2017/06/08
銀行から見たホーチミン市のビジネス上の格付け
ベトナムって地銀の皆さんも注力しておられるのだなと思っていたのですが、そんな中、ある銀行の駐在者と話をした内容が面白かったのでちょっと紹介。
現在、ホーチミンに駐在で来ておられる地銀の皆さん、大半が20代終わりから30代前半くらいなのだそうです。これって、日本だったらどれくらいのポジションの方なの?と聞いてみたところだいたい各支店で主任か係長くらいのポジションにいる方なのだそうです。
ちなみにその銀行の香港支店の方は40代半ば、上海支店に至っては主要支店の支店長クラスが行くのだそうです。
うちの実家は零細工務店ですが、取引先銀行の担当者はたいてい入社1,2年目。
つまり推測するに、注目しているし、新人に担当させるにはちょっと荷が重いけど、入社10年目程度の若手から中堅に差し掛かるあたりの社員が担当するのにふさわしいクラスの企業が多いし、ビジネス規模的にもそれくらいの担当者で十分こなせるのがホーチミン市のマーケットということのようです。
もちろん、各行の駐在の皆さんはこの年代で海外に送られるということは将来の幹部候補なのは言うまでもないですし、日本の支店での顧客対応ではまずないような様々なサポートに日々取り組んでおられる姿は見かけているので、
業務負担としてはおそらく日本以上に頑張っておられるのでしょうが、ただ、日本の本部から見ると若手から中堅に差し掛かるあたりの社員が担当するレベルの格なのだということのようです。
僕らでもっとビジネスを盛り上げて、各行から複数の社員を送り込むべき街であるとか、支店長クラスが行くべき街であると思ってもらえるようにしないとですね。