ベトナムでビジネスを

人手不足な上に働き方改革というのが日本で叫ばれていて、人手不足に益々拍車がかかりそうな気配ですが、

先日の日本一時帰国の際にある経営者と話していた時に興味深い話があったのでちょっとご紹介。

それは日本では今後ワーカークラスやアルバイト以上に経営層や中間管理層が不足するだろうということです。

その方曰く、ワーカーやアルバイトは外国人労働力やAIなどの機械化で十分補える可能性はある。というのもどちらも人数の問題であり、また戦力化するまでの期間も比較的短いので、個別企業の工夫や政府などの動き次第でいずれ収まってくるだろう、

ただ、経営層や中間管理層というのは半年や1年で育てられるものではない、自前だと5年10年以上かけてようやく育てるものであり、中途で引っ張ってくるとなると当然高くなるし、引っ張り合いだとどうしても大手が優位になる。

労働人口が減っていくというのは経営層や中間管理層を経験した人の減少が著しいわけであり、若年層が急に補えるものでもない中で、中小企業は今以上に会社の幹部クラスの人材を確保するのが難しくなってくる。

とのことでした。

会社の屋台骨を支える層が薄くなるというのは確かにワーカー不足以上に深刻なので。

確かにこの数年、僕らの周りでも海外事業を任せられるような経営層や中間管理層が確保できないと悩んでおられる中小企業は少なくないですし、人手不足が更に進む中で、よりその状況は深刻になっていくのでしょうね。

IT業界などでフリーランスでプロジェクトごとに活躍されている優秀な人って少なくないですが、それ以外の業界も数年単位でプロジェクトごとに活躍する経営層や中間管理層というのが求められるようになるのかもですね。