2019/11/27
総人口でマーケットを見ずに胃袋人口でマーケットを見よう

それは、
総人口=胃袋人口
ではないという話。
どういうことかというと、2019年現在、日本は人口約1億2,600万人だけど、平均年齢が49歳。比較の対象として例えばベトナムは人口約9,600万人だけど、平均年齢31歳。
日本は65歳以上人口が約3600万人
ベトナムは65歳以上人口が約700万人
この65歳以上人口を引いた数で言うと、
日本:12,600-3,600=9,000万人
ベトナム:9,600-700=8,900万人
ほぼ同数なんです。15-64歳以下は労働人口としてカウントしますが、同時に働き盛りなので胃袋も活発。それ以上の人たちが何も食べないわけではないですが、外食のメインどころになる65歳以下人口(以下胃袋人口)だと日本とベトナムはほぼ一緒ということなのです。
しかもこれは今の数字。ここから数年で日本はさらに激しい高齢化が進んでいきます。胃袋人口もどんどん小さくなっていくということで。
それと比べるとベトナムはまだまだ胃袋人口が大きくなっていく時期。
日本の食品や飲食業会の皆さん、どっちが可能性高そうです?
と聞いた時に日本と答える人はよほどの変わり者でしょうね。
もちろん、現時点では所得格差もありますが、それも富裕層や中流層の増加でどんどん格差が縮まってるのはこれまでにも何度も触れてきた話。外国マーケットに売り込むのは簡単ではない話なのもよく知ってますが、それでもこの状況下で
「うちは日本国内だけに」
という選択肢はさすがにないかと。
ベトナムに限らず東南アジアの大半は胃袋人口伸び盛りですので、日本の皆さん是非チャレンジを。