ベトナムでビジネスを

いよいよ今日はベトナム戦争終結40周年の記念日ということで朝からホーチミン市内では様々なイベントが行われる予定ですが、

ちょっとベトナム戦争終結にまつわる意外な小話を。






最後の作戦ということでホーチミン作戦という作戦名で北ベトナム軍はホーチミン市内に突入し、4月30日、南ベトナム政府の大統領官邸であった現在の統一会堂に突入、そして最後の南ベトナム政府の大統領だったDuong Van Minhがラジオで降伏宣言を読み上げベトナム戦争終結となったというのはベトナム戦争について多少の知識を持った人なら知っている内容ですが、

南ベトナム臨時革命政府の大臣であり、ベトナム統一後ボートピープルとしてフランスに脱出したTruong Nhu Tangさんの伝記はじめ様々な書籍を読む限り、ベトナム戦争後に少なくとも1974年末くらいまでは北ベトナム政府としてはベトナム全土統一まではあと数年はかかるという前提で動いていたようです。

というのも実際に軍事行動に移せばアメリカ軍は再びベトナムに戻ってくる可能性すらあると考えていたのと南ベトナム政府はもう少ししっかりしていると北ベトナム政府としては見ていたようです。

ただ、アメリカの動きを観察している中で、ウォーターゲート事件でニクソン大統領が失脚するという事態が起き、これで南ベトナム政府を支援するための介入は当分できないだろうということでいよいよ作戦行動に移ったようです。

ただ、それでもサイゴン陥落は1976年を想定していたようなのですが、1975年3月半ばのバンメトートでの自壊に近い南ベトナム軍の敗北などで一気に南ベトナム政府が崩壊していく中、一気に雨季が始まるまでにサイゴンへということになったようです。

そのため、最後の作戦としてホーチミン作戦と名付けられたのも4月に入ってからだそうです。

近藤絋一さんのサイゴン陥落時の本を見ても、本の最初のころはまだまだのんびりとした話題が書かれているのが4月半ばに入ってから一気にサイゴンの街が緊迫し、人々が様々な脱出方法を試みる様子が描かれ、近藤さんにも日本へのビザを発給してもらえないかという相談が寄せられていることが書かれています。

そして、4月30日にサイゴン陥落、ベトナム戦争終結となるわけですが、ある意味この南ベトナム政府の自壊は北ベトナム政府にとっても誤算だったようで、南ベトナムを支配してからの自治の体制などが決まってなかったり、自治に必要な人員の育成も十分に進んでなかったことが戦後の南ベトナムの混乱に拍車をかけたようです。

自由経済だった南ベトナム領域内で一気に社会主義化を進められた中で、当時の南ベトナム在住のベトナム人の人たちの暮らしは激変したのでしょうね。

歴史に「たられば」は禁句とは言いますが、もし、南ベトナム軍が多少持ちこたえ雨季まで耐えてたら今頃ベトナムはどんな国になってたのでしょうね。何はともあれ平和なベトナムで仕事ができる今の時代に感謝しないとですね。

  

いよいよ明日は戦争終結40周年

記念パレードが行われるLe Duan通り。

特設ステージまで設けられ、朝夕は

パレードの予行演習が行われたりして

いるのですが、周囲を見ていると何だか

いつもと何か風景が違います。


何が違うんだろう？















と思っていたら、なんとロータリーが撤去されてました。

近づいてみると、確かにこの場所に跡が。














きっとパレードの邪魔になるから外したのでしょうね。

ロータリーってこんなに簡単に撤去できるんだとちょっと

驚きでした。

このLe Duan通りの名称になっているLe Duanさんがトップの頃に

ベトナムは南北統一を果たしたわけですが、統一前はバンコクよりも

栄えていると言われていたこともあるサイゴン（今のホーチミン）の街は

急速な社会主義化による経済の停滞やカンボジア侵攻などによる財政悪化

や国際社会での孤立化などにより南ベトナム政府があった時代より遥かに

貧しくなり、それ以外の地域も含め、ベトナムは統一後苦難の10年間を過ごす

ことになり、国民に苦難を強いてしまった上、彼の死後の86年のドイモイ政策により

ベトナムが息を吹き返したということでLe Duanさん自身はベトナム人

の中でもあまり評価されていないようです。
  

いよいよ明日は戦争終結40周年の

記念イベントが行われるようですが、

40周年イベントの宣伝カーを最近

あちこちで見かけます。

どうやら各区ごとに写真のような

宣伝カーが用意され回っているようです。


ホーチミン市民の大半はそこまで盛り上がっているようには見えない

のですが、政府関係者からすれば今年の4月30日は40周年ということで

例年にない相当な熱の入れようです。


  

去年の10月から工事のためずっと

不便だったNguyen Hue通りですが、

4月30日に向けてついに工事のため

の壁を撤去し、反対側が見渡せるように

なりました。

しかも、いつの間にか信号もついてたり


してます。間もなく自由に横断できる元通りの生活に戻れそうです。

  

今日は朝からベトナム最大手の

乳製品メーカーであるビナミルク

(VNM)の株主総会に参加してきました。

ベトナム上場企業の株主総会には

過去にも数回参加したことがある

のですが、参加人数が桁違い。500名


くらい参加してたようです。さすがベトナムナンバー1乳製品メーカーであり、

かつベトナム企業の中では数少ない外国でも知名度のある企業だけありますね。















この5年くらいの株価の推移を見ている限り、ベトナム株式市場の中

でも超優良企業であるビナミルク、アジアでは国が豊かになるにつれ、

乳製品の消費が上がっていくというのは間違いない話なので今後の

成長が注目ですね。

ちなみにティーブレイクのコーヒーのミルクはビナミルクでした。


  

様々な日本食関係の飲食店が集まって

オープンしたイオンビンズンのJapan Zone。

色々なトラブルの関係で一時期閉鎖に

なった時もあると聞いていたので、

一体どんな状況になってるんだろうと

昨日、イオンビンズンに行った際に見に


行ってみました。見た限り、飲食店で営業続けているのは2，3店舗で後は稼働しておらず、崩壊状態。

営業している店もお客様はほとんどなく、店員さんがやることが無いので、ボーっと客席に座ったりしているような有様。

イオンビンズン自体もホーチミンと比べると客足は鈍いですが、その中でもここだけは完全に来場しているベトナム人からも忘れられた存在みたいになってました。

同じ日本人として、見るのがつらい光景でした。
  

今日はブロガーオフ会を予定

していたのですが、ちょっと

講師予定の方が急用のため

急きょ中心メンバーでの

ミーティングに変更しました。

オフ会でベトナム人の方が

どんなことを知りたいかということを話しました。

そんな中で出てきたのは

日本人の生活

大企業の歴史が話せる人

日本旅行

などです。

皆さん日本の旅行先については聞きたいことがいっぱいあるようなので

ベトナム人の方に地元をPRされたい方は是非ご連絡くださいね。

  

仕事でホーチミン市内からビンズン省に行く時はレンタカーを借りて行く

ことがほとんどなので、バスで行ったらどれくらいかかるんだろう？

と思っていたのですが、たまたま親しい方がビンズン省のVSIP2近くで

結婚式を挙げられることになったので良い機会だと思いバスでビンズン省

まで行ってきました。

まず自宅前を通るバスに乗るため10時40分バス停へ。














待つこと約10分ようやくやってきたバスに乗り込みます。














そして、Dien Bien Phu通りのところで、ビンズン省方面に行くバス

があるので、そこで乗り換え。














そして、また待つこと5分で10時55分頃、13号線を通って、Thu Duc方面

に行く91番バスに乗り換え。こんな長い路線のバスどんな人が乗ってるのだろう？

と思っていたら、車内は学生やおばさんが中心ですが中には白人のお兄さんも。














そして、Thu Ducの1号線と13号線が交差するロータリーのところで

全然違う方向に行くことが分かったのでやむを得ず降りて、そこからは

セオムに乗り換え。














そこから結婚式場までは意外にかかり20分（途中で通り越したので実際には30分）

かかって12時半頃ようやく到着です。

するとなんと、結婚式がオンタイムで行われていたため式も佳境の状態で大遅刻

してしまいました。

ここまで、最初のバス5千ドン、Thu Ducまでのバス6千ドン、セオム10万ドン

11万1千ドン。って言うかほとんどセオム代ですね。

また、帰りもお客様の工場を訪問し、その後イオンで買い物した後にせっかくなら帰りも

バスでと思い、バス停で待っていたらなんとベンタン市場行きのバスがあり、それに

乗ったところ、なんと1時間でベンタン市場まで。料金も2万ドンでした。

ビンズン省まで直接行ってくれるバスに乗れたらもっと安かったのでしょうね。

それにしてもお得な旅でした。
  

昨日の帰り道、バイクで走ってたら

前方に人だかりが。

なんだろう？と思っていたらどうやら

前でバイクが倒れてて、お兄さんが

路上で仰向けに倒れてました。

3人がかりでかつがれ歩道に運ばれて


ました。特に誰かと接触したようでもないので、

時間帯からして酔っぱらい運転でしょうね。

夜は本当に運転気をつけないとと改めて思いました。

  

工事の関係でずっと閉鎖中だった

Nguyen Hue通り。1ヶ月ほど前から

バイクでの横断も可能になっていて

4月30日の開通に向け、ほぼ工事

終了している状態だったのですが、

ついに通行できるようになりました。


昨日夜タクシーでこんな感じでLe Thanh Ton通りからTon Duc Thanh通り

まで一気に抜けることができました。

Nguyen Hue通り閉鎖のせいでかなり不便な生活が続いていたのですが、

ようやく元通りの生活に戻りそうです。



  

お客様と製造委託先発掘のため、いろんな工場の見学に

出かけているのですが、工場に行くとお客様の同業者の

商品が展示室などに飾られてるということがよくあります。

そんな中、最近ちょくちょく目にするのは中国企業訪問時に

お客様の同業者の商品が飾られていることです。

「あれ、A社って確か中国で作ってたはずなんだけど」

とか言いながら手に取ってみると、しっかり「Made in China」

と書かれてます。工場側に色々と話を聞いてみると、中国にも

親会社があって、中国で作っていたものをベトナムにシフトして

もらったみたいな話が大半。

つまり、中国からの製造委託先の移転を中国企業が推し進めている

という状態のようです。

以前から中国史本の大きな靴工場などがベトナムにあるということは

知ってましたが、いよいよ日系中小企業が依頼するような中小中国企業

もベトナムでの生産にシフトさせてるようです。

個々の企業の経営努力ですし、中国の人件費の高騰を一番肌で感じて

いるのは中国人経営者でしょうから当然と言えば当然なのですが。

（日本もかつて韓国や中国に移転していったのと同じですね）

ベトナム含め、中国周辺国への製造委託先の移転、ますます加速しそう

な気配です。

  

間もなく工事が終わる予定の

Nguyen Hue通り、どうやら

4月30日に工事間に合いそうです。

そんな中、Nguyen Hue通りと

Le Loi通りのロータリー部分の噴水

の実験が行われてました。

なんだか、今までと全然雰囲気違う

ロータリーになりそうです。


  

先日も少しブログで触れましたが、

ドンドン拡大するベトナムマーケット

の中で、じゃ一体ベトナム人の人たち

はどういうものを好み、何を通じて

情報を仕入れているのというのを数値化

して、見るということがなかなかできない


中で、インテージさんにお願いして「データから読み取る ベトナム生活者(女性)マーケット攻略法」

ということで勉強会を開催してもらいました。

今回も32名の参加で皆さんにとって関心の高いテーマだったようです。

詳細は長いので割愛しますが、一番興味深かったのはベトナム人の20代

女性の場合、商品を選ぶ際の基準が口コミ（つまりSNSなどを通じた

家族、友人などの情報）がTVよりも高い状態になっているということです。

SNSをどう活用し、自社商品をブランディングしていくのか、ベトナムで

販売していく企業にとっては欠かせない課題のようです。

  

先日も漢の食材店 木村屋さんの件

でも書きましたが、家で食べれる

海魚を入手するのが難しいベトナム。

そんな中、ネギトロやマグロの刺身、

しめ鯖が格安で買える店があるよと

紹介してもらい早速注文しました。


今回はネギトロ用のマグロとマグロの切り身、そしてしめ鯖です。

しかもデリバリーまでしてくれます。

全てニャチャンで獲れた魚だそうです。しかも、ネギトロ1人前が

5万ドン（250円）とかなり格安。ホーチミンに住んで5年、家で

ネギトロ丼が食べられる生活なんて想像もしてなかったので、

かなりうれしいです。早速今夜、食べようと思います。
  

間もなく迎える40代、充実した40代を送りたいなぁと考えた時、自分は40代でもっと成長しないと充実した生活なんて送れないのは間違いない中で、40代で伸びる人はどういう人なんだろう？と思って色々と周りの先輩方を見まわしてみた時、30代で下記のような経験を積んだ人は40代で伸びてるなと思ったのでちょっとまとめてみました。

・30代で大きな失敗や挫折を経験してる人

30代で大きな失敗がするというのはまだ若いうちだからリカバーできるうえに、失敗を通じて同年代より遥かにたくさんの経験値を積むことになるので、40代での伸びしろが大きくなるのでしょうね。

・30代をがむしゃらに走り続けた人

30代、遊びもせずにひたすら一つの仕事に打ち込み続けた人は30代で花咲かなくても40代で一気に花が咲いてる人多いです。特に経験がものをいうような仕事や30代から新分野に挑戦した人で30代にひたむきに仕事に打ち込んだ人は40代で一気に花咲いている人多いですね。

・30代で自己研鑽を行っていた人

30代で仕事しながらビジネススクール行ったりとか、何かの資格を取ったりしてた人も、40代でその経験や資格を活かして独立して活躍してる人もよく見かけます。

うーん、どれもあんまり僕には当てはまってない気が。せめてあと数か月もう少し仕事だけでも頑張って最後のあがきをしようと思います。

じゃ、50代で伸びる人はどんな資質を持った人なのかというのはさすがに分からないので、これはまた周りの人に聞いてみようと思います。
  

今年の2月にイオンの中にできた

吉野家さん、一度は行ってみたいと

思っているのですが、平日に日本から

のお客様と同行でイオン訪問が多いため、

吉野家行きましょうと言っても毎回却下

されるため、一度も行けてないのですが

横目で見ながら毎回「ガラガラだなぁ」

と思っております。

吉野家さんができて以降、お昼12時頃にイオンに3回訪問し、

その度に吉野家さんの前を通ってるのですが、それぞれ

1人、2人、0人と壊滅状態。近くの店は5名〜20名程度は

入っている中で、１店だけ何だかさびれている状態でした。

僕が行った時がたまたまであったり、あるいは平日ランチは

あまりお客様が入らず、夜や休日は賑わってるといいのですが。  

仕事柄、お客様の生産委託工場を探す仕事が多いのですが、

最近交渉中の工場や新規に電話で問い合わせた工場からの

回答に、「今年は年内製造が決まってしまったので、ちょっと

対応できない」という回答が増えています。

以前にベトナムと中国との生産委託の差について書きましたが、

ベトナムは中国の10分1程度しか生産能力が無い中で、中国で

大量発注していたところがベトナムに移ると、1つの工場の年間

生産がすべて抑えられてしまうということは容易にある話なので、

旧正月以降、中国からベトナムに生産先を移管した企業がかなり

多いようです。うちのお客様も中国からベトナムというお客様が

ほとんどなので、まさに生産委託先がベトナムに移動してきている

ってことですよね。

僕らも優秀な生産委託先探し、もっと頑張らないとですね。

  

うちのオフィスの前は時々新製品の

サンプル配布が行われているのですが、

今日のサンプル配布はヨーグルト。

全然聞いたことないメーカーだった

のですが、人が殺到してました。

出勤時間だったのが当たったのか、


ヨーグルトのサンプルというのが珍しいのか、それとも僕が知らない

だけでこのブランドは人気なのか分かりませんが、ヨーグルトのサンプル

が飛ぶように無くなっていっておりました。
  

どんどん豊かになっているベトナム、ただ、在住してても

定性的に感覚的にベトナムマーケットは理解できても定量的に

ベトナムマーケットを理解するというのは調査会社でもないと

なかなか難しいというのが現状である中で、今月はデータリサーチ

会社の方にお願いして、

「データから読み取るベトナム人女性向けマーケット攻略法」

というテーマで勉強会をして頂くことになりました。

ベトナムのことについてまだまだ勉強不足にも関わらず、

日々の仕事に追われてなかなか自分自身の知識を深めるのが

難しい中で、貴重な機会なのでしっかりと勉強しようと思います。


  

ベトナムに住んでると日本の新聞を見る

こともほとんどないし、日本のTVも契約

していないので、日本の情報だけでなく、

海外情報もインターネットで見るのが

ほとんどなのですが、中国経済関連の報道

をネットで見ていると、中国は良くない国


（政治、ビジネスなど）だから、こういう部分で矛盾や破綻をきたしつつ

あるので、よくない方向に進むとか、こんなことが起きているというような

先入観や対中感情が前面に出た記事が多くて、実際のところどうなの？

みたいなところがよく分からない記事が多い中、久々にNews Weekを

読んでみました。

政治と経済、しっかり分けて現在の状況を分かりやすく説明してくれ

ているので素人の僕には大変分かりやすかったのです。

アジアの中で存在感がどんどん大きくなる中国、日本にいようがベトナムに

いようがもっともっと注目しておかないといけないですね。