2017/07/19
タイのECマーケットとベトナムのECマーケットの比較

「タイではECビジネスは頭打ちになりつつある」
という意見をおっしゃってました。
タイのECマーケットってどれくらいの規模なんだろう?と調べてみたところ、電子取引開発機構(ETDA)の調査の発表などでは2016年で約7.5兆円程度でうちBtoC市場は2.4兆円程度の模様。今後も年率20%程度の伸びが予想されるってことなのですが。
ちなみに日本でBtoC市場が2016年で15.1兆円(経済産業省発表)のようですので、まだ日本の2割程度です。
対してベトナムは2015年でBtoC市場が約4,500億円程度でタイと比べてその差約6倍。年率で今後20%程度伸びていき、2020年頃には1兆円程度のマーケットになるとは言われているものの、まだ相当これからの市場のようです。
何故、タイの人がタイのECマーケットに対して悲観的なのかというと、一つは物流事情にあるようです。
確かにバンコク中心にものすごい渋滞が発生している中で小口配送を必要とするECビジネスはかなり不便です。なので、利便性を感じているタイ人が少ないというのもあるようです。
それに対して、ベトナムは多少渋滞は増えてきたもののバイクでの小口配送で1日40件程度はこなせるくらいにまだまだ問題無いレベル。
このタイとベトナムのECマーケットの規模格差からすると、追いつくには20年くらいかかる差ですが、EC市場に関しては案外早く、ベトナムの市場規模が追いつくのかもしれないですね。
弊社もe-jan
http://e-jan.vn/
というサイトを運営しておりますので、この先のベトナムECマーケットにはかなり注目しており、色々と調べている中、またその辺りはセミナーやブログ等で発表していきたいと思っております。
Posted by いのっち at 12:21│Comments(1)
│ベトナムビジネス
この記事へのコメント
バンコクは少ない幹線道路に多数のソイが伸びていて、ソイの中に配達先があり、かなりの割合でソイは一方通行や行き止まりです。ソイの入り口に路駐する訳にはいきませんから、物理的に難しいですよね。
Posted by 名無し at 2017/07/19 15:32