2019/05/06
〇〇さんを帰任させてください

後任はどんな人なのかなぁと思っていたら、そのまま1名減の3名体制で業務を続けていかれるとのこと。
「それだけベトナム人スタッフが育って来ている証拠ですね」
と言ったら、実はそうでもないんですとのこと。
どういうことだろう?と詳しくお話を聞いてみると、
半年ほど前に大口の取引先の方が工場監査に来られ、製造の状況などをしっかり確認していかれて、お客様からも
「しっかり作っておられるのが分かったので引き続きお願いします。」
と言われたので、引続き頑張っていこうと思っていたら、お客様が日本帰国後に日本の本社を訪れ、
「今回工場を確認させてもらった結果、日本人が1名少なくても十分業務がこなせるはずだから、1名減らしてその分値下げしてください。」
との要請が。しかも、社内での日本人駐在員の業務の範囲もしっかり把握されてたようで、ベトナム工場の中でも比較的他のメンバーに業務を振り替えやすい存在の〇〇さんを帰任させてくださいとの要請があったのだそうです。
大口取引先なので拒否もしにくい中、それ以来この数か月、彼抜きで回るように担当範囲などを見直し、ある程度見通しが立ったので、帰任してもらったとのことでした。
仕入れコスト削減を図る中で、思い切ったことを言ってくるものなんだなぁと思う反面、海外進出に慣れていない企業は無駄が多いのも事実なので、そこをしっかりと見抜いてこられた取引先の担当者もすごいなぁとちょっと感心する出来事でした。
Posted by いのっち at 15:29│Comments(0)
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