2015/02/16
円安が続くと

日本食が安いってことです。
例えば今日大阪の本町駅前で食べた
サバの味噌煮定食は600円でした。
今の相場が1円=180VNDくらいなので
今の相場だと11万VNDくらい。
ホーチミンだと11万VNDでサバの味噌煮
をランチで食べれる店もあるでしょうが、
11万VND以上の店の方が多い気がします。
これが2年前の1円=250VNDだったら、
600円=15万VNDなのでこの差は大きいですよね。
ちょっと前までホーチミンの日本食屋さんの方が日本より
安かったイメージだったのが、今や大阪ですら大差ないようです。
これは逆にいうとベトナム人はじめ外国の人から見れば、
日本のものが数年前より格段に安くなっているってこと。
旧正月休みに日本に遊びに来ている人たちにとっては数割
安くに買えてしまうってことですね。

確かに内需拡大にはつながるでしょうけど、どんどん
日本人のバイイングパワーが弱ってしまっているって
ことの裏返し。日本のお店はたくさんお金を払って
くれる人を露骨に優先することは無いでしょうが、
そのうち、日本国内でも良い食材はまず富裕層と外国人
旅行者向けのお店に仕入れられ、残りの品が日本人に、
つまり大雑把なまとめ方をすると
国産高級食材=外国人と日本人富裕層用
輸入割安食材=一般日本人
みたいになっていくのかもしれないですね。
今の円安により輸出やインバウンドビジネスは一気
に加速し、日本復活の起爆剤にはなってくれるの
でしょうが、ずっと円安のままが本当に良いのか
というと、ちょっと疑問な気がします。
Posted by いのっち at 21:03│Comments(0)