2017/07/18
地方ローカル企業の雇用と社員教育の実態
テーブルごとに給仕が付くタイプのレストランだったのですが、
この給仕してくれたお姉さんがあきれ返って怒る気も無くすくらいにダメダメで。
このお姉さんの背景などを通じて学べたことを。
まず、店に入って、同行してくれているベトナム人通訳者が注文をし始めるのですが、何だか会話が噛みあってない状態。同じ言葉を何度も何度も繰り返していたり、イライラしている様子。
注文後、
「どうしたの?」
と聞いてみたら、
「彼女、僕のベトナム語が全然通じないんです。」
とのこと。彼は南部言葉で、これまでに何度もカントーに一緒に出掛けてますが、店などで通じないってことは無かったのでよっぽどだなと。
そんな中、順番に料理が届くのですが、役割分担の関係上、テーブルの近くまでは別の店員が持ってくるのですが、テーブルに置くのはお姉さんの役目。
肝心のお姉さん、どこに行ったのか分からないですが行方不明。どうやら特に用事ではないもののフラフラと歩いて遠くへ行ってしまっているようです。そのまま数分経過し、立ち上がって取りに行こうとしたらようやく登場。
そして、肝心な接客もボロボロ。上の写真は炒飯を頼んだ時なのですが、炒飯届いたのにスプーン無し。
お姉さんに
「スプーンお願いします。」
って頼んだのに数分後、別の用事ではやってきたものの、スプーンは無し。仕方がないので、もう一度お願いしたら届いたのがこれ。バラバラだし、しかも僕ら4人なんですが。お姉さんに
「僕ら4人なんだけど。」
と伝えると
「おお、そうね。」
とまた数分かかってもう一つのスプーンが届く状態。
呆れて別の店員さんに
「彼女全然仕事できないけどどういう人なの?」
と聞くと、
「申し訳ない、彼女はSoc Trang出身でつい数日前に田舎から出てきて働き始めたところなんだ。」
とのこと。
田舎出身で方言以外には分からない上に、まともに接客経験など受けたことも無く、さらにそんな子に社員教育もまともにせず、仕事させてるというのが実態のようです。
さらに、別の店員さんが改善ポイントを伝えたところ、どうやら彼女はそれに腹を立てたようで、それ以降は一切口すらきかずめっちゃ険悪な雰囲気。
何で店員さんにこんな気を使わないといけないんだろうと思っていたら、通訳の方が
「田舎はまだまだサービス業とは何か分かってないし、サービス業のための教育も全くないんです」
とのこと。ホーチミン、ハノイ、ダナン以外はどこに行っても同じようなものなのでしょうね。
ホーチミンってベトナムではほんと進んでるんだなと思う出来事でした。
Posted by いのっち at 09:39│Comments(1)
この記事へのコメント
ベトナムは働かないでも食べていける国なので、仕事があっても働かない人はホーチミン市にも沢山います。うっかりそう言う人材を採用してしまわないノウハウをマネージメント層は学ばないといけませんね。このケースは単に安いから雇われて居るのだと思いますが。
Posted by 名無し at 2017/07/18 10:09