2016/06/01

名前の知らない会社への就職

弊社で行うイベントの中に時々、間もなく日本に働きに行く予定のベトナム人の方が参加することがあります。

日本関連の話題をテーマにしたイベントばかりなので日本に行く前から日本に関心を持ってくれていることは何よりなので、参加は大歓迎なのですが、彼らと話していてちょっと驚くことがあります。

4月のイベントに技能実習生で沖縄に行く予定の参加者がいたのですが、その時に

僕「あなたはどこの県に行く予定ですか。」

実習生「7月から沖縄県に行きます。」

僕「沖縄県で何の仕事をしますか。」

実習生「食品工場で働きます。」

僕「その食品工場の名前は何ですか。」

実習生「分かりません」

まあ、確かに技能実習生は建前で言うと技能習得が目的なので、研修先の会社の詳細が分かっていなくても仕方がないのかなと思っていたのですが、

また、イベントとは別の機会に日本に技能実習生ではなく、大卒の技術者採用(日本の正規雇用と同じ)で6月から愛知県に行く予定のベトナム人と会って話した時も

僕「あなたはどこの県に行く予定ですか。」

技術者「6月から愛知県で働きます。」

僕「愛知県で何の仕事をしますか。」

技術者「自動車部品を作っている会社で働きます。」

僕「その会社の名前は何ですか。」

技術者「分かりません」

結果は同じでした。

送り出し機関や仲介に入ってくれている人材コンサルティング会社がよほどしっかりと会社名や事業内容を教えない限り、社名までは覚えてくれてないようです。

彼らにとっては日本に行って働いてお金を稼ぐことが第一目的であって、興味があるのはせいぜい会社の業務内容くらいで、どんな会社かなどはかなり後回しの内容なのでしょうね。名前もはっきりしない会社に就職しようと思ってくれること自体、日本が信用されている証でもありますよね。日本人が逆にベトナムで働くとなった場合に社名も知らないまま就職先決めるなんてまずないので。

ベトナム人がベトナムで就職する時ですら社名も知らず就職することはなかなか無いはずなので、「どんな会社か」より「日本で働く」ということの方が大きな魅力なようですし、実際、日本で就職=お金という意識は強いのでしょうね。

また、日本企業も彼らにどこまで高い期待をしているかというと、単なる頭数の確保くらいにしか見ていない会社も少なくないので、お互いさまと言えばお互いさまなのでしょうが。

労働人口がどんどん減ってきている中で、お金のためとはいえ、日本を魅力的に感じて日本で働きたいと思ってくれているうちはマシな方で、さらに悪化するといくら日本側が人手不足で欲しがっても誰も働きにすら来てくれない国になってしまうので、そうなる前に日本はもっと技能実習制度自体や経済状態を回復させていかないとですね。




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この記事へのコメント
これは私もびっくりしたのですが、何か月も研修受けてて実習先の会社名を知らないんですよね。
またさらに驚くのが、ベトナム人教師もそれをなんとも思ってないという事。
正直「こりゃだめだ!」ズコッ って感じです。
Posted by nakaji at 2018/04/29 21:28
nakajiさん

ほんと、お金で結びついているというのが実際のところなのでしょうね。彼らからすればどんな会社で働きたいかよりいくらもらえるのかというのが大事なので。
Posted by いのっちいのっち at 2018/12/02 17:34
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