2017/05/31

教師から反面教師への転落

日本帰国中に興味深い話を教えてもらったのですが、アジアの国々の間で最近、日本は教師から反面教師になりつつあるとのことです。

確かに第2次大戦後に資源の無い国が奇跡のような急成長を遂げてアメリカに次ぐ世界2位の国にまで上り詰めたというのはアジアの国々からすればどうすれば、ああなれるんだろう?、日本の成長の秘訣は何だったのかとか、日本を見習え、みたいな憧れの研究対象だったのは間違いない話です。

ただ、それも昔の話で、今はようやく少しは脱出しつつあるものの長期の景気低迷、一気に進む高齢化、巨額の財政赤字など、どうすれば、ああなることを防げるのか、みたいな悪事例の研究対象になってしまっているのだそうです。

まさに教師から反面教師への転落状態。

日本みたいになりたい

から

日本みたいにはなりたくない

という状態になっているようです。

日本がアジアの国々から再びあこがれの存在になるには何をすべきなのか、僕には答えは分かりませんが、少なくとも強い危機感を持たないといけないのは事実のようです。
  


Posted by いのっち at 08:37Comments(4)

2017/05/30

技能実習生で疲弊する中小企業

技能実習生制度を利用して、ベトナム人採用を行う日本企業はこの1,2年本当に増えてます。

ただ、そんな中でちょっと興味深い話を聞いたのでちょっとご紹介。

それは、技能実習生を受け入れることでかえって企業が疲弊してしまうということです。




どういうことかというと、近年、中小企業(特に規模の小さな企業)が技能実習生を受け入れるところが増えてますが、

言葉もあまり分からない技能実習生が起こすプライベートでのトラブルや、彼らの生活サポートなどを勤務時間だけでなく勤務時間外にまで対応しなければならず、

少人数の企業だとそれをあれこれ対応しているうちに、管理部門のスタッフや彼らの上司に当たるような立場のスタッフが彼らをサポートするためにどんどん疲弊してしまい、

もうこれ以上受け入れたくないという話や、彼ら自体が退社してしまうというところに陥ってしまうのだそうです。

数年前に大学で飼育されてたヤギをベトナム人技能実習生が食べてしまったというニュースがありましたが、じゃ、このようなトラブル解決のために誰が走り回るかっていうと、彼らの所属している会社の人たちですので。

ある程度の人数の技能実習生がいれば、互いに助け合ったり、先輩格の年数の長い人が日本での生活をサポートするので、まだマシなのでしょうが、

2,3名程度で日本に来て間もない時期だと分からないことだらけでしょうから、色々とトラブルを起こしても不思議じゃないですし、結局そのトラブルの後始末は管理部門や上司が対応せざるを得ないのでしょうね。外国人技能実習生の受け入れ先は増えることはあっても減ることは無い中、今後も疲弊する中小企業は少なくないのでしょうね。
  


Posted by いのっち at 00:14Comments(0)技能実習生・留学関連

2017/05/28

「これだから中国人は・・・」と言われる振舞い

一時期と比べるとマシにはなりましたが、爆買いにやってくる中国人はたくさんのお金を払ってくれるありがたい存在ではあるものの、

振舞いなどは各国で散々批判されていて、様々な場所での中国人観光客の傍若無人な振舞いがニュースなどに出ていましたし、

中国政府が海外でのマナーについてのガイドブックを出してマナー向上に取り組んでいるというニュースを見かけたりもしましたが、それでもまだ一部では唖然とする行動をしてしまう中国人がいるようです。

去年バンコクでお店の床にしゃがみ込んで商品をチェックする中国人の様子をブログにアップしましたが、



今回の帰国時に成田からホーチミンに戻るフライトのゲートの隣が中国便だったのですが、こんな光景を発見。

 















おっさん2人が通路側の地べたに寝転がりジュース飲んだりゲームしたりしています。

たまに欧米人のバックパックの若者などが長時間の乗り継ぎ待ちの時間に寝そべってたりしますが、たいてい椅子の上ですし、同じように椅子のあたりでこの光景なら分かりますが、ここは思いっきり通路。

しかも彼らの乗る飛行機はほぼ定刻で10分遅れくらい。ちなみにこの状態は登場開始30分くらい前の光景。自宅じゃないんだから、ここまで搭乗前に通路でくつろがなくてもというくらいに大胆な振舞いです。

そりゃ、こんなこと世界各地でやってたら嫌われるよなぁと思うのですが、ただこういう行為って、全体で見たらほんと一部の中国人がやってるんですよね。

今回も数百人が待っている場所でたった2人がこんな行動をとっているだけなのですが、ただ周りから見れば、

「これだから中国人は・・・」

と言われる象徴的な振舞いなんですよね。

特に都会の若い世代中心にもはや日本人はじめ先進国と変わらないマナーやセンスを身につけた中国人も多数外国旅行してるはずなのですが、どうしてもこういうおっさんの傍若無人な振舞いの方が目立ってしまいます。むしろ、都会に住む中国人の若者たちからすれば「一緒にしないで」という光景なのかもしれないですね。

ただ、この光景を写真に撮っていたら、撮られていると気づいたのかおっさん達は急に立ち上がり、椅子の方に移動していきました。もし、気づいての行動なら段々中国人も変化してきているのかもしれないですね。

  


Posted by いのっち at 21:06Comments(0)

2017/05/28

人不足から人余りへの転換点の到来

日本に帰ってどこの地域に行っても耳にするのが人手不足。

もはや、飲食店やコンビニエンスストアなどはベトナム人はじめ外国人留学生によるアルバイトの力なしでは経営が成り立たない状態ですし、

建築や製造業でも技能実習生で何とか持っているという状態のようです。



滞在期間中の記事でも書きましたが、人手不足でサービスレベルが崩壊しているお店などを見て、大変なことになってるなぁと思っております。



ただ、歴史上、永遠に人手不足が続いた時代なんて無く、人手不足と人余りは繰り返しているわけですし、そもそも2008年のリーマンショックから数年間は日本は深刻な人手余りの時期があって、2013年くらいから一気に雇用情勢が回復してきて今に至るということですので、そろそろ雇用情勢が変化してきても不思議じゃ無い頃です。

個人的には

・人手不足によるサービスレベルの低下に対して客側が許容し始めることによる人員減
・AIなどによる省力化とその導入コストが人材獲得費や人件費と比べ許容できる範囲になる
・ベトナムはじめ海外へのアウトソース
・大手企業の大幅な省力化機械の導入

あたりが要因になって徐々に必要人員数が減っていき、

・世界的な経済情勢の悪化

など景気変動の大きな波により一気に人余りへと進んでいくのではと思います。

今回もAIの画像認証を使って、パン屋さんが無人レジを使い始めているという話を耳にしました。人手不足なので無人レジでも仕方ないよねってことで導入が進み、それに伴い無人レジの値段も下がって来れば一気に街中のパン屋が無人レジ導入なんてこともあるかもしれないですよね。

もし、大手コンビニなんかが、無人コンビニみたいなものを一気に導入すればそれに伴うアルバイト求人の減少はすごい数になるはずです。

東京オリンピックのある2020年までは人手不足が続くってよく耳にするのですが、確かに建設業など一部の業種はそうかもしれないですが、その前からそれ以外の業種は人余りになっていても不思議じゃないです。

どんなタイミングで人不足から人余りへ転換するのか、またそうなった場合に求められるサービスは何なのか、数か月1度しか日本に帰らない関係で、ある意味日本にいる人より変化を感じやすいので、今後帰国の度にじっくり観察しておかないとなと思います。
  


Posted by いのっち at 09:08Comments(2)技能実習生・留学関連

2017/05/27

ベトナム人のみで運営の日本の飲食店

今回の日本滞在中、一番インパクトがあったのはこの松屋(牛丼屋)での朝ごはんです。

何がインパクトがあったのかと言いますと、この店、ワンオペではなく、3名体制で運営されていたのですが、3名ともベトナム人留学生。

一番日本語がしっかり話せていたリーダーっぽい女性が大学3年生で、


残りは専門学校生の女性と質問すらまともに答えられない日本語学校かなと思われる男性。

日本人店員はもちろんいないですし、それ以外の国の留学生もいない状態。店内で食べてるのが僕だけの瞬間が少しあったので、ベトナム語で話していたのですが、

ベトナム語で話しているともはやどこの国の店だかわからない状態。

牛丼チェーンなんて比較的安い値段で外食できるので、ベトナム人留学生なども利用しているはずなので、

留学生が増えたことで日本の飲食店でベトナム人店員とベトナム人客が日本語でやり取りしているという不思議な光景もあちこちで発生しているのかもしれないですね。


  


Posted by いのっち at 10:40Comments(0)

2017/05/26

ベトナム不動産バブル崩壊の予兆

日本も含め、不動産や金融のバブル崩壊の時には必ず予兆があるとバブルが崩壊した後に言われますが、

例えば水商売のお姉さん達が株や不動産を買い始めると崩壊が間もないなんてのは有名な話ですし、昨年夏にもカラオケのお姉さん達がローンを組んで不動産を買い始めているという話をブログに載せましたが、



一気に崩壊とまでいかないものの、値段は少しずつ下がり始めているようです。

そんな中、今日面白い話を聞いたのですが、最近在住外国人に英語で不動産購入を勧誘する電話がかかってきているそうです。もうなかなかベトナム人だけでは供給量を満たせないので、ベトナム在住外国人に積極的に販売しようってところですが、つまりババを誰が引くかってことになる可能性もありますので。

僕のところにもベトナム語での案内はかかってきたりするのですが、英語でかけてくるということは偶然ではなく最初から外国人に販売しようという明確な意思を持って電話をかけてますよね。

これをベトナム不動産バブル崩壊の予兆と捉えるべきかどうか、判断の難しいところですね。

  


2017/05/26

転職などの転機にそれまでの人間関係を断ってしまうもったいなさ

毎回のことですが、日本に一時帰国してあちこちで様々な人にお会いししてますが、実際、進行中や近々動くようなプロジェクトの打ち合わせや、

ベトナム関連のセミナー、新規の見込み客の方と詰めの商談、というようなガチガチのビジネスのアポイントは1日1〜2件で、




大半は昔からお付き合いのある方々とお会いして、ベトナムの現状をお話したり、お世話になっている人に近況報告に行ったり、あるいは逆に日本の最新事情を教えてもらったりしているような状態です。

ある意味、お客様との関係性を強化したり、旧交を温め直すために帰ってきているような状態かもしれないです。

今すぐの仕事も重要ですが、僕らの年代は75歳くらいまで仕事をしないといけなくなるのではと言われている中で、ひょっとしたら10年後に何かご一緒にとか20年後にベトナム関係以外のことでご一緒にみたいなことがあるかもしれないわけなので。

今回、同志社大学で講義をさせて頂きましたが、今回の件をまとめてくださった方とは前職時代の2004年に一緒に起業家支援のお仕事をさせて頂き、それ以降は直接的なお仕事は無かったものの、

お付き合いは続いていた中で、今回お声がけ頂いたというもの。

13年ぶりに全く違う分野の業務で、こうやって再度お仕事させて頂けるというのは本当にありがたいことです。

僕は日本一時帰国のタイミングで今までにお付き合いのあった方に近況報告のメールを送っているのですが、年間1割くらいの人が新たに不達になって戻ってきてしまいます。

ほんと、交流会で名刺交換して顔と名前がはっきり一致しないレベルならともかく、何度も一緒に食事もしたのにっていう人すら、転職などのタイミングでの連絡先の変更の通知が無いままに連絡がつかなくなってしまいます。

高齢化が進む中で、社会人生活も少し前までは60歳まででしたが、今や65歳、僕らの年代は75歳以上になるだろうと言われている中、


会社からの制約含め、理由は色々とあるのでしょうが、転職などの転機にそれまでの人間関係を断ってしまうというのはもったいない限りですし、せっかくのご縁なので、今時なのでメールアドレスや電話番号が変わっても交流可能なSNSなどで関係を残しておくべきだよなぁとつくづく思います。

  


Posted by いのっち at 11:15Comments(0)

2017/05/25

辛い40代の日本人

働き方改革などで、労働時間を減らせという話はあちこちで耳にしますが、僕と同年代の40代はむしろそのしわ寄せを受けて10年前よりも遥かにハードな状況になっているという話をあちこちで耳にします。




管理職になり組合などから外れ、管理職は年俸制になっていて残業代は無く、今までよりも部下が少ないため、仕事をこなすためには今までの40代以上にハードに働かないといけないし、

成果をひたすら求められ、出し続けられないと今は景気が良いのでまだ大丈夫ですが、景気が悪くなった瞬間に真っ先にリストラになりかねないとのこと。

僕らが20代の頃は不景気で若手の採用も減らされていたので、そのしわ寄せで様々な雑用などで日々遅くまで働いていた人が若手が多く、
その雑用の最中に上司からは40代なって管理職になれば、もう少し楽に仕事できるからと言われていた人も少なくないと思うのですが、結局40代になって管理職になっても同じ状態みたいです。

若手と年配は早く帰り、30~40代のみが社内に遅くまで残って仕事しているという会社の話もあちこちで耳にしました。これで年金も退職金もどこまで保証されるか分からないって何だかなぁと思います。

まあ、それと比べれば同じ40代ですが、僕は楽な仕事させてもらってるよなぁとつくづく思います。

こんな楽な仕事しながら、きちんと生活していけるのは、マーケットが大きくなっているから以外の何物でもないのですが。

日本に帰って同年代に会ったり、同年代の状況を聞く度に僕ももっと仕事しないとなとつくづく思います。
  


Posted by いのっち at 12:33Comments(0)

2017/05/24

その言い方、無いんちゃう?

今日は久々に近鉄電車で三重へ。鶴橋でJRから近鉄に乗り換える改札でJRのICカードをかざして、近鉄のチケットを投入しないといけないところで、

久々なので上手くできず、ブザーが鳴り、通れない状態に。

あらら、ってことでもう一度やろうとしても、改札が受け入れてくれず。




仕方がないので駅員さんを探したら数m先に50代後半くらいの駅員さんがいたので、

「すいませーん」

と呼びかけ、近づいてきてくれたので、

「上手く改札が通れないんです。」

と伝えたところ、

「ICカード貸して」

とかなり威圧感を感じる言い方で話され、カードの処理を済ませて、

「はい、これで通って」

とこれまた何だかかなり命令調でカードを返されました。

朝なので忙しかったのかもしれないし、自分より若い人間がなんで改札一つ通れないんだと呆れかえっておられたのかもしれないですが、

でもさすがにその言い方ないよなぁ、せめて丁寧語くらい使えばいいのにっていうのが利用者としての率直な印象でした。

当たり前ですが、日本の高齢化に伴い、日本の接客業従事者もどんどん高齢化していきます。

元々日本人はニッコリ笑顔で接客というのは飲食店などを除き、あんまり行われないですし、元々見知らぬ人にニッコリということを行う文化が無いので、

ご本人は通常通りで接しているつもりでも、若い人や外国人からしたら不愛想な顔をした年配の人からの言葉はすごくきつく感じることがあります。

ほんの少し言い方を丁寧にするだけで印象変わるのですが、日本人男性はどちらかとホスピタリティ溢れるタイプというのは多くない中で、このあたりは研修などで上手く指導していくしかないんでしょうね。

また、最近では関西でも鉄道の中で外国語の案内があったり、外国人向けのサービスが充実してきていますが、こういう通り一遍のサービスより、困っている時に対応してくれる人間がどれだけ親身に接してくれるかの方が日本を好きになってくれるかどうかではよっぽど重要である中で、接客業に従事しているかどうかではなく、僕ら日本人一人一人も意識しないといけないことなのでしょうね。

  


Posted by いのっち at 14:35Comments(0)

2017/05/24

アジア各国から日本人が追い出される日

一時帰国時には日本在住の方だけでなく、他国で活躍される僕らと同業の進出支援業務などを行っておられる方ともちょくちょくとお会いするのですが、中国在住の方より興味深い話を。

既に日本でも話題になっているようですが、今年より中国政府が外国人に対する労働ビザ発給を厳しくしている関係で、




中国子会社の社長のポジションである総経理のポジションですら、親会社の日本の社員でも一定以上の経歴や学歴、社内のポジションが上の方の方でもないとビザが降りないようになっているそうです。

彼の周りでも既に何名もビザが降りなかったために、着任できなかったという事例が出ているそうです。

シンガポールなどでも現地採用の場合、一定以上の大学を出た人間で無いとビザが降りないなどの制約があるそうですが、

国が発達するにつれて、日本人だったら誰でも良いというわけではなく、日本人の中でも本当に優秀な人物のみ労働ビザは出すけど、

それ以外なら別に来てくれなくても構わないというスタンスになっていくようです。

つまり、日本式の経営スタイルやビジネスモデルは必要だけど、それをマネジメントする人物は最初は指導者ということで日本人が必要かもしれないけど、会社に自国人材が育ってきたら彼らにやらせなさいってことみたいです。

今までは日本より遅れていたアジア各国が成長し、日本に追いつき追い越す中で、日本人がどんどん追い出されていく状態になっているみたいです。

ベトナムはまだ労働ビザが降りないというのはかなり年配の人などを除きほぼ聞かないですが、近い将来同じようなことになっていくのかもしれないですね。

  


Posted by いのっち at 00:02Comments(0)

2017/05/23

同志社大学でベトナムについての講義

昨日は10年来のお付き合いをさせて頂いている同志社大学の職員の方にお誘い頂き、

経済学部の中国経済論という講座で学生の皆さんにベトナムと中国の比較をしてもらうためにベトナムの現状についての講義をさせて頂きました。

月曜日の朝9時からの講座なのに250名以上参加していて、僕らの時代とはえらい違いだなぁと思いつつ、


ベトナムの現状についてやベトナムと中国の比較、学生の皆さんに学生時代に海外に行くことのメリットなどについて話させて頂きました。

授業中に下向いてスマホいじってたりしてるので、どこまで聞いてくれてるのかな?あんまりおもしろくなかったかな?とちょっと不安になってたのですが、

終わった後に感想文読ませて頂いたのを見る限り、結構真剣に聞いてくれてたんだなというのが分かる内容ばかりでうれしい限りでした。

ベトナムでお会いする同志社大学卒業生でも海外なんて全く縁がないような会社に就職したにもかかわらず、

いつの間にかベトナムに拠点ができて、駐在になっていたという人も少なくない中で、昨日の授業を聞いたメンバーの中でも将来数名はベトナムに駐在する人もいるのだろうなと思います。

この数年、大学生対象の授業などでベトナムについて話させて頂く機会が何度かあるというのはそれだけベトナムに関心を持っている人が増えている証拠なのでしょうね。

  


Posted by いのっち at 09:53Comments(0)

2017/05/22

人手不足によるサービスの崩壊

ランチに京都でお客様と一緒に京都駅前のオシャレなイタリアンへ。40席くらいのオシャレなお店で1人1千数百円程度のランチにしては少し高めのお店だったのですが、店に入ると何だか様子が変です。

ランチ時間なので席が全て満席なのに、ホールにいる店員さんはたった一人。

ランチコースは3つしかないので、前菜とか作り置き系の料理はすぐ出てきたのの、前菜を食べ終わってからメインまでは15分くらい待たされようやく到着。

「ああ、店が混んでるから仕方ないよな。」

くらいに思っていたのですが、食べ終わったら最後にデザートとドリンクのオーダーを取りに来られ、間違えずに持って来てくれるのですが、ケーキ食べ終わって5分以上経過して、ようやくコーヒーが到着。

  














「人手不足で完全に回ってないのだな」

と思って時間も来たのでレジに行くとレジ前にはお金が積んである状態で、レジの横にも食べ終わった食器が積んである状態。
















確かに美味しいランチを提供してくださってることは間違いないので、特にクレームを入れるような話ではないのですが、

食事の味以外のサービスとしてはもはや崩壊状態。1名しかいなかった店員さんはかなりテキパキ動いておられたので、元々店の接客レベルは高い上に、そこそこの単価のお店なので、もう1名くらいアルバイトは雇えるのだと思うのですが、確保できないのでしょうね。

ただ、この状態のお店にもう一度行くかと言われたら、さすがに行かないだろうなとは思います。店の外に貼られたアルバイト募集の張り紙には誰も反応してくれないようです。



もちろん、たまたま今日は誰も確保できなかったという可能性は無くはないですが、京都という学生の多い街で、京都駅前のようなアルバイトも比較的確保しやすい立地のお店ですら、こんな状態になってきているのだなと人手不足も深刻化しつつあり、さらにひどくなっていくのかもしれないなと思う出来事でした。


  


Posted by いのっち at 17:14Comments(0)

2017/05/21

フランスの3つ星レストランで修行されたオーナーのフレンチへ

うちの父親は工務店を経営しているのですが、昨年工事させて頂いたお客様に、谷町2丁目にあるフランスのミシュラン3つ星レストランで修行されたオーナーのオノウエというフレンチの店があり、今回の帰国時に伺ってきました。

ビルの地下にあるお店なのですが、中庭みたいな場所も含め、デザインや内装がすごく美しかったです。
































内装の装飾品などに関しても一つ一つ厳選して選んでおられたという話を聞いていたのですが、自分の作る料理に最もふさわしい内装やインテリアをとこだわりぬいて選んでおられるのだなと実感しました。

もちろん、肝心のお料理も前菜からデザートまで全9品とランチとは思えないほど、一つ一つ丁寧に作っておられ、美味しい上に見た目も美しくて、堪能しました。














































他の方のブログに「2017年今の所ダントツトップ」ですと書かれていたのですが、ほんとそう書くのが分かる気がするレベルの店でした。

日本にはほんといろんな美味しい店があるなぁと改めて実感するお店でした。

店名:オノウエ
住所:大阪市中央区糸屋町1-1-6 B1F
  


Posted by いのっち at 21:54Comments(0)

2017/05/21

枯葉剤の後遺症を受けた子どもたちの写真

ベトナム戦争後のベトナム国内状況というのは、ベトナムそのものが鎖国状態であった上に、貧しかったためほとんど写真などが残っておらず、当時について日本語でまとめられた本というのもなかなか無い中で、

なかなか知るのが難しい中、その時代についての本が見つかるごとに購入しているのですが、そんな中、「ベトナムは今」という1985年頃にベトナム国内で撮影された写真集が売られていたので購入しました。

戦争の後遺症がまだまだ残っていて、不発弾などの残骸を使った道具などの写真が撮られていたりするのですが、

一番の戦争の後遺症である、枯葉剤の影響を受けた子どもたちの写真が多数あり、非常にセンセーショナルです。



















































写真の合間にある解説文を読んでいると、枯葉剤の影響を受けた胎児というのは1964年くらいからどんどん増えていて、

そして、ベトちゃんドクちゃんのように戦後になっても続々と生まれてきていたようです。

ベトナムのTu Do病院だけでも100体以上の枯葉剤の影響を受けた奇形児の標本が残っているとのことなのでとんでもない数ですよね。

昔のベトナムでは奇形児が生まれると悪霊が乗り移ったなどと言われて女性は離婚させられることも少なくなかったそうです。

また、枯葉剤の影響は南部で戦っていた北部出身の兵士にもたくさんの影響を与えていて、戦争後、地元に戻った本人の体調だけでなく奇形児の子どもが生まれてくることも少なくなかったのだそうです。

ホーチミン市内の僕らが普段ウロウロするエリアではなかなかこういうベトナム戦争の傷跡である、枯葉剤の影響を受けた人の姿を見ることはほとんどないですが、田舎の方に行くとまだまだたくさん枯葉剤の影響を受けた人たちが生活しているのでしょうし、今後もこの影響は続いていくのでしょうね。

ベトナムの発展度合いばかりに目が行きがちですが、過去の歴史もしっかり認識しておかないといけないですね。それ以外にも興味深い内容が多数の本だったので、また色々と紹介させて頂きますね。

  


Posted by いのっち at 08:25Comments(0)

2017/05/20

日本でも閲覧規制

久々に列車で鳥取から大阪まで移動です。山間部を通るので以前なら3Gすらつながらない場所も多くて、

乗車中はネットから遮断されていても大丈夫なように、メールを書き溜めたり、本なんかを読んで過ごしていたのですが、

今回久々に乗ったら、無料WIFI接続サービスが追加されてました。


ほんと、便利になったよなぁと思いながら、早速接続させて色々とページを見ていたら、あちこちのページで閲覧規制が。

まず、Yahoo Financeのページが金融・金融レート・投資アドバイスってことで閲覧規制が。

続いて、僕のブログのベトニャットブログは「コミュニケーション・掲示板」ということで閲覧規制が。FBやTwitterは問題無いのですが。

どう見ても2つとも怪しいページではないはずなのですが。

無料でWIFI使わせてやってる中で、そこでトラブル起こす可能性がわずかでもあるページは見せないって方針なのでしょうか。

トラブルがわずかでも発生するリスクがあるなら止めておこうという日本の象徴のような閲覧規制の気がします。

  


Posted by いのっち at 14:30Comments(0)

2017/05/19

他に褒めるところの無い奴

日本帰国時に初めてお会いする方とお会いして、色々とお話していると、

「ベトナムに住まわれて何年になるのですか」

という質問が必ずと言っていいほど出てきます。

「約7年です」

と答えるとこれまた決まって、



「そんなに長くですか、すごい。」

ってリアクションが返ってくるのですが、こうリアクションされる時って、つまりベトナム在住期間の長さくらいしか起業家として褒めるところが無い状態だってことだと僕は理解しています。

様々なビジネスの成果よりも、ベトナムに住んでいることの方が評価されてしまうっていうのは、

「大した成果上げられてないね」

ってことの裏返しですので。

ま、企業が7年も生き残ること自体が10%以下の話なので、そこだけは自分でも多少胸を張っても良いのかもしれないですが。

在住年数以上に事業実績が褒められるくらいに日々もっと成果を出していかないといけないなぁといろんな人とお会いし、自己紹介する度に思う今日この頃です。
  


Posted by いのっち at 15:35Comments(0)

2017/05/18

多重事故を目撃

お客様のオフィスで打ち合わせをしていたら、下の高速道路で事故が起きてるらしいってことで、

みんなで窓からのぞいてみたら3台の玉突き事故が発生してました。

でも、乗車していた人たちは特に大きな怪我も無かったようで、電話をかけたりしていたので、ちょっと一安心です。




ベトナムだと車自体がまだまだ少ないせいもあり、3台の玉突き事故ってのは少ないのでしょうね。

今までは車とバイクって事故がほとんどですが、車が増えていく中で、車同士の事故も確実に増えていくのでしょうね。

ただ、ベトナムも日本も同じで、事故渋滞はしっかりと発生してました。ただ、日本はバイクがほとんど走ってないので、足の踏み場もない状態にはならないですが。
















ま、ともかく大した怪我も無かったようなので何よりです。

  


Posted by いのっち at 15:01Comments(0)

2017/05/18

人手不足大歓迎

日本帰国中に様々な方とお会いしていると必ず出てくるテーマが日本の人手不足。

そんな中、お会いした経営者の一人が興味深い話を。

それは、

「日本は人手不足を大歓迎すべきだ」

って話。


一体どういうことなのかというと、日本人は自ら何か想像して今までになかったような新しいものを作っていくというのはあまり得意ではないものの、

何か制約条件がある中で、製造業の現場のカイゼンみたいな感じで、知恵を絞って様々な工夫を施していくのは非常に上手な民族である、

デフレ状況に対しても、各社がこれだけ様々な努力を行った結果、その状況に適合できるデフレに強い企業がどんどんできてしまうくらいなのだから、

今度は「人手不足解消」というテーマを日本企業がそれぞれどうやって知恵を絞るかということであり、しかもこのテーマは業務の効率化など生産性をアップさせることにつながりやすいので、当社でも安易に外国人採用などを考えず、どうやったら効率よく仕事できるようになるかについて徹底的に考えさせている

というもの。

確かにこの失われた20年を乗り越えてきた日本企業や日本人にとって、今回の「人手不足」というのは新しい企業を成長させるテーマでやり方次第で大チャンスなのかもしれないですね。しかも、労働時間の短縮も叫ばれている中、より業務の効率化を徹底的に考えるチャンスですよね。

この状況下で生産性を高め更に強くなって世界で活躍する日本企業が増えてくれると日本の未来も明るくなるはずです。

  


Posted by いのっち at 08:19Comments(6)

2017/05/17

衰えと運動不足を感じる瞬間

東京をウロウロしていると、電車の乗り継ぎなどで階段利用の頻度が増え足が筋肉痛になるので、

日本に帰国前にはスクワットをしたり、意識して階段を多く使うことで事前準備しております。

そんな中、夜飲んだ帰り道に、駅でちょうど電車が到着したのが分かったので、大慌てで階段を駆け上り、



ドアが閉まる前に無事電車に乗り込むことができ、「フゥ」と一息ついて空いてる席に座ろうと移動しようとした瞬間に膝がガクガクになってて、足を前に踏み込めない状態。

東京に住んでた7年前にこんなことまずなかったのになぁとこの7年間の衰えとベトナムでの運動不足を痛感しました。

ベトナム戻ったらもうちょっと運動しようと思います。




  


Posted by いのっち at 22:34Comments(0)

2017/05/17

いろんなベトナムの噂

日本に戻っていろんな方とお会いしていると、様々な方から、

「ベトナムってこういう状態らしいですね」

というような噂話についての確認の質問を受けます。

例えば、

「ベトナムでは日本食屋は完全に飽和状態で撤退が相次いでるって本当ですか?」

みたいな感じで、8割以上の噂は

「いやいや、そんなことないですよ。」

って即答で否定できるような噂です。今回聞いた噂で一番驚いたのは、

「ベトナムでは間もなく日本人はビザ無しでも過ごせるようになるらしいですね。」

って、誰やそんな噂ながしてるのは?

と思わず突っ込みたくなるような噂。

僕ももっとブログで正確な情報を伝えていかないといけないんだなぁとそういう噂を聞くたびにいつも思います。

  


Posted by いのっち at 00:01Comments(0)