ベトナムでビジネスを

海外住んでると必ず発生するのが様々な失敗。

ベトナムでは命を取られたりするわけでは無いので、

高い授業料だったねという話になるのですが、




僕も初期の頃を中心に大小様々なやらなくても良い失敗を経験してきてます。

例えば、1番最初に会社設立をした時は頼んだ弁護士が外資企業の設立に不慣れだったようで、こちらが希望していた設立時期には間に合わず結局別の会社にお願いすることになり2度手間が発生。費用もかなり余分にかかる羽目に。

高い授業料だったなぁと思うと同時に、以来、自分の失敗を糧に、信頼できる弁護士さんがいかに重要かということで、ある信頼できる弁護士さんを見つけて以来、ずっとお客様の会社設立業務などをお願いしているような状態です。

それ以外にも従業員が取引先にリベートを要求してたり、小さなものでしたが会社の備品を持ち逃げ退社されたり等々様々な失敗は経験済みです。

ただ、たいていの場合、こういうことをしてたら未然に防げますよというのがあるので、以来お客様には場面場面で様々なアドバイスをするようにしてます。

あるいは日本人同士の集まりなどで先輩経営者が新しく来た人に色々と教えておられる場面は僕も多々目にしております。

そんな中、先日お会いした方の話はまさに上記のようなアドバイスを一切聞いて無かったんだろうなと思われる話です。

その方は2年前にベトナム立ち上げ責任者として、赴任してこられたのですが、ベトナム在住日本人や日系弁護士なんてあてになるか、ということで、立上げ担当で採用した社員と自分で会社設立業務に取り組まれ、何と1年後にようやく設立。しかも費用は通常の数倍。

弊社と同じコンサルティングライセンスなので、書類準備期間も含め3か月もあれば十分可能だと思うのですが、何だか途方もない時間とお金がかかってしまったようです。

そして、ようやく会社設立し、採用した社員に事前研修をということで5名ほど約3か月間日本に行かせて研修をさせることに。これまたビザ等で紆余曲折あったようですが何とか日本に研修へ。

3か月の研修を終え、みんな無事帰国してくれて、さあこれからというタイミングで全員から退職届が。日本研修後の縛り等も無かったようで、皆さんきれいに去っていかれたようです。

ここまで高い授業料払ってるんだからと、もう一度採用されて何とかその後も頑張っておられたようですが、先日ついに帰任ということでご挨拶に来られ、後任はいらっしゃらないとのことなので、事実上の撤退なのでしょうね。高い授業料は回収しきれないままに帰っていかれたようです。

高い授業料をいかに少なくするか、そしてそれをその後どう生かし回収するのか、現地責任者の力量が試されるのでしょうね。

皆さんも高い授業料払った経験、是非コメントにお願いします。