2016/06/26
統合を進めるASEANと分離しようとするEU
つい数日前、イギリスが国民投票の結果、EUからの離脱を進めていくことになりましたが、よく考えたら今年はASEANは今年から一部例外を除いて域内関税撤廃が昨年末で開始され、ASEAN経済共同体(AEC)が発足し、ASEAN統合に向けて大きな一歩を踏み出した年。
ASEAN統合という言葉をあちこちで耳にし、日本でもこのASEANマーケットへどうやって自社の商品を販売していくのかみたいなことを考えておられる企業も多いかと思います。
ドイツやイギリスのような世界有数の国力を誇る国とギリシアなど、どちらかというと世界経済の中でも厳しい状況になっている国を抱えてその格差による移民の急増などが今回の国民投票結果の一因と言われてますが、
ASEAN内でのシンガポールとミャンマーなんて、その比じゃないほどの国力の差があります。
ただ、面白いのはASEAN内の先進国であるシンガポールにしてもタイにしても3Kのようなきつい仕事は自分たちでやるより、むしろ他国から人を呼んでやってもらった方が良いという考え方であり、発展途上の国からの出稼ぎは当たり前なことです。AECでは非熟練労働者の移動の自由化は行われていませんが、ある意味、EUよりASEANの方が人的交流は自然に進んでいるのかもしれないです。
まあ、EUは規模を拡大するために無理して加盟国を増やし過ぎて利害調整が難しくなっているのかもしれないですね。民族が違うとそれぞれ考え方や利害が違うのは当然ですので。ASEANの10カ国とかEC当初の6カ国とかくらいがちょうど良いのかも。
ASEANの先行事例みたいなEUが分離という話になるのですから、ASEANもこの先どうなっていくのか分かりませんが、少なくとも最初から大きな経済格差があると理解できているはずですし、先行事例からいろいろと学べる分、ASEANの方が案外スムーズに無理のない形で統合が進んでいくのかもしれないなと思います。
ASEAN統合という言葉をあちこちで耳にし、日本でもこのASEANマーケットへどうやって自社の商品を販売していくのかみたいなことを考えておられる企業も多いかと思います。
ドイツやイギリスのような世界有数の国力を誇る国とギリシアなど、どちらかというと世界経済の中でも厳しい状況になっている国を抱えてその格差による移民の急増などが今回の国民投票結果の一因と言われてますが、
ASEAN内でのシンガポールとミャンマーなんて、その比じゃないほどの国力の差があります。
ただ、面白いのはASEAN内の先進国であるシンガポールにしてもタイにしても3Kのようなきつい仕事は自分たちでやるより、むしろ他国から人を呼んでやってもらった方が良いという考え方であり、発展途上の国からの出稼ぎは当たり前なことです。AECでは非熟練労働者の移動の自由化は行われていませんが、ある意味、EUよりASEANの方が人的交流は自然に進んでいるのかもしれないです。
まあ、EUは規模を拡大するために無理して加盟国を増やし過ぎて利害調整が難しくなっているのかもしれないですね。民族が違うとそれぞれ考え方や利害が違うのは当然ですので。ASEANの10カ国とかEC当初の6カ国とかくらいがちょうど良いのかも。
ASEANの先行事例みたいなEUが分離という話になるのですから、ASEANもこの先どうなっていくのか分かりませんが、少なくとも最初から大きな経済格差があると理解できているはずですし、先行事例からいろいろと学べる分、ASEANの方が案外スムーズに無理のない形で統合が進んでいくのかもしれないなと思います。
Posted by いのっち at 15:26│Comments(0)