2018/05/05

サービスを止める勇気

20年来の友人との久々の再会。彼の地元でも人手不足は深刻みたいです。

そんな中でみんながなかなか踏み込めないこととして、「サービスを止める勇気」が無いことが人手不足に拍車をかけているそうです。







たとえば、ホテルで連泊するお客様には、シーツの取り換えなどをしないみたいな、お客様次第では「どっちでも良いよ」って内容のものをこれまでの習慣上止められず、そのサービスを維持するために従業員を人手不足なのに一定数確保し続けないといけないみたいになっているのだそうです。

そのサービスを止める代わりに少し値下げするみたいなことをすれば大半のお客様は受け入れてくれるでしょうし、外国人留学生などを必死に確保しなくても良いのにってことみたいです。

ただ、これは人手不足の企業や業種に限らずの話なのかもしれないです。

業界ではこのサービスをするのが当たり前みたいになっていることで、実は社員は時間外労働を強いられたり、それをしているからと言ってお客様は満足度が高まっているかと言えば実は大して関係なかったりすることって多々ありますよね。

僕らのような日本企業の進出サポートの業界だと昔は空港送迎をサービスの一環で行っている会社はありましたが、空港タクシーは多少のぼったくりはありますが、治安の良いベトナムなどではわざわざ迎えに行かなくても自分で市内までは十分移動できるはずってことで、

弊社もやってませんし、今はオプションとしては載せていてもパックとして行っている企業は少ないようです。

きっとこれもどこかの企業が空港送迎をしなくても満足度が変わらなかったと気づいてサービスの一環としてやらなくなっていったのでしょうね。

サービスは品目を増やしたり手厚く増やしていくものって考えが根強いですが、今自社が提供しているサービスのうち、本当にお客様が必要としているサービスは何かと考え、内容次第では機械化したり、そのサービスを止める勇気も重要かもですね。弊社ももう一度自社のサービスを見直して、本当に全て必要かを確認してみようと思います。




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Posted by いのっち at 09:38│Comments(3)
この記事へのコメント
迎えに行かない方が、現地日本人のありがたみを感じてもらえるから、やったら逆効果なサービスだと思っております。

15年後の日本は1.7人の日本人が1人の老人の生活を支えないといけない計算です。
外国人に働きに来てもらって納税してもらわないと、物理的に無理で日本人は死滅してしまいます。
そこを見越して今動いている企業と動いていない企業、どっちになりたいですか?と経営者の皆さんには問いたいですね。
動いてない企業は言わずもがな共倒れなんで、気にする必要すら無いんですけどね。
Posted by 名無し at 2018/05/05 10:05
値段を下げる方にしか思考が働かない。
安けりゃ売りやすい。
結果原価を下げる。
一見安そうだが品質が落ちているだけ。
製品を良くするべきところ悪くする方向となり
自ら競争力を無くしている。
Posted by すずき at 2018/05/05 10:40
名無しさん

日本に戻ると感じるのがなかなか将来まで考えて動けている企業は少ないよなぁということです。

同業者が動けてないうちに動くというのが勝ちパターンの一つである中で、高齢化は確実に訪れる中でこれを見越したビジネスにできている企業はまだまだ少ないのでしょうね。
Posted by いのっちいのっち at 2018/05/05 15:15
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