2017/06/22
100年時代の人生戦略
中身はというと、これまでは20歳ころから働いて、同じ会社やほぼ同じ職種で60歳位で定年迎えて、その後年金や若い頃に蓄えたお金で7~80歳位の寿命まで何とか生活していけたけど、
今の40代とかになるとそもそも寿命が90歳以上になるので、70~80歳くらいまで働かないといけないし、仕事自体も同じような職種や会社で働ける保証はほぼない。
21世紀になって生まれた世代になると100歳超えは当たり前。仕事や職種が変わっても生き残っていくために必要な知識やスキルを学生時代だけでなく、
場合によっては途中でいったん働くのを止めたり、仕事や職種を変えるために知識やスキルの再インプットしないといけないみたいなことが書かれてます。
僕が社会人になった年(1999年)に新入社員研修で当時の副社長が言ってた言葉で一番印象的だったのは、
「君たちはこれから37,8年頑張ってもらうことになる」
という言葉でした。つまり
「60歳まで同じ会社で働く」
というのが前提で話されてたのだと思うのですが、それが今となっては10~20年プラスして働かないといけないことになってるし、そもそもその会社・業種が50~60年後残ってるのかということですね。
今の40代、50代でも新卒で入った会社から転職したりあるいは社内の異動などで全く違う職種や業種で働いている人は少なくないと思いますが、これからはもっとその数が多くなるでしょうし、そもそも社会人なる時の業種選びなんて全く役に立たなくなるのかもですね。
現在僕は40代前半なので、後30年社会人を続けたとして、弊社の行っている「日本企業のベトナム進出サポート」という業種が30年後存在しているか、AI化などが進んでまず無さそうな気がします。会社として存続させていくためにもどんなタイミングで、どういう変化をさせていかないといけないか、しかるべきタイミングや次のビジネスの可能性についてしっかり考えておかないとです。
こういう話の時にいつも話題に出るカメラのフィルムの市場はこの20年弱ほどでほぼ無くなりましたが、今のスピードの速さを見ていると、市場や業種が無くなるのって10年もかからないのでしょうね。
そんな中で個人が何を大事にしておくべきなんだろうって考えた時、知識の再インプットはもちろんですが、最後は人脈なのかなぁと思ってしまいます。
AI化などがどんなに進んでも人と人の関係はコミュニケーション方法は変化しても続くものですし、人間関係から入ってくる情報はもちろん時には悪影響もありますが、ありがたい役立つ情報の方がはるかに多いので。
色々と改めて考えさせられる本でした。
Posted by いのっち at 10:58│Comments(2)
この記事へのコメント
長くニーズがある好きな事を見つけて仕事にする事ですよね。書類や手続きの代行をするだけのコンサルはGoogleが取って代わるし、例えば政財界のトップに会えるとかは新興国だと割とチャンスがあるので、海外ビジネスに必要な事を顧客より先に追求する事が好きなら、一生やれる仕事だと思います。
Posted by 名無し at 2017/06/22 13:54
そうですね。まずは長くニーズがある分野を探すことですね。。
Posted by いのっち at 2017/06/25 19:27