ベトナムでビジネスを

先日、技能実習生として農場で働いている人たちの様子を見学させて頂きました。

農業なので冬場になると一気に仕事量が減ってしまったりして雇用を維持するのも大変みたいで、

人手不足だけど外国人技能実習生採用に踏み込めないところも少なくないみたいです。




技能実習生の業務の内容とか地域の状況とか色々とお聞きしていた中で、経営者の方が

「この地域で農業関連の仕事は、ずーっと人手不足で、今後も技能実習生を受け入れない限り永遠に解決することの無い問題なんですよ。彼らは残業代さえ払えば喜んで残業もしてくれるし、むしろもっと働かせてくれと言ってくる。日本人は誰も来てくれない中、こちらは何とかして彼らにたくさんの給与を払えるようにしてやるかが大事なんです。」

とのこと。

つまり、来てくれる日本人はもういない、かつ日本人のパートと違い、仕事の無い苦しい時期も外国人技能実習生に給与を払うという決断をしない限り、ずっと人手不足のままってことのようです。

また、この外国人技能実習生を雇用としてでも農業を続けていこうと思う農家の人が減っていくと今度は産業そのものが消えて行ってしまうんだろうなと。

農業分野への技能実習生というと、逃亡率の高さで、本当に続けてて良いのかという議論もあるようですが、日本の重要産業の一つが滅びるかどうかの瀬戸際を支えてくれているのが外国人の人達というのも重い話ですし、

外国人季節労働者的な受け入れや技能実習生自体の企業間の移動制度含め、外国人採用がもっとしやすい弾力的な制度が整って行かない限り永遠に解決することの無い人手不足を抱えた産業はまだまだ人手不足のままかもと思いました。