ベトナムでビジネスを

半年くらい前に、ある日本の団体のお世話をしました。実はその団体は数年前にもホーチミン視察に来られたのですが、その時のメンバーが数名混じってました。

その再訪メンバーのうちの一人に対して、前回お会いした時にどうも好印象を持てなかったのを覚えていて、

「あ、またあの人来てるよ。」




と思っていたら、複数あるグループテーブルのうちの同じグループテーブルに。

まあ、このグループをお世話するのが今日の僕の仕事なので、「他の人たちと仲良くしてたらいいや」、

くらいのことを思って宴会に突入したのですが、何かの拍子にその方とお互いの起業した理由を話すことに。

僕はベトナムでビジネスしようと決めたのは2010年の初頭くらいで、当時日本はリーマンショックからようやく立ち直りつつあったものの、

まだまだ厳しい時期で先行きも見えないっていう状態の中、着実に成長を続けているベトナムを見ていて、

後悔の無い人生を送るためには何ができるか分からないけど、ベトナムで一勝負してみよう、自分の取組みを通じて、ベトナムと日本がちょっとでも良い関係になれば、

程度のことを思って手持ちの有り金(たいした額では無かったですが）ほぼ持ってベトナムにやってきたら、

日本時代にお付き合いのあった人たちがいろんな形でチャンスを与えてくださったり、

「ベトナムいるんだったら、これ手伝ってよ」とか「知合いがベトナム行くから世話してあげてよ」みたいなことを言ってきてくださり、

そんなのをこなしてたら、いつの間にやらコンサル業になってたという話をしたのですが、

その方の起業の理由を聞いたら、自分の生まれ育った街を盛り上げたり、若者が地元に残ってもらえるようにするためには

この街で事業を起こすのが一番貢献につながるはずだってことで起業されたとのこと。

ほぼ自分のことしか考えず起業した僕とは大違い。しかも、数年前にお会いした時より着実に事業も大きくされてますし、地域活動にも精を出されているようです。

やっぱ、事業を通じてどうしていきたいのかを真剣に考えている方は着実に事業伸ばされるよなぁ

と僕ももっと真剣に考えてビジネスに取り組まないとと反省すると共に、

人ってこうやってじっくり話したり一緒に行動した上で判断しないと表面だけで相手のこと判断しちゃほんとダメだなとさらに反省。

良い人だって思って付き合ってたらとんでもない目に遭わされることはあっても、

良くない人だと判断した時点で近づこうとしないがために、その方の本当の素晴らしさを知らずに、

その後お付き合いしないままになってしまっている人、結構いるのかもともったいないことしてたなぁ、と何だか反省だらけで冷や汗ものの宴会でした。