2019/01/19

場末のデブ専マッサージ店でマッサージ嬢とそこに来る客の美しくない話

この7,8年ずっと通っている散髪屋の2階には洗髪ルームとマッサージルームがあります。

この店のオーナーさんである女性はこの道20年のベテラン理容師なので腕も良い上に、

初めて訪問以来ずっと4万ドンとお値段据え置きで大変良心的なのですが、マッサージ嬢達が非常に微妙でして場末感溢れております。


皆さん原色バリバリのセクシー衣装に身をまとい、僕のカットしてもらっている横に寝そべって出番待機しております。歴代何人ものマッサージ嬢に変わってきたのですが、全員に共通することはズバリ「ぽっちゃり」。

ひょっとしたらデブ専マッサージ店なのだろうかというくらいのBMIで30をゆうに超えそうなメンバーばかりで、そんな彼女たちがマイケルジャクソンばりに真っ白に化粧してたり、瞼を青く塗り過ぎて殴られた跡みたいになってたり、不二家のペコちゃんばりに頬紅を塗ってたりとそれはそれで生物学的には大変興味深いです。

ただ、僕は彼女たちからマッサージを受けたいとは全く思えないのですが、何回かに1回はお客様がマッサージを受けに来ていて人気のようです。そんな中で半年くらい前から入った女性は一味違います。

30代前半くらいでお化粧はほぼすっぴんなのですが、BMIは40を超えている体重80kgくらいある立派な方で、さらにデューク東郷ばりに一切の愛想が無い方です。

そんな彼女なのですが、好みの方が多いのか、僕がカット中にも何度か指名を受けてサービス提供のために2階に上がっていったのですが、今日も僕が散髪開始とほぼ同タイミングで2階に上がっていきました。

そして、20分ほど経ったときにお客様(60代後半か70代のハゲ親父、歯は半分以上なし)と降りてきたのですが、お客様が恐ろしく不機嫌そうな表情で後ろのソファに座り込みます。

年齢が年齢なので気分でも悪いのかな?と思っていたら、突然彼女に投げつけるように32万ドンを。パラパラと下に落ちたのですが、彼女も拾いもせず、無表情のまま睨みつけてます。

オーナーさんが見かねて、お客様に「35万ドンを払ってください」と言ったところ、

ハゲ親父が

「〇△■・・・なんだからこんな奴に35万ドン払えるか」

とすごい形相で怒鳴りつけます。

2階でどんなサービスが行われたのかはわかりませんが、どうやら、お客様は3万ドンをディスカウントしないと気が済まないと怒ってるみたいでひと悶着。

こんな場末のマッサージ店で、3万ドンのチップをめぐるBMI40マッサージ嬢とハゲ親父の攻防は見ていてハラハラするよりも、何だか哀愁漂ってる感があって本当に美しくない光景でした。また、一つベトナムの深い部分について学んだような気がする土曜日の午後でした。




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Posted by いのっち at 18:05│Comments(0)
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