2015/03/30

現地子会社の美しい赤字と美しくない赤字

いろいろな現地の立上げ責任者の方や経営者の方とお付き合い

している中で感じていることのまとめです。

現地に進出されてから1年経ち、2年経った時に、決算や月次

がどうなっているか?ということがいろいろな評価材料になる中、

高い評価を受けるのは事業ですから黒字を出し続けることが一番

良いのですが、海外で1年目や2年目から駐在者の人件費含めて

黒字を出すのはよほど固定費がかからない上に、粗利率の高い

ビジネスでかつ責任者の方が相当優秀じゃないと厳しいのは現状です。

なのでほとんどの会社が赤字には違いないのですが、お話していて

美しい赤字を出しておられるなぁと思う時と、美しくない赤字を出して

おられるなぁと思う時があります。

その解釈差は何?と思われると思いますのでちょっとご説明しますと

(あくまでも僕なりの解釈です)

美しい赤字というのは、事業が拡大傾向や、収益化の目途

(ビジネスモデルがはっきりとしている)が立っているものの、

しばらくは黒字まで時間がかかりそうという状態。

たとえば、立上げ2年目にして新規増産のための機械を追加して

その人員追加や諸々の費用のため赤字とか、売上高が前月比プラスが

ずっと続いていたり、今後の売上増が明らかに見込める状態になって

いるけど、今は赤字という時などです。

それに対し、美しくない赤字というのはある程度売り上げが立っていても

伸びが明らかに低かったり、同業者と比べてサービスが明らかに劣って

たり、そもそもはっきりとしたビジネスモデルが話を聞いていても見えない

みたいな時です。

本社の方から見れば、この差は見えにくいのかもしれないですが、

(特に美しくない時にどれほどやばい状況なのかなど)

現地の同業者や取引先の方に話を聞けば、美しくない赤字を出してる会社

は結構一目瞭然だったりすることあります。

ま、これって日本でも同じ事かもしれないですね。




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Posted by いのっち at 19:17│Comments(0)
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