2018/04/18
営業トークはどこまで誇張が許されるのだろうか?
ベトナム関連の「あれ、俺詐欺」の笑い話を。
5年以上前にベトナム商工会議所の視察団を日本に連れて行くことになりました。
日本時代にお世話になっていた方の一人がある商工会議所の理事をしておられた関係で、その方がベトナム商工会議所との友好を図りましょうってことで、その商工会議所を動かし、ビジネスマッチングイベントを開催することになりました。
そして、ベトナム商工会議所の皆さんと日本入りした頃に突然別の知り合いから、
「いのっち、〇日に行われるビジネスマッチングイベントだけどA社さんと商工会議所さんが共催でやるらしいね。A社さんが無料ご招待ってことで誘ってくれたから僕も参加するよ。」
との連絡が。A社さんって何の会社?くらいの状態だったので、一体どういう意味だろう?と思い、理事の方に聞いてみたところ、
「そんな話、聞いたことも無い」
とのこと。
おかしいなと思いながら当日を迎え、商工会議所入りして、参加者リストを見せてもらったら、A社の方が参加者名簿に。
ますます意味が分からないまま本番を迎え、会場でマッチングのサポートなどをしていたら、何だかあちこちで懸命に名刺交換をしまくっている人たちを発見。やがて彼らは僕のところにもやってきて名刺交換を。
「A社の○○と申します。このイベントの主催をさせてもらっております。」
といきなり切り出されたので、
「え、主催はベトナム商工会議所とこの商工会議所のはずですが。僕と一緒にこのイベントを裏方として動いてくださった理事の方に聞いてみましょうか?」
と返したところ
「・・・・・」
となり、その数分後には会場から逃げるように帰っていかれました。
今、考えるとA社の方はベトナム事業をやろうとしていて、実績も無い中で営業トークとして、このイベントを主催しているとお客様に言うことで自社を目一杯アピールしておられたのでしょうね。
ただ、ここまで極端な例じゃなくても実績などで、こちらが「ほんとに?」と思うくらいかなり水増ししてアピールしておられる時ってありますよね。「私たちは〇〇分野のプロ集団です。」とか言いながら、詳しく聞くと実績ほぼ無しみたいな話は僕も営業に来られた方から何度か聞いたことがあります。新規の分野であってもさぞ実績ありと誇張されるより
「これまでこういう分野で実績がございましたが、この度新規分野として〇〇分野のビジネスも始めました。」
と言ってくれた方が、お願いするとしても変に期待値高めて失望させられるより安心感が持てるのは僕だけでしょうか。
弊社はどちらかというと、僕自身が誇張するのが得意でないのと、お客様の裏方的な立場になることが多い関係上、実績として話せない時も多いので、誇張してPRされるのはある意味うらやましく思えることも。
ほんと、いろんな会社があるよなぁといつも思います。
Posted by いのっち at 09:28│Comments(6)
この記事へのコメント
思わず笑っちゃう話しですね。
私の本業は営業職ですので、「ビジネスチャンス」という気持ちは
十分理解できますが、私は「自分で責任を取れる範囲」で
勝負しています。この例からすると、貪欲さが足りないかも・・・
私の本業は営業職ですので、「ビジネスチャンス」という気持ちは
十分理解できますが、私は「自分で責任を取れる範囲」で
勝負しています。この例からすると、貪欲さが足りないかも・・・
Posted by Ryo at 2018/04/18 11:45
ほんと、彼らがこういう企画を考えればよいだけの話なのですが。
Posted by いのっち
at 2018/04/18 12:00

小さい人材会社なんかは人の取り合いなので、こういうの普通に行われています。
Posted by 名無し at 2018/04/18 13:00
名無しさん
確かに一部人材会社の営業はすごいものありますよね。
確かに一部人材会社の営業はすごいものありますよね。
Posted by いのっち
at 2018/04/18 13:25

嘘ですか。言葉を鵜呑みにせず行動を見よと師匠に言われたな。
Posted by すずき at 2018/04/18 13:58
すずきさん
ほんと、分かる人が見れば一発でバレる嘘なのですが。
ほんと、分かる人が見れば一発でバレる嘘なのですが。
Posted by いのっち
at 2018/04/19 13:09
