ベトナムでビジネスを

今日で僕がホーチミンに住んでから丸3年になりました。

3年間よくぞまぁ、生き延びたもんだという感想と

3年経ったのにベトナムの成長と比べると全然進歩して

ないなぁという感想とが入り混じった複雑な気持ちです。

1件の見込み客もない中で、ベトナムで起業しようと考えた

当初に有り金全部と1年間にこの国で生活していくのに

最低限必要な生活費を比較して、売上がほとんどなかった

場合に、どれくらい続けていくことができるのかと計算した

時に、生活コストの安い国とはいえ、どんなに切りつめても

2年半くらいが限界で3年は持たないという結論が出ていたので、

生き延びているということは何とか食いつなげているという

ことでちょっと感慨深いものがあります。

（大変助けて頂いた恩人のような方も数名いらっしゃりその方々

のおかげのところが大きいです）

逆にこんなに日々ベトナムは進化してるのに、まだこの程度

しか実績出せてないの？と言われると「おっしゃる通りです」

としか返せないのも事実でして。


日本人でこちらで起業され、すごく活躍中の方も

何名もいらっしゃる中で、孵化はしたもののよちよち歩きレベル

な現状はほんともっと頑張らないとというのが正直なところです。

この3年間振り返ってこのベトナムで大きく変化したのは

何か？

と聞かれたら、僕は

・日本人の数

・ベトナム人の消費力

と答えると思います。

日本人の数については僕がホーチミンに住み始めた頃は短期

滞在者の数を含めても6〜8,000人程度と言われておりました

が、今や15,000人くらいいるのではと言われるくらいで倍

程度まで増えてます。それに合わせて日本人向けの日系企業の

サービスも一気に充実し、すごく住みやすい街になりました。

また、ベトナム人の消費力に関しては象徴はスマートフォンです。

僕が来た当時はアイフォンを持っているというだけで相当珍しい

存在だったのが、今や都市部のホワイトカラーではスマートフォン

は当たり前、工場のワーカーなどでもちょくちょく持っている人が

いるような状態です。

次の3年間で僕らが分かっていることだけでも、ASEAN内の関税撤廃

やイオンさんや高島屋さんの進出があり、きっと恐ろしいスピードで

環境が変化していくでしょうから、このスピードに取り残されないように

するためにも僕自身もっともっと頑張り、日々成果を出していかなければと

思う次第です。