ベトナムでビジネスを

年末にお客様からの依頼で技能実習生の送り出し機関とやり取りしていた時の話。

毎年、数百人程度は技能実習生を日本に送るそこそこの規模のところだったのですが、雑談の最中に

「実は今年の半ばから建築関係の企業への送り出しを中止したんです」

とのこと。

彼らが言うには、日本に行った後に、労災や社内でのトラブルなど色々とトラブルが多すぎるので、建築関係は中止して他の分野に力を入れようということになったのだそうです。

確かに建築関連での技能実習生のトラブル、僕もよく耳にします。

ただ、原因は受け入れ企業側の受け入れ姿勢と技能実習生の問題両方あるよなぁと思っております。

企業側の問題は

外国人慣れしてない職人さんなどに厳しく叱責されたりするなどのコミュニケーションの問題

建築関連は仕事に波がある中で、雨などで工事中止となった場合に給与などがきちんと支払われない等の問題

あたりが多いようです。

技能実習生の問題は

履歴書偽装などで、未経験なのに経験者と言って面接を受けるなどによるスキル不足の問題

言語能力が低すぎて、仕事が円滑に進まなかったり、労災につながったりするなど言葉の問題

あたりが多いようです。

どっちかのみが一方的に悪いということは無いはずですが、送り出し機関からすれば両方からクレームを持ち込まれてたまったもんじゃないというところなのですかね。

ただ、全て解決不可能な問題かと言えばそうではない中で、1名でも多く人材に日本で活躍してもらうためには、まだまだ解決しないといけない問題はたくさんあるようですね。