2012/03/19
タイとベトナムの比較、バンコクとホーチミンの比較
昨日はタイの進出支援の会社の方とお会いし
ました。ベトナムより10年先を行っていると
いうのが僕のタイのイメージですが、
もちろん10年以上先を行っている部分もあり
ますが、ベトナムと変わらない、あるいは先を
行くことで不便になっているという部分もたくさん
あるなぁというのが正直な感想でした。
市外への道路事情はベトナムと比べると良いみたいですが、
120km離れた工業団地へも入居が進んでいるという
のはかなりの驚きでした(ホーチミンはせいぜい40km)。
また、バンコクとホーチミンを比較すると、日系企業
の進出の仕方はだいぶ違っていくのだろうなという
ことを感じました。というのもバンコクの日系企業に
あってホーチミンの日系企業に無いものは製造メーカー
特有の「系列」です。
有る無しでどう違うかは書き出すと長くなるので割愛
しますが、関連するビジネスも含め今後の日系企業の
進出や発展の仕方はだいぶ違うだろうなということは
両都市の状況を比較するとよく分かりました。
タイ事情を知ることでベトナムを客観的にみることが
でき、非常に勉強になりました。
ました。ベトナムより10年先を行っていると
いうのが僕のタイのイメージですが、
もちろん10年以上先を行っている部分もあり
ますが、ベトナムと変わらない、あるいは先を
行くことで不便になっているという部分もたくさん
あるなぁというのが正直な感想でした。
市外への道路事情はベトナムと比べると良いみたいですが、
120km離れた工業団地へも入居が進んでいるという
のはかなりの驚きでした(ホーチミンはせいぜい40km)。
また、バンコクとホーチミンを比較すると、日系企業
の進出の仕方はだいぶ違っていくのだろうなという
ことを感じました。というのもバンコクの日系企業に
あってホーチミンの日系企業に無いものは製造メーカー
特有の「系列」です。
有る無しでどう違うかは書き出すと長くなるので割愛
しますが、関連するビジネスも含め今後の日系企業の
進出や発展の仕方はだいぶ違うだろうなということは
両都市の状況を比較するとよく分かりました。
タイ事情を知ることでベトナムを客観的にみることが
でき、非常に勉強になりました。
Posted by いのっち at 09:18│Comments(1)
この記事へのコメント
「べトナムを客観的に評価する」いいですね。指標を変えてみると、もっと勉強になるかもね。「系列」は、90年代の日本企業が最も得意とした「雁行型」進出の産物でしょうか。日本国内の自動車産業でも、「1対1」の系列は影をひそめ、「n対m」の関係かな。
新興国の評価で「時間」を取るのは要注意かもね。
数年前、T生産方式で有名な自動車メーカーの方に聞いた話ですが、この生産方式も導入の基準があるそうです。「タイは、十分にその基準を満たす市場が形成されたが、ベトナムの年生産量はタイの1ヶ月分程度で導入の効果が出ない」と言うことでした。
タイと比べた場合、日本企業のベトナム進出には、ベトナム戦争後の国造りで日本政府の消極政策が、韓国、台湾企業の後塵を拝している一因かもしれません。
経済発展を目指すベトナム国も急速な成長を急ぐばかりに、昨年のタイの洪水被害の様なことを起こさない国造りを期待したいね。
「遅々として進まず」と言いますが、「遅々として進む」のがベトナムだと聞いたこともあります。
新興国の評価で「時間」を取るのは要注意かもね。
数年前、T生産方式で有名な自動車メーカーの方に聞いた話ですが、この生産方式も導入の基準があるそうです。「タイは、十分にその基準を満たす市場が形成されたが、ベトナムの年生産量はタイの1ヶ月分程度で導入の効果が出ない」と言うことでした。
タイと比べた場合、日本企業のベトナム進出には、ベトナム戦争後の国造りで日本政府の消極政策が、韓国、台湾企業の後塵を拝している一因かもしれません。
経済発展を目指すベトナム国も急速な成長を急ぐばかりに、昨年のタイの洪水被害の様なことを起こさない国造りを期待したいね。
「遅々として進まず」と言いますが、「遅々として進む」のがベトナムだと聞いたこともあります。
Posted by 大河内伝三郎 at 2012/03/19 11:21