2016/06/05
進化する日本食

まず、メニューですが、お寿司と天ぷら屋お好み焼き、から揚げ等々のホーチミン市内のローカル日本食屋さんならよくあるメニューで、値段もホーチミンで一番大きいSUSHI BARさんより若干安いかな程度の値段なのですが、コースメニューや作り方にちょっと工夫が。
まず、コースメニューなのですが、実はこの写真のサーモンとマグロとタマゴの握り、実はAセットなんです。

寿司セットがA〜Eまで5段階に分かれていたのですが、順番に種類が増えたり豪華になっていく中で、一番シンプルなのがこのAセット。
日本食屋さんではまず見かけないですが、これなら寿司初心者でも躊躇なく注文できますよね。
続いてはスパイシーサーモン巻

こちら、ベトナムでは様々なところに使われるチリソースをかけてあるのですが、かけ方が半端なく、もはやサーモンなんて食感くらいしか無く、ほぼチリソースの味。口の中が麻痺するくらいの辛さなんですが、これまた寿司初心者には生魚の抵抗を無くすにはぴったりの味かもです。
そして、極めつけはこのお好み焼き。日本で食べるお好み焼きはフライパン(鉄板)に薄く塗った油で表面はこんがり、中は少し生焼けくらいだと思うのですが、この店ではお好み焼きではなく、お好み揚げ状態。

ベトナムの人にはカリッカリの方が抵抗なく食べやすいのかもしれないです。
しかも、ソースをかけた後の見た目はお好み焼きと大差なし。

日本人的には突っ込みどころ満載ですが、お店は常にお客様が結構来てますし、ベトナムの人がこの方が食べやすいというならこういう進化もありなのかなと。また、ベトナムの人が抵抗なく注文できるというのも面白いです。
こういうメニューの中から将来、日本に逆輸入されるものも出てくるのかもしれないですね。スパイシーサーモン巻など、何年かしたら日本の回転すしなどのメニューになっていても不思議じゃない気がします。
Posted by いのっち at 16:39│Comments(0)
│ベトナム日本料理