2019/05/31
ビナミルク(VNM)という上場企業

ビナミルク(VNM)が今年1回目の配当で6月に1株につき1,500ドンの配当しますよっていうお知らせが。
ビナミルク(VNM)は毎年5,000ドン程度の配当と、持ち分に対して20%程度の株式配当があり、
ずっと放置しているだけでもひたすら増えていくありがたい銘柄です。
ベトナム株式市場の中でも超有望銘柄のビナミルク(VNM)ですが、僕はたまたま2009年に買いました。ほんと、この株だけはずっと上がり続けてるよなぁとふと思い、僕がどんな経緯でベトナム株を買ったのかをちょっとご紹介。
僕が初めてベトナムに来たのは2007年6月だったのですが、ちょうどその時期ベトナムはややバブル的な状態になっていて、
土地投資や株式投資が今以上に盛んに行われており、出張者である僕にも土地を買わないかという話を持ってくる人は多数いました。僕の親しくしていたベトナム人の方が
「外国人にとって土地購入は色々とややこしいけど、株は気軽に持てるから持っておいた方が良いよ」
と薦めてくれ、ちょうどそのタイミングでサイゴンビール(SAB)の初めての売り出しがあったのもあり、2008年1月頃に初めてベトナム株式口座を開いて数十万円お金を入れて始めてみました。
ただ、ちょうどベトナム株式市場が一気に急落し始めているタイミングだったので、ピーク時よりは2割程度安く買えたものの、一気にすべての株が下がっていく中で買い向かった状態になり、「こりゃ当分塩漬けだな」ということで放置状態になりました。実際、2009年春くらいに株価を見たら、全ての株が購入時の3割程度まで下がってました。
そんな中で、2009年夏頃に証券会社の人がビナミルク(VNM)の株の外国人枠が空いたので買いませんか?とお誘いがあり、こんな低迷している株式市場の株、追加で買うのもなぁと思いつつも、証券会社の人がわざわざ知らせてくれるくらいなんだから少しくらいお付き合いでということで口座に残っていた10万円ほどのお金を使って買いました。
後で聞くと、ビナミルク(VNM)の株はその当時もすごく人気で当時は外国人保有率は50%を超えられない中で、ビナミルク(VNM)の株は常に50%の状態で、外国人の誰かが売りに出さない限り枠が空かずに買えなかったのだそうです。今もREEとかCIIは同様のようですし、銀行株は外国人保有率30%までなので、大半の銘柄は買えないようです。
そこから数年間は株価を見るのも辛いくらいの低迷期だったので、2010年にビナサンタクシー(VNS)の株を追加で購入したりとかを除くと、ほぼ放置状態だったのですが、2014年くらいにふと何かの拍子に株のことを思い出し、証券会社の人に
「今持ってる株のリストを見せてください。」
と伝えたら、一覧表を送ってくれたのですが、ビナミルク(VNM)の株数が3倍近くになってます。
びっくりして、証券会社の人に聞いたら、
「ビナミルク(VNM)の株は毎年5,000ドン程度の配当と持ち分に対して20%程度の株式配当を行っているので、自然に増えていくんです。」
とのこと。
そんな情報全く知らずに買っていたのでなんだかすごく得した気分に。そして、その後外国人投資枠の制限が無くなって以降もずーっと変わらず同じような配当を行ってくれているようで持ち株数も10年で10倍くらいに。
あの時もっと買っておけば良かったという典型的な話なんですが、この株式配当がずっと続いてくれるなら、あと10年もすればすごい株数になってそうですね。
経済発展中の国は食生活の欧米化に伴い乳製品消費は年々増えていくそうなので、まだしばらくは期待してても良いのかもです。
ベトナムはこの1,2年は土地投資がやたら注目されてて、2007年頃と同じような感覚を覚えますが、株に関しては同じような高揚感は全く感じられない中、またどこかのタイミングで株式投資に関心が移る時期も来るのかもしれないですね。
Posted by いのっち at 11:43│Comments(0)