2018/10/31

インバウンドビジネスの怖さ

昨日から北海道です。羽田からのフライトの際に窓際の席を取って、席に座ってそのまますぐ寝てしまったのですが、起きてびっくり。

何と僕の周りの席、ほとんど空席でした。

前の方や後ろの方を見てもかなり空いていて5割埋まっていない状態。たまたま僕が乗ったフライトが空いていただけという可能性もありますが、地震の影響なのかなぁと。


札幌到着後、昔お世話になった人やお客様のところを訪問すると皆さん一様に、

「外国人観光客が戻ってきてない」

とのこと。

特に観光関係のお仕事をされている方たちは外国人向けインバウンドビジネスのみで売上を増やし続けると今回のような事態が起きた場合にダメージが大きすぎるので、日本人客をいかに増やすかを考えないとと皆さんおっしゃってました。

この数年インバウンドビジネスで潤ってきた企業や地域は日本でもあちこちにあると思いますが、外国人観光客は天災などが起きた場合には一斉に引いていくので万一の際の回復が非常に遅くなるみたいです。しかも天災や疫病はある日突然発生する上に、自分たちでのコントロールができないので非常にリスク高いです。

東日本大震災クラスの天災が再び起こったら、あの時以上に外国人観光客は増えている中で全国にダメージがあるのかもしれないですね。


ベトナム人インバウンドツアーのことでご相談あればブログ右側のお問合せよりお気軽にご連絡ください。

  


Posted by いのっち at 09:20Comments(1)

2018/10/30

海外で7割合ってるけど、3割間違っている情報を信じる怖さ

海外進出を検討する時などに昔の友人関係や取引先などのつてを使って、

駐在員の方などとお会いされ、現地事情を仕入れる方は多いかと思います。

到着日はその方と食事され、翌日から僕らが視察をサポートみたいな時によくあるのが、

その方から聞いた情報を鵜呑みにした質問等をこっちにしてこられること。




例えば、

「ベトナムは日本語人材は500ドルもあれば日本語人材がそこそこいるそうなので、弊社の採用計画の通訳者もそれくらいの金額で探したいと思います。」

と言われた時、確かに上記内容は間違ってはいない情報です。ただ、500ドルの人材に会社の立上げを任せられるレベルの人材が存在するかといえばまず存在しませんので、

「いやぁ、その金額だと技能実習生帰りや専門学校留学帰りでこちらでの就業経験もほぼ無い人なので、とても御社の立上げ業務はこなせないですよ」

と伝えても

「昨日お会いした駐在の方の工場でその金額で日本語が話せる方が働いてて結構頑張ってくれていると言ってましたよ」

みたいなことを言い出す始末。

「それは工場のような決まりきったルーティンをこなすだけだから多少おぼつかない日本語でも問題が無いのであって、会社の立上げは全然次元違いますから」

と伝えて、ようやく何となく理解したみたいなレベル。

上記情報は7割は正しいんですが、それはあらゆるところに当てはまらない3割は間違っている情報で、そこを信じて行動してしまうととんでもない失敗につながるのですが。

そもそもどの情報が正確なのかもなかなか判別難しい中で、二重三重に情報を集めておくというのは海外では鉄則であるのですが、意外にこういう7割合ってるけど、3割間違っている情報を信じて行動してしまった企業って少なくないんだろうなぁと思います。

  


Posted by いのっち at 10:59Comments(2)

2018/10/29

日本ってホント安いよなぁと思う瞬間

今回のクアラルンプール滞在中に一度スターバックスへ。

コーヒーの小さいサイズを頼んだらほぼ300円くらい。

日本と全く同じだよなぁと感じると同時に、もう東南アジアの国でスターバックスのコーヒーの値段が日本より明らかに安いのってベトナムくらい(230円くらい)だよなぁと。

円高か円安の時期かで多少の差はあると思いますが、日本ってホント安いよなぁと実感します。あと5年もすれば日本の方が明らかに安いって時代が訪れるのですかね。



  


Posted by いのっち at 09:50Comments(0)

2018/10/28

日本人の美徳だと思うことは実は全員が守っているわけではない話

先日、ナッツを買いに市場まで。顔なじみの店員のお姉さんが

「今日はどれにしますか?」

「そうだねぇ、まずカシューナッツを500gお願いします。」

と言った瞬間、後ろから

「○○300g、××500g」





と大きな声で割り込み注文してくる女性が。発音が日本人っぽかったので、日本語で

「すいません、今僕が注文してるので、それが終わってからにしてもらえませんか。」

と伝えたら無視。

日本人じゃないのかなと思っていたら、女性はそれ以外にも矢継ぎ早にお姉さんに指示を出し、お姉さんも僕の注文対応しつつも、女性の要望に応じざるを得ない雰囲気でそのうち女性の注文を優先している状態。

あーあ、順番抜かされちゃったな、まあ、急いでいるわけではないのでと思って女性の注文対応が終わるのを待っていて、その後、僕の注文対応となったのですが、その時に

「あの女性はどこの国の人?」

と聞いたら

「日本人ですよ」

とのこと。

「日本人でもあんな感じで順番守らない人いるんだね」

と言ったら、

「結構いますよ。日本人は約束やルールや順番などを守る民族だって聞いてたけど、この店でも順番守らない人は結構いますよ。」

とのこと。

日本人として、約束やルールや順番をきちんと守るっていうのは当たり前でそれが日本人の美徳だと思ってましたが、そうでもないんだなぁと実感しましたし、日本人はそう思っているのかもしれないけど、ベトナム人は「そうでもないよな」と冷静に見てるんだろうなと思う出来事でした。


  


Posted by いのっち at 11:55Comments(11)ベトナムビジネス

2018/10/26

クールジャパンの負の代名詞 ISETAN The Japan Store

クアラルンプール在住者の方に色々とマレーシア事情を伺わせて頂いた際に、LOT10にあるクールジャパンの大失敗事例と言われているISETAN The Japan Storeを見に行きましょうとご案内頂きました。



数か月くらい前にネットニュースでクアラルンプール市内中心部に日本商品の販売やアピールを目的としてISETAN The Japan Storeというクールジャパンの10億円くらいの予算を使った1万㎡くらいのショッピングエリアがあり、閑古鳥が鳴き叫んでいて大変なことになっているという記事を読んだことがあり、

とんでもないことが起きてるんだなと思っていたのですが、とんでもないどころでは無かったです。

平日の12時少し前の時間だったのですが、多いフロアでも1フロアに5名程度しか来客者がおらず、ひどいフロアだと僕ら以外は0名の状態。









開店前の店内でもこんなに静寂な空間は無いだろうなと思うくらいの静かなショッピングエリアでした。

唯一 まともにお客様が入っていたのは飲食エリア。ここだけは日本人も含め、半分近く席が埋まっている店もありました(もちろん誰もいない店もありましたが)。



立地が悪いというわけではなく、周辺には平日昼間ですが多数のマレーシア人が買い物や食事を楽しんでいましたし、



近くのショッピングセンターにあるTokyo Streetという日本をイメージしたショッピングエリアがあるのですが、ショッピングセンターの6階の一番奥というかなり厳しい場所でしたが、それなりに賑わってましたので、ISETAN The Japan Storeのみが一人負けの状態みたいです。






商品が高いかとかマレーシア人の欲しいものが揃っていないとか、日本側の売りたいものを並べてるだけだとか色々と意見はあるようですが、そもそものところでこの状態を放置し続けて何も改善していなかったことが一番の問題ですね。

一般企業ならこれだけ不採算な状態であれば早々に売り場改善を行うか閉鎖するのが当然だと思うので。

今年の6月にはクールジャパン機構が撤退し三越伊勢丹ホールディングスの完全傘下に入ったようなので少しは変わっていくのかと思うのですが。
  


Posted by いのっち at 10:32Comments(2)マレーシア

2018/10/25

マレーシアでもタクシー配車アプリGRABを積極活用

ベトナムでも使いまくりのGRABですが、マレーシアGRAB発祥の国である中で今回の出張でも使いまくりでした。

市内の移動はほぼGRABで手配し、ほとんどの場合5分以内に車が現れ目的地へと迷うことなく連れてってくれました。

クレジットカード登録してあるため、支払い自体もすべてカード払いなので、


細かいお金の準備も無いですし、値段もベトナムとほぼ変わらないような値段なので、わざわざタクシーや電車に乗る必要性が全くないレベルでした。

マレーシア発祥のGRABですが、在住者の方に教えてもらったところによると創設者の
方はマレーシアでもかなり有名企業の御曹司だったのだそうです。

そんな関係でアメリカ留学していて、その留学先の友人がマレーシア旅行をした際にタクシーでぼったくられたそうで、母国のタクシーの質の悪さに恥ずかしさを感じ、

何とか旅行者でも気軽に安心してタクシーに乗れるような仕組みを作れないかという中で、配車アプリサービスを考え出し、それを大学のビジネスプランコンテストか何かで発表したら投資家たちが現れ、一気にビジネスとして進んでいって今に至るのだそうです。

と言っても10年も経ってない話ですし、今やGRABベトナムはじめ東南アジア中で既存タクシーを追い落とすような勢いで成長しているわけですから、本当に変化が激しい時代だよなぁとつくづく思います。

ベトナム進出通訳翻訳などのご相談ならVIT Japanまでお問い合わせください。
  


Posted by いのっち at 18:17Comments(5)マレーシア

2018/10/25

クアラルンプールでインド料理尽くし

クアラルンプールといえば、インド料理が安いってことで、滞在中朝食含め4回の食事中2回をインド料理にしました。

最初は到着早々の夕食。ネットで調べたホテル近くのTg'sという人気店に21時頃に行ってきました。
















21時台ですが、店は8割以上埋まっている状態。周りの人の頼んでいる様子を見よう見まねで注文してみました。

ナンを頼んだら、付けダレみたいな感覚でカレーを食べられるようで、プレートにマトンカレーとチキンカレーを乗せて、ナンとチャイのセットになりました。

美味い上に、十分すぎるくらいにお腹いっぱいだったのですが、これで3.7リンギット(約100円)。

一瞬桁間違えてたかな?と思うくらいの安さでした。

続いて翌朝の朝ご飯にもインド料理を。こちらはホテルのすぐ近くにあった朝からやってる店にふらっと入って、同じように見よう見まねで注文。

こちらもチャイ付きで合計3リンギット。あまりの安さに金銭感覚がおかしくなってきそうなくらいです。

















インド料理でなくても安めの食堂とかなら1食6~8リンギットもあれば十分食べられるのだそうです。マレーシアは外食文化で朝昼晩全て外食と言う人も多いと聞いてますが、そりゃこの値段なら外食でも全然問題無いよなぁと思います。
  


Posted by いのっち at 10:13Comments(0)マレーシア

2018/10/24

クアラルンプールで活躍するベトナム人売春婦へインタビュー2

「もちろん、お金のためよ」

とのこと。以前は1区のネイルサロンで働いていたそうですが、クアラルンプールで売春やったら結構稼げるよってことで、ビザを取ってこっちにやってきたのだそうです。

こっちでの暮らしはこのバーから1時間弱ほどの場所にある1か月3万円ほどのアパートをベトナム人4人でシェアして暮らしているのだそうです。

人にもよるそうですが、毎日この店に出勤していると1週間に1,2名は売春相手が見つかり、ショートタイムで1万8千円ほど、1泊で3万円ほどが相場だそうです。それ以外にもトークなどをして少しチップをもらったりして稼いでいるそうです。週に1,2名売春相手が見つかれば十分貯金も貯まってベトナムに戻ることができそうだとのこと。

確かにベトナムのネイルサロンで働いても月に5万円も稼げたら良い方でしょうから、手っ取り早くお金を稼ぎたいってベトナム人女性にとっては絶好の稼ぎ場所なんでしょうね。



彼女は比較的日が浅いですが、長い人になると数年このマレーシアで売春婦として活躍している人もいるそうです。

アジアのあちこちを売春婦として渡り歩いて活躍しているベトナム人がいるのは知ってましたが、ほんと皆さんたくましいなぁと感心します。
  


Posted by いのっち at 22:17Comments(3)マレーシア

2018/10/24

クアラルンプールで活躍するベトナム人売春婦へインタビュー

約20年ぶりのクアラルンプール。ホテルに到着し、ネットで調べたインド料理の店(これはまたアップします)に行き、カレーを堪能した後に、ホテルの周りをウロウロと探索。

フラフラと歩いていると、ベトナム語の表示を発見。

「この国にもベトナム料理屋結構あるんだなぁ」

と思いながら、いくらくらいでベトナム料理食べられるんだろうとちょっとお店の中へ。

お店の人にメニューを見せてもらっていたらすぐ近くにベトナム人女性数人組が。



「やっぱ、ベトナム人も食べに来るんだ」

とか思っていたら、お姉さんがニッコリと微笑みかけてきたので、ベトナム語で、

「ベトナム人ですか?」

と声をかけたら、

「あなた、ベトナム語話せるの?何人?」

と言われたので、

「日本人だけど、サイゴンに住んでるんだ」

と返したら、すっかり打ち解けてきて、「何区に住んでるの?」とか「クアラルンプールは何しに来たの?」とかベトナムならありがちな身の上質問トーク開始。



逆に僕も

「君たちどこで働いているの?」

と聞いたら、彼女のうちの一人が10mほど先のバーを指差し、

「あそこのバーで働いてるの。」

というので、その派手なバーを見て、上海の時のこと




を思い出し、

「まさか、ここで売春?」

と聞いたら、

「そうよ」

とのこと。Thai Clubという名のクラブなのですが、後で在住者に聞くとクアラルンプールでは有名な売春出会いバーなのだそうです。

彼女たちのうち、特によく話しかけてきてくれたNさん(25歳・ホーチミン出身)に聞くところによると、100名くらいの女性がこの店で売春婦のような状態だそうですが、現在は大半がベトナム人とのこと。

彼女自身は1か月半ほど前にクアラルンプールにやってきたのだそうです。

「なんで、クアラルンプールに来たの?」

と聞いてみたところ




  


Posted by いのっち at 22:15Comments(0)

2018/10/23

日本は管理職が余っているのか?

半年くらい前に視察のお客様とローカル企業を訪問した時の話。お客様(3人組)はいずれも管理職(英語でManagerとかDirector)。

打ち合わせが終わり、出口までお見送りってことでみんなで歩いているときにローカル企業の社長が連れて行った通訳者に

「日本は管理職が余っているのか?どの企業もみんな管理職ばっかりやってくる」

とぽろっと漏らしたそうです。おそらく、その割に話がなかなか進まないって皮肉を込めて言っているのだとは思うのですが。

確かにそう言われると、日本から視察に来るお客様はほとんどは経営者か管理職だよなと。

彼らからすればこれだけ管理職がやってきて、この程度のことが何故全然進まないんだと不思議で仕方ないのでしょうね。

日本の生産性の低さは管理職が多過ぎることにあるって聞いたことがありますが、まさにその象徴みたいな話かもしれないです。
  


Posted by いのっち at 17:26Comments(3)

2018/10/22

子ども向け遊戯施設 JUST KIDDING Family Entertainment Centerへ

2区には様々な子どもの遊び場が併設されたカフェがある中、先週末は子ども向け遊戯施設JUST KIDDING Family Entertainment Centerへ行ってきました。

 














他の2区の子ども向けカフェのようにカフェと併設で遊戯施設があるのかと思っていたら、ここは完全に遊戯施設がメインでカフェは見守る親が休憩する程度の場所でした。

ただ、遊戯のレベルが高いです。入口で10万ドン(約500円、93cm以上の子どもは20万ドン)払うと、下の写真の施設が使い放題(時間無制限、一部ゲームはコイン制)。

庭には汽車が走っているのでそれに乗れたり、ミニチュアレーシングカート場まであります。


















室内にもトランポリンや大型のアスレチックまでありました。

































 















土曜日なのでそこそこ賑わってましたが、これだけの設備をこの値段で提供して本当に採算が取れるのだろうかというくらいの充実ぶりでした。子どもを思いっきり遊ばせるには十分すぎる施設でした。

住所:39 Xuan Thuy Thao Dien Dist2 HCM  


Posted by いのっち at 16:42Comments(1)

2018/10/22

価格破壊戦争の先にあるもの

先日もこのブログで書きましたが、Uber撤退後に出てきたGo Vietとの競争で、

タクシーアプリ(バイクタクシー)の値下げがさらに激しくなってきました。

先週、朝の出勤時(8時頃)に家からオフィス(約8km)を予約したらなんと2,000ドン(約10円)。

この距離だとアプリのなかった時代だと4万ドン程度、通常料金で2万ドン程度が相場なので、

2千ドンってこの距離のガソリン代すら出ないので、もはや本部がどれだけの赤字を被っているのだろうというレベル。

広告宣伝費と割り切ってライバル打倒のために価格競争を仕掛けているのでしょうがそれにしてもすごいです。

この価格破壊競争の勝利の先には何が見えているのだろう?

というのが正直なところです。




Grabはいくつかの決済アプリと提携してますが、そのうちのどれかを買収し、一気に決済プラットフォームとしてベトナムの決済マーケットのシェアを一気に握るくらいしか、この膨大な赤字を解消させる方法は無いのではと個人的には思います。

この激しい価格破壊競争でマーケットシェアを取った上で個人シェアを拡大させるという戦略でしょうか。ここから数年の動きが見ものだなと思ったのですが、数年前にはようやく産声を上げたばかりの状況だったビジネスが一気にここまで成長するんですから本当に激しい時代だなと思います。

ただ、日本の価格破壊競争は単に疲弊しか生みませんが、この価格破壊競争はバラ色の未来を感じるのは僕だけでしょうか。
  


Posted by いのっち at 12:55Comments(0)

2018/10/21

日本での実績自慢はもういいから

数年前に、進出をサポートさせて頂いたお客様の担当者より

「いのっちさんのお知り合いで、色々とご協力させてもらえそうな方を紹介して欲しい」

と言われたので、

お付き合いのある5,6社をご紹介し、それぞれのところに行っていただきました。




お客様自体にベトナムでの単独行動に慣れてもらうのと、僕自身、別の仕事が入っていた関係もあり、僕は一切同行せず訪問してもらったのですが、

後日、訪問した先の方の半分くらいの方から、

「いのっちさん、彼は打ち合わせ中、ずっと自分の日本での実績話ばかりしてたよ。彼の自慢話聞かせるためにアポイント取ったの?」

と強いお叱りを。

どうやら、自分を大きく見せるように自分の日本での実績を懸命にアピールされたみたいで、大反発を買ってしまったみたいです。紹介者の僕が平謝りしてまわる羽目に。

ここは日本と違ってベトナム、これまでの成功体験は捨てて取り組まないといけないのは言うまでもない中、

「日本での成功体験を引きずって仕事したいのであれば、他の担当者にベトナム事業は変わってもらって、あなたは日本に帰った方が良い」

と伝えたら、ご本人も理解してくださったので事なきを得たのですが。ただ、僕自身も含め年を重ねるごとにこれまでの成功体験をどうしても引きずってしまいがちになるのは言うまでもない話、

国が違えばやり方も違うし、これだけ変化の速い時代、過去の成功体験を捨てることがベトナムでのビジネスを上手く成長させるのに一番大事なことなのかもですね。
  


Posted by いのっち at 18:20Comments(2)

2018/10/20

1941年の南部仏印進駐の様子

ネットで色々と調べものをしていたら、偶然1941年の南部仏印進駐(今のベトナム南部)の様子の写真を発見したので、ちょっと紹介。




建物の雰囲気からして撮影された場所は今の1区のあたりでしょうか。1941年の7月末か8月頃の写真かと思われます。

歴史の教科書で習った話では、1941年に行われた南部仏印進駐により、アメリカとの関係性が修復不能な状態になり、アメリカからの石油禁輸、その後のハルノートで開戦という流れになっていったというものですが、実際に進駐した兵士の人達はどんな日々を送っていたのか、

将校たちは日本ホテル(今のマジェスティックホテル)に寝泊まりしたようですが、一般の兵士はどこにいたのか、どんな訓練を行って、どんな食事をして、どんな風にベトナムの人たちと交流していたかなど今のホーチミンに住んでても分からないことだらけなんですよね。

ただ、一つだけ分かっていることはこのサイゴンを中継地点にして、太平洋諸島やミャンマーなどの激戦地に送られ、そのまま還らぬことの無かった兵士が何万人もいたということ。

たった80年前の話なんですが、本当に分からないことだらけだよなぁと実感します。

  


Posted by いのっち at 17:57Comments(0)

2018/10/19

何気ない気づかいできてますか?

今日は朝からローカル企業と打ち合わせ。バイク置き場が無いところなので、近くの公共駐輪場にバイクを停めて打ち合わせ場所に。

打ち合わせ後に

「トイレに寄ってから帰ります」

と伝えたら、

「今日もバイクでうちまで来たの?」




と言われたので

「そうですよ」

と答えて、トイレに寄ってからバイク置き場に行き、バイクを出して出入り口でお金を支払おうとしたら、

「〇〇さんから無料にしておいてって言われてるから」

とのこと。

僕がトイレに行ってる間に、連絡しておいてくれたのでしょうね。

駐輪場の料金なんてたかだか数十円の話ですが、金額の問題ではなくこういう何気ない気づかいをしてくれること自体がうれしいですし、僕もこういう気づかいちゃんとやらないとなぁと思います。  


Posted by いのっち at 13:41Comments(0)

2018/10/18

あの都市伝説は本当なんだろうか?

ホーチミン市内1区や3区、Phu Nhuan区あたりを流れるドブ川のNhieu Loc川。

最初に住んだマンションはこの川沿いにあったのですが、

当時は風向き次第ではすごい悪臭がしてきて、ひどいものだったのですが、

川の浚渫が行われるようになり、数年前くらいからは全く臭いのない川になりました。


臭いが無くなり始めた頃に合わせて行政側が魚を放流した関係もあり、魚釣りをする人が一気に増えました。

ただ、このドブ川で釣った魚を本気で食べるのだろうか?と思っていたら、当時ある人から

「どうやら、周辺のローカル工場の弁当やローカル居酒屋などで使われているらしい」

という話が。

小さな魚がほとんどなので、そんな弁当に入るのかな?とか、ローカル居酒屋の魚は結構大きいしと単なる都市伝説かと思っていたら、先日こんな大きな魚を釣ってる人が。

これなら10人分くらいのおかずにはなりそうです。

それどころかこのクラスの魚だとローカル居酒屋とかで焼き魚として出てきたら全く判別不能ですよね。

自分がこれまでにローカル居酒屋で食べた魚は大丈夫だったのだろうか?とちょっと心配になりました。

  


Posted by いのっち at 11:04Comments(2)

2018/10/17

2区のスシコへ

最近オープンした2区スシコへ行ってきました。2区Thao Dienエリアに最近増えている小規模商業施設の一つに出店しているようです。

















いつもと変わらぬトロはじめお寿司が出てきていたのですが、明らかに違うのは値段。

















行くたびに徐々に値上がりしていたのですが、今回行ったら2年前の2倍くらいの値段になってました(日本と比べたらまだ安いのですが)。

初めて行った時のあの衝撃的な値段のインパクトは無くなって単なるローカル寿司店になってしまったなぁと、なんかわざわざ行く店では無くなったかもとちょっと寂しい感覚を覚えました。

ちなみに店内もガラガラ。立地の問題なのか、それとも値段なのかどっちでしょうね。

住所:94 Xuan Thuy,Thao Dien,Dist 2
  


Posted by いのっち at 12:18Comments(2)

2018/10/16

また日本に行きたいです

先日、技能実習生から帰ってきた人ばかり5名と一緒に食事をした時の話。

皆さん、日本のあちこちに3年間働きに行っていたようなのです。皆さん、口を揃えて、

「また、日本で生活したいです。」

とのこと。

生活面、仕事面ともに満足度の高い生活だったのでしょうね。

こういう日本の生活に憧れ、日本を高く評価してくれるような人がベトナムに多いうちに、僕たちはベトナムでの事業を伸ばしていかないといけないなぁと実感します。
  


Posted by いのっち at 12:31Comments(2)

2018/10/15

やっぱ夜逃げかなぁ

数か月前にこのブログで紹介した韓国人とベトナム人夫婦の経営するお茶の店。

2週間くらい前から急にご主人の姿が見えなくなり、1週間前には閉店状態で今日電力未払いの催促の紙が貼られてました。

店の中を覗いてみたら、道具類は全て置いてある状態なので、正式な退去と言うより夜逃げに近い形でどこかに行ってしまった可能性が高そうです。

しかし、3か月もしないうちに閉店、採算の目途が全く立たなかったのでしょうね。大家さんもデポジットを入れてもらっているからしばらく様子見というところでしょうか。

そのうち店内の道具を業者のような人たちが持ち去ったら、夜逃げ確定でしょうね。ご夫婦で頑張っておられたのですが、残念な結末になりそうです。

  


Posted by いのっち at 18:13Comments(2)

2018/10/15

この人たちは何しに来てるんだろう?

先週、展示会に行った時の話。

日系企業や日本の様々な地域のブースが出ているイベントなんですが、

某地域のブースの前を通ったら、出展者全員が事務作業や携帯いじってました。

さすがにこれだけ全員で下向かれていると誰も近寄りがたいのか、前を通りがかった人はすべて素通り。




たまたま休憩タイム(2日目の午前10時)にしておられるのかなと思う反面、他のブースはみんな積極的にチラシ配ったりしている中、この人たち展示会に何しに来てるんだろう?

という光景でした。

さあ、もっと仕事頑張らないとと思わせてくれる光景なので、記念にアップしておきます。

  


Posted by いのっち at 12:25Comments(2)