2018/06/16
時代から取り残されるということ
タクシーアプリを使いこなせないためかずっと昔と変わらぬスタイルで客待ちをし続けています。
でも、僕が前を通る時にいない時が一度もないくらいずっとおっちゃんは前を通りかかる僕に声をかけ続けています。
僕以外も歩いて前を通る人にはおっちゃんは全て声をかけ続けていますし、そして、みんな僕と同じく誰も乗ろうとしないどころか、おっちゃんの目の前でGrabなどのタクシーアプリを使ってバイクやタクシーに乗車していきます。
そんな彼の姿を見ていつも思うのは、時代に取り残されるとこういう風になるんだなということです。別におっちゃんがこの数年努力を怠っていたせいではなく、ただ単にタクシーアプリというサービスの普及におっちゃんが取り残されたというだけのことです。
大きく産業構造などが変わった時にその変化に取り残された人たちや企業というのは時代や産業や姿こそ違えど、このおっちゃんとほぼ同じような姿になっているんだと思います。
時代から完全に取り残されてしまうと、今までのお客さんにいくら呼びかけてもみんな新しいテクノロジーや技術の製品やサービスの方を向いていて、ただ虚しく叫び続けているという状態です。時代や世の中に文句を言っても周りからは負け犬の遠吠えみたいな扱い。
この姿を見るたびに僕は自分たちのビジネスが本当に今のお客様の求めるサービスになっているのであろうか?
と自問自答しております。
弊社も含め、お客様の為にと言う言葉をスローガンに掲げている企業は少なくないと思います。ただお客様のためにと思えば思うほど時代の変化にしっかりとついていかないといけないというのも事実だと思います。しかも、テクノロジーの発展によりこんな変化が立った数年で起きてしまうわけですから。
経営者は常に時代の変化を読み取らないといけないとはよく言われる話ですが、この姿を見るたびに実感する今日この頃です。
2019/08/18
2019/03/12
Posted by いのっち at 18:07│Comments(4)
この記事へのコメント
我々縫製業はある意味時代の最先端を行っているのかも。
ハハハ、置いてきぼり組みだね。
ハハハ、置いてきぼり組みだね。
Posted by すずき at 2018/06/16 18:45
営業職の私の任務は、顧客対応だけでなく、このような世の中の
変化を的確に掴み、社内展開することであると再認識させられます。
教訓になりました。
変化を的確に掴み、社内展開することであると再認識させられます。
教訓になりました。
Posted by Ryo at 2018/06/18 07:48
すずきさん
ベトナムの縫製業は今後どう変わっていくのでしょうね。
ベトナムの縫製業は今後どう変わっていくのでしょうね。
Posted by いのっち
at 2019/02/19 19:46

Ryoさん
参考になったようで何よりです。
参考になったようで何よりです。
Posted by いのっち
at 2019/02/19 19:47
