2017/06/11
賄賂の使い方を心得た社会主義国出身企業
ベトナムでは景気が良いこの数年、ものすごい勢いで信販クレジット系の会社や消費者金融の会社のビジネスが伸びています。
この最近もハノイで猛暑が続く中で、エアコンを月額払いで購入する人がたくさんいて、また更に業績を拡大しているそうです。
そんな中、クレジット業界で面白い話を聞いたのでちょっとご紹介。ベトナムにおけるクレジット業界ではHome Creditという会社が業界1,2を争う規模なんだそうですが、この会社はチェコ出身の会社なのだそうです。
ベトナム以外でもロシアや中国などでも活躍しているようなのですが、同じ業界の人に話を聞くと彼らは非常に賄賂の使い方が上手いのだそうです。
同じ社会主義出身の国でスタートした会社なので、どういう場面でどういう風に賄賂を使えばよいか、また賄賂も躊躇せずバンバンあらゆる局面で使うそうで、コンプライアンスなどの関係上、そういう賄賂などは一切使えない日本企業が太刀打ちできない状況なのだそうです。
餅は餅屋じゃないですが、社会主義の国の現状に合わせて上手く賄賂を使ってビジネスしていく、日本企業ではなかなかできない芸当ですよね。
この最近もハノイで猛暑が続く中で、エアコンを月額払いで購入する人がたくさんいて、また更に業績を拡大しているそうです。
そんな中、クレジット業界で面白い話を聞いたのでちょっとご紹介。ベトナムにおけるクレジット業界ではHome Creditという会社が業界1,2を争う規模なんだそうですが、この会社はチェコ出身の会社なのだそうです。
ベトナム以外でもロシアや中国などでも活躍しているようなのですが、同じ業界の人に話を聞くと彼らは非常に賄賂の使い方が上手いのだそうです。
同じ社会主義出身の国でスタートした会社なので、どういう場面でどういう風に賄賂を使えばよいか、また賄賂も躊躇せずバンバンあらゆる局面で使うそうで、コンプライアンスなどの関係上、そういう賄賂などは一切使えない日本企業が太刀打ちできない状況なのだそうです。
餅は餅屋じゃないですが、社会主義の国の現状に合わせて上手く賄賂を使ってビジネスしていく、日本企業ではなかなかできない芸当ですよね。
Posted by いのっち at 22:13│Comments(4)
│ベトナムビジネス
この記事へのコメント
逆に外資の7割強が何ならの形で脱税をしており、収税力が解決すれば賄賂は必要が無くなると言われています。全体として見るとどっちもどっちな状況ですよね。
Posted by 名無し at 2017/06/12 10:40
なるほど。日系企業だけがやたら真面目にビジネスしているって感じなのでしょうか。
Posted by いのっち at 2017/06/13 15:20
個別の国に関しては知りません。移転価格や所得税などが代表的な抜け道ですよね。ホーチミンに住んでいる外国人のうち、ワークパーミットを取っている人が3割を切っているのは、申請すると所得税が発生するからです。7割強の企業は従業員から天引きして別のコストに充てています。月給30万円程度の外国人の税金は5万円くらいです。ベトナム在留の外国人は40万人とか50万人と言われていますから、所得税だけで月間100億円単位で取りこぼしている事になります。これに移転価格による法人税の取りこぼしが入ってきます。ベトナムの役人の賄賂なんてカワイイものですよね。
Posted by 名無し at 2017/06/14 11:30
民間企業からの取りこぼしも含め、こうやって計算してみるとすごい額をベトナム政府は取りこぼしているのですね。
Posted by いのっち at 2017/06/14 12:52