、日本が2020年以降も発展していくためには非常に大事な分岐点のような気がします。

2020年に日本が見捨てられないようにするには、この4年間は本当に大事な時期ですね。

参考までによろしければ下記も。






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