2015/03/18

中国とベトナムのモノづくりの生産委託状況の違い

去年あたりから中国でモノ作りをしているお客様で

ベトナムに生産拠点(製造委託先)をシフトしたい

というお客様が急増しています。

そんな中、なかなかベトナムで次の生産委託先を

見つけ出せないことが多いです。

一言で言うと

「ベトナムと中国では置かれている状況が違う」

ということなんですが、ちょっとそれを具体的に。

(以下、ローカル企業に頼む場合のことです)

1つ目は企業数の違いです。世界の生産拠点となっている

中国には1つの業種でも何百という企業が生産可能で、

細かい分類ごとに対応可能な工場を分けられるくらいですが、

ベトナムは人口が中国の10分1であるように対応可能企業数

も10分1程度になります。そのため候補企業数がどうしても少なく

なりがちという状況です。

2つ目は原料や素材の調達割合の違いです。石油化学プラントが少ない、

生地等ある程度揃う分野でも品質の高いものや特殊素材などはほぼ

輸入ということもあり、人手のかかる加工賃は安くても原料や素材

の輸入コスト分があがってしまい、結局は中国と変わらないかむしろ

高くなるみたいなことが起きがちです。

3つ目は中国企業ほどガツガツチャレンジしないことです。

お客様から言われるのは中国企業はできないことでもできますと言って

チャレンジしてくる(その分失敗も多いみたいですが)が、

ベトナム企業はちょっとレベルの高いことをお願いすると

「それは難しいからできない」とか「日本企業の求めるクォリティには

うちは対応できない」みたいな返事が返ってくることが多いとのことです。

ヨーロッパやアメリカ向けは品質基準が日本ほど高くないので仕事

しやすいというベトナム人経営者の本音もあちこちで聞きますので、

無理して日本の高いレベルの仕事しなくてもというのが本音なのかも

しれないです。

4つ目は商社的な動きをする会社が少ないということです。中国だと

日系はもちろん、現地系、香港系、台湾系などの中小の商社が分野ごとに

活躍しているようですが、ベトナムは現地系、日系に関して言うと

中国とは比較にならないくらい弱く、情報が集めにくく、皆さん自力で

一から探さざるを得ないということが多いようです。

僕らもお客様の生産委託先探しをお手伝いしながら上記のような理由で

なかなかドンぴしゃりな企業に辿り着かず、例えば縫製で言うとリストアップ

した企業の10%程度がサンプル作成やお客様の訪問できる企業、

さらにそこから発注となると、値段の折り合いもあるので1〜2割と

いうのが実情です。

1社でも多くのお客様が良いベトナム企業を見つけ出せるよう、弊社も

さらに努力しないといけないです。




ベトナム進出、現地調査や販売代理店の開拓、ベトナム人採用など、ベトナムビジネスのご相談は

VIT Japan

http://vitjp.com/

までご連絡ください。

Posted by いのっち at 14:30│Comments(0)
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