2017/08/11

日本が嫌いになって帰っていく留学生たち

今回の滞在中に聞いた話なのですが、この数年、日本に来た留学生のうち約8割が日本に失望して帰っていくという話でした。

統計上出ている数値かどうかわかりませんが、留学業界に詳しい方の話なので大きくずれていない状況のようです。






留学生は日本に来る前にみんな日本に留学することで得たい成果や、日本での留学生活そのものに様々な憧れを抱いてやってくるわけですが、それが全然叶わず帰っていく留学生がそれだけ多いということなのでしょうね。

留学後に日本で働きたいと思ってもなかなか就職口がなかったり、日本人との交流などが進まず、日本生活に馴染めなかったり、日本語能力などで、自分が学びたいと思っていた学校へ入学ができなかったり(これは本人のせいもありますが)、

描いていたことができなかったと思いながら帰っていく留学生が大半であるようです。

悪い噂は良い噂の5倍伝わるという話がありますが、母国に帰って、「日本に行ったけど、イマイチだった」という話が拡がっていけばいくほど、出稼ぎ目的の質の悪い留学生しか日本に来なくなってしまう悪循環につながりそうで怖いですね。

留学生30万人計画というのが動いているようですが、どんどん留学生の満足度増えていく向上についても考えないといけない時期なのかもですね。




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Posted by いのっち at 14:11│Comments(4)
この記事へのコメント
大阪在住の私は現在、神戸にある私立大学のベトナム人留学生5名に
日本語での会話の相手をして少しでも、レベルアップになるように
お手伝いをしています。
あくまでもボランティア活動です。
猪谷さんのご指定通リです。
日本は西欧から多くを学び、発展しましたが、アメリカ流の管理主義に
陥っています。
すぐに、計画計画と言って、根拠がない数値目標を挙げて
達成することを目的にしてしまう悪い傾向があり、30万構想も同じことです。
ますます、日本嫌いを製造中。
Posted by 角元敬冶 at 2017/08/11 22:22
角元様

コメントありがとうございます。

角元様のような取り組みが少しでも日本国内で広まってくれると高い満足を持って母国に帰ってくれる人が増えるのですが。

素晴らしい取り組み是非継続お願いします。
Posted by いのっちいのっち at 2017/08/11 23:20
コメント失礼します。
記事を拝見してああ、やっぱりねという感想です。
私は某コンビニエンスストアの食品製造会社でパートをしていた事がありましたがそこはベトナムからの研修生を受け入れていました。
彼らはとても真面目でした。
日本人従業員より真面目でした。
ベトナム人の中でも若くて優秀な人材が選ばれて来ていると小耳に挟んだこともありました。
はっきり言って仕事内容と人材が不釣り合いと思えるほどよく働きました。
そしてそのベトナム人研修生達なのですが最初のうちはニコニコして友好的なのが日に日に日本に幻滅していゆき笑顔がなくなってゆくのが分かりました。
本来ならこんな工場で働くレベルの子たちではないのに言いくるめられて来ちゃったのかなという感じです。
国や企業の政策の一環で研修生を受け入れるのはともかくとしてその利益優先で受け入れ体制が整っていないのが現状でしょう。工場内でまともに生産管理教育を受けている様子もありませんでした。
当時日本人としてすごく申し訳ない気持ちになりましたよ。
そういうのが嫌だったのもあってその会社は辞めました。
そういう生の声を封印して日本は海外から人気だという風潮がテレビでもネットでも溢れていて本当にがっかりです。
この記事でベトナム人の方々の本当の意見を知ることが出来たのは貴重です。
ありがとうございます。
Posted by らずり at 2018/01/09 23:14
らずりさん

コメントありがとうございます。

昔、お弁当工場がまだ研修生受け入れできなかった時代に留学中の私のベトナム人の友人がアルバイトしていたことがあったのですが、まさに同じような状態になっていました。

私が日本帰国時に会った時に、

「どうやら、日本人には2種類の人種がいるようだ。ベトナム時代に会っていた日本人と、アルバイト先で会う日本人は同じ日本人とは思えない。」

と言ってました。まさに日本に幻滅していたのだと思います。
Posted by いのっちいのっち at 2018/01/13 10:49
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