2016/02/14

何のために海外勤務するのか

先日、海外駐在したがらない日本人が増えている



という話を聞きましたが、たまたま古本屋さんで海外勤務を勧める本を発見したので、どんなことが書かれているのかと思い、買って読んでみました。

何のために海外勤務するのか

1冊目はイオンの海外ビジネスを第1線で支えてこられた田中さんが書かれた本。海外の人たちの考え方や海外ビジネスを通じてどう自分自身成長していくべきなのかというようなことが書かれてました。

2冊目は元国会議員でもある田村さんが書かれた本。田村さんは学生時代から海外に留学されたり、外資系でバリバリ働いてこられた方でその経験や、あちこちの国で活躍する日本人のインタビューなども載ってました。

どちらの本も共通して、これから日本で求められている人材は海外で働いた経験を活かしたタフで多様な思考ができる人材だというようなことが書かれていました。同様の話は日本の経営者からお聞きすることもよくあります。

日本国内でも日本人以外の人たちが働く職場が増えているので、文化の違う外国の人と違和感なく円滑に仕事ができる海外勤務経験のある人材は確かに重要なのでしょうね。

また、公私共々日本では起きえないようなことが常に発生する中で揉まれることで人間としてタフになるのも間違いなさそうです。

でも、多くの人は海外勤務したがらない、何故なのでしょうね。家族の問題、帰ってからのポジションの問題等々あるとは思うのですが、本当に海外経験を活かしてバリバリ活躍している人材になってるのでしょうか?

あるいは、彼らは海外での勤務期間に会社や社会が求めるような人材になれているのでしょうか?

むしろ、帰国後、社内やマーケットの変化についていけず、苦労している人も少なくないのかもしれないです。

それを補って余りあるくらいの経験や人脈を通じて人間としての度量が大きくなってるはずですが、

本人がどこまで前向きに海外で働いたか、という本人の努力次第で経験や人脈は大きく差がつくような気がします。

日本みたいにたくさんの上司や先輩や同僚がいるわけでも無いので誰も日々アドバイスしてくれないですし、相談する相手もほとんどいないのは事実ですので。

受け身のタイプでは海外では成長できないのは言うまでもありません。そう考えると、能力的に適正でも海外勤務したがらない人を送るより、少し能力が足りなくても海外勤務を望む人を送り出す方が企業にとってもよさそうです。

また、仕事内容云々の前に海外勤務を通じてどう自分自身を成長させるのか、しっかりと考えた上で海外で働くことが一番重要かもしれないですね。




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Posted by いのっち at 17:53│Comments(0)
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