2020/09/06

短期出張者、14日隔離免除ルールを読み解くと

数日前に、



ということで、ベトナム政府が入国緩和の方針を打ち出したことをこのブログにも書きましたが、JETROさんはじめ様々な方が詳細翻訳をしてくださった中で、僕自身はそれを読み解きながら、色々と考えてみたいと思います。

まず、今回は短期出張者に対してこれまで行ってきた入国後の14日隔離措置の免除を一定条件の下に与えるというのが最大の特徴です。

投資家、専門家、高技能労働者、経営者、各国と合意した対象者、外交目的のため入国する訪問者などが何らかの招聘状などを得て入国の場合、

入国前に行動計画を立て、入国後の具体的なスケジュール、宿泊施設、輸送手段、連絡先などを当局に報告し、事前に許可を取得した上で、入国3~5日前のリアルタイムPCR法による検査で陰性証明を受けれれば入国可能というものです。

短期出張者、14日隔離免除ルールを読み解くと

ただ、入国後も2日に1回はPCR検査を受けることが義務付けられてますし、ベトナムで感染者追跡に使われているブルーソーン(Bluezone)アプリを入れておかないといけないようです。

また、入国後の行動についても必要最低限となっていて、入国後の行動は業務のみに限られ、事前に提出した行動計画に従わなければならないというこだそうです。

ただ、14日以降外国人専門家らがベトナム滞在を希望する場合、新型コロナウイルス検査で陰性判定が出れば隔離を受けずに滞在が可能とのことなので、14日以降は自由な生活にはなるようですが。

現在、新規のビザ発行制限がかかっていいるため、日本国籍のパスポートを持っていても、ビザ免除優遇措置が無いのでおそらく前述の通り、ベトナム側にある法人などが事前の行動計画などを取りまとめて当局に提出し、招聘状を取るという形になるものと思われます。

現在、弊社でも14日間隔離前提での入国での招聘状のサポートを5名ほど行ってますが、おそらくどこかのタイミングでルールが変わって、長期も短期も上記申請を行えば一定の制限はあるけど隔離なしで入国となるのでしょうね。

ということを踏まえ、日本のお客様から出張サポートの依頼が電話でかかってきた前提でQ&Aを兼ねてやり取りを作ってみました。

お客様 「いのっちさん、ベトナムはいよいよ14日隔離なしで入国可能みたいですね。工場の件、進めたいから○月○日あたりからそっち行くのでサポートお願いできます?」

僕 「分かりました。サポート進めさせてもらいますね。今までと違って弊社で招聘状作ったり、行動計画作って当局から承認得たりと、事前準備手間かかるからさすがにその時期では難しいからもう少し後ろの時期でも良いですか?」

お客様 「じゃ、翌月の○日くらいからでどう?」

僕 「それくらいの期間あれば大丈夫です。では、手続き書類作るために後ほどパスポートのコピーをお願いしますね。それと、今回ですが工業団地見学以外に何か予定されてます?」

お客様 「いやぁ、まだ全然決めてないんだけど、滞在中に時間が余れば、知り合いに電話して工場見せてもらおうかと思うんだけど、時間が余ったらで良いですよ。」

僕 「すいません、今回の隔離免除措置の場合、事前に行動計画を当局に出さないといけないのと行動計画以外の行動は基本ダメなので、もしどうしても見たいということなら、先方にも事情説明して先にアポとって行動計画に入れますので」

お客様 「ふーん、そうなんだ。じゃ、アポお願いします。それと、前にいのっちさんが連れてってくれたあのお姉さんのいるカラオケの店にも夜寄りたいんだけど、お姉さんに連絡してもらえないかな。可能なら一緒に同伴希望なんだけど」

僕 「うーん、今回の隔離免除措置の場合、業務以外の行動は基本NGなので、食事に行くのすら微妙(ここは今後要確認)なんですよ。視察終わったら、基本ホテルに戻って滞在頂くことになりますので。」

お客様 「うーん、仕方ないなぁ。ほんと、今回は仕事のみの滞在になりそうだなぁ」

僕 「そうですね。もう少し制限緩くなるまでは我慢頂くしかなさそうですね。2日に1回PCR検査もありますし。まずはアポ調整と申請必要なので、訪問希望先のリストアップお願いできますでしょうか。こちらの方で招聘状OK出たら、日本のベトナム大使館でビザもお願いしますね。」

というような感じでしょうか。ま、どんどん最新情報が出るはずなのでこれはあくまでも今の情報に基づく想定です。

実際、隔離免除直後の頃は訪問先のベトナム人スタッフがアポ同席を嫌がったりとか、色々と混乱はありそうです。それでも、隔離免除は出張者にとってはかなりの朗報なので、こんな手間なやり取りしながらでも是非早く実現して欲しいなぁと思う次第です。




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