ベトナムでビジネスを

今日はホーチミン市内でストリートチルドレン

などの自立支援を目的としたHuong Laiという

ベトナム料理店を経営している白井尋さんの

セミナーでした。

白井さんは1997年に語学留学でベトナムに来て、

ボランティア経験など様々な経験をする中で、

ベトナムの家庭料理の食文化を外国人の人に伝えたいと

いうことと孤児院の子どもたちの社会進出支援をしたい

という想いから2001年Huong Laiをオープンされました。

チャンスには2つあり、自分でつかめるチャンスと他人から与えられる

チャンスがあり、日本人は自分でつかめるチャンスがたくさんあるが、

ベトナム人（特に貧困層）には少ない中で、彼らに社会へ独立する機会を

与えたいと思って日々取り組んでおられるそうです。

Huong Laiは現在スタッフ13名、孤児院、ストリートチルドレン、

貧困家庭の出身で2〜6年程度働いて社会へ巣立っていきます。

卒業後はサービス業（一流ホテルや高級レストランなど）で働く子

が多いそうです。

ほとんどのスタッフは小学校までしか出ていないので、進学を希望する子

には学費支援までしているそうです。













ベトナムに18年間生活し、ストリートチルドレンなどの子どもたちを自立させる

という他の在住者にはまずいない濃厚な経験をしてこられた中で、たくさんの重み

のあるお話を聞かせて頂いたのですが、一番僕にとって印象的だったのは

・人の己を知らざることを憂えず、人を知らざることを憂う

という言葉です。僕らは海外で生きている中で、生まれてきたバックグラウンド

も全く違う人たちと仕事をしているのであるからこれを常に意識し、理解して

行動すべきですとのことでした。

ベトナム人スタッフが日本文化のことを理解してくれないと嘆く前に、

自分自身がベトナム人のことをもっと理解しなさいということだそうです。

白井さんの18年から見れば僕の4年半なんてまだまだ半分にも到達して

いない中、ベトナム人の皆さんのことも理解できてないことの方が多いんだ

という意識を持って行動しないとなぁと思いました。

また、日本と違い様々な人から話を聞かせてもらえる機会もなかなかない

中で今回のセミナーは本当に貴重でした。


Huong Laiはこちらです。

39　Ly Tu Trong Dis1 HCM