2015/05/10
バンコク訪問のまとめ

クーデターで街に多少ながら緊張感が
ありましたが、今回はそんな雰囲気は
全くなく、バンコク中心街をウロウロ
している限り非常に活況に見えるタイ経済。
ただ、この数年の政治の混乱やそれに伴う
観光客の減少、先取りし過ぎた消費の反動もあり、マクロでみると
2014年GDP成長率も0.7%(2013年2.9%)となるなど、決して
順調ではないようです。
特に家計債務がGDP比で85%(韓国約93%、日本約80%)まで来ていて、
銀行が不良債権の増加の懸念から、住宅や車などを新規に購入する際の
審査をかなり厳しくしているためこれ以上の消費の先取りが見込めない
ようです。自動車メーカーなどもバンコク国内市場は数年は回復しないだろうと
考えているようです。
また、日系企業の現状においては円安の影響から製造業に関しては新規の
工場という話は相当減っているようです。製造業の進出であっても販売会社
の設立が多いようです。
国内消費が伸び悩んでいる上に輸出もアメリカを除いて主要な先はどこも
低迷しているようで内需も外需も厳しいという状況のようです。
ただ、日系のサービス業の進出は依然として盛んなようで日本でもある程度
名の知れ渡った有名店が更に続々と出店してます。
日本で新規に出店してリスクの高いビジネスを行うよりバンコクで勝負した
方が勝てる可能性が高いと判断して出店したりしているようで、中心部は
至る所が日本食だらけみたいな状況です。
全体的な状況としては成長の踊り場に入ってしまっているようですが、
伸び続ける中所得層マーケットにまだまだ勝機ありと判断した企業が
出てきているというのが実際のところでしょうか。
この様子を見ていると東京の90年代後半くらいと同じように思えます。
あの頃すでにバブルは崩壊し、マクロな指標は全て低迷していて、明らかに
数値を見ると景気は低迷してるのに、東京の中心部に行くと人が溢れてて、
消費もバンバン行われてて、96年に銀座に1号店ができ、瞬く間に大人気と
なったスタバなどのように景気に関係なくぐんぐん伸びてる企業もあり、
みたいな時代でしたが、今のバンコクも当時の東京と同じような雰囲気に
感じます。

その後、日本は長期の不況が続きましたが、タイはどうなっていくのだろう?
というのが見ものです。東南アジア諸国はどこの国も日本のことをかなり研究
してるので、おそらく同じようなことにはならず、ここを踊り場からもう一段
上にジャンプアップするとは思うのですが。
個人的な感想としては数年前と比べ、タイ人の人が笑いかけなくなったなぁと
感じました。微笑みの国と呼ばれ、目が合えばみんなニッコリしてくれたのが、
今回バンコク市内でウロウロしててもお店の人すらニッコリとしてくれないのが
気になりました。この数年でタイ人の心に余裕がなくなっているのでしょうか。
僕が数年前と比べおっさんになってるから、こんな奴にニッコリしても無駄
だと思われてるだけなら良いのですが。
Posted by いのっち at 22:12│Comments(0)
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