2016/08/14
上海訪問まとめ
今回6年半ぶりの訪問だったのですが、ほんと6年半で大きく進化しているエリアがあちこちにあり、通り名は変わってないのに一瞬同じ地域かどうか分からなくなることが何度もありました。
写真の場所は南京西路駅前で10数年前に初めて上海に行った時には確かこの角も古めかしい建物だったのですが、東京のオシャレなエリアと変わらないような状況でした。
確かに中国という国は一昔前みたいに急成長をしている国ではなくなったのかもしれないですが、今回訪問して分かったことは、上海は着実に成長を続けていることだけは間違いなさそうですし、今後も多少の波はあるでしょうが、ここから1〜20年程度は着実に成長していくのでしょうね。
街がきれいになるだけでなく、明らかに人々のマナーも向上し、ちゃんと列にも並ぶし、一昔前みたいに街歩くのも電車乗るのも大変みたいなことも無くなり、何だかすごく過ごしやすい街になってました。
中国政府が公表しているGDP成長率が正しいのか正しくないのか、僕には分かりませんが、間違いなく6年半前より遥かに発展してましたし、遥かに過ごしやすい街になっていたことは間違いないです。
上海市だけでも人口が2,000万人を超えるとのことですので、関西圏よりさらに大きな商圏が年々着実に成長しているというだけでもすごいことだなぁと改めて思います。
ただ、残念なことにそんな上海の成長に自分自身が何の恩恵も受けれない状況であるのも事実。ベトナムで一生懸命頑張ってると言えば聞こえは良いですが、もうちょっと何かできたかもなぁと反省しまくりです。
この数年で僕が関わった上海に関係するビジネスと言えば、上海周辺で製品を製造していた数社の製造先をベトナムに移転するのをお手伝いした程度。
このどんどん大きくなっていく消費マーケットに僕自身がベトナムからどう関わっていくのか、すぐには答えは見つかりませんでしたし、それよりまずはベトナムでのビジネスが最優先ですが、常に意識はしていこうと思います。
そして、そんな中でこの上海(及び中国)の成長の恩恵を日本はどう受けていくのでしょうね。インバウンドが分かりやすくて目立ちますが、なんかそれだけじゃ目の前にある巨大マーケットに対してすごくもったいないよなぁと感じました。
ITや機械部品などはじめ、日本には様々なレベルの高いものが存在してますし、介護などのような中国ではこれからって分野もたくさんある中、ニッチ分野でも良いので日系企業によって上海(中国)マーケットを席巻するようなビジネスがどんどん増えると良いなぁと思います。
ほんと、この記事読んでる人の中でも大半の人は僕と同じく上海(中国)なんて、もう何年も行ってないって人が多いのではと思います。百聞は一見に如かず、中国経済の先行きが云々と日本で言ってる時間があるなら、是非一度自分の目で今の上海(中国)を見に行かれ、自社のビジネスの可能性を考えられることお薦めです。
Posted by いのっち at 21:22│Comments(0)
│上海