2017/07/05
人を巧みに集める仕組み
欧米や中国はもちろん、インドや中近東、さらにはアフリカまで世界中の人たちがこのバンコクに集まってきています。
海外からの旅行者数が年間3千万人程度と日本よりも遥かに上です。
じゃ、タイという国やバンコクという街はそんなに高いポテンシャルを持った国なのかというと、国民性としてはベトナム人なんかより遥かに働かないですし、人口もそんなに多いわけではないですし、立地も飛びぬけていい場所というわけでもないですし、すごい観光地がいくつもあるわけでもない
と決して魅力的なとびぬけたポイントは無いのに人や産業が集まってきてしまう街になっています。
ある意味、学生時代に学年に1人や2人いた、特に勉強やスポーツができたり、すごくハンサムというわけでもないのに、いつも友達が集まってくる奴みたいな存在。世渡りの達人みたいなものです。
クーデターなどがあったとはいえ安定した政治体制(特に東西冷戦の頃にはこれは有難かったはず)や外資企業の投資しやすい環境整備(BtoB)、夜の産業への緩さ(BtoC)など、
時代に合わせて世界の人を集める仕組みを巧みに作ってるよなぁと感心します。人が集まるところには情報が集まり、産業が発達するというのを理解し、仕掛けてるとしか思えないよなぁといつも思います。
戦国時代における織田信長の楽市楽座みたいなものなんですかね。この数年バンコクには商社マンが多数集まってきているというのはまさに情報を持った人たちが集まってきているということなので。
来客の絶えない企業なんてのも似たようなもので常に情報が集まってくるわけで、それだけ様々なビジネスチャンスが生まれやすいってことなので。
僕も人が集まる仕組み、色々と考えてみようと思います。
Posted by いのっち at 08:55│Comments(0)
│タイ