2016/02/17
ビジネスにおける食事にまつわる大事な話
大学生の人がインターンシップなどでホーチミンにやって来た時に食事によく連れて行く店としてBlack Catというハンバーガー店があります。
1枚500gの肉のパティを数枚重ねた特大バーガーがあり、それをシェアして大学生には多めに食べてもらうのですが、何名かに1人は「僕もう食べられません」と言って残します。
確かにそこそこボリュームがあるので、最近の若者はあまり食べないようなので仕方がないのかなと思っていたのですが、それを体育会出身者に話すとみんなが口を揃えて、「それは残す奴が悪い」って話になります。
みんな
目上の人がわざわざ食事に連れて行ってくれているのにそれを残すというのは失礼
社会人になったら、それどころではない理不尽はいくらでもあるのに、社会人相手に甘え過ぎ
みたいなことを言います。確かにアルコールは体質の問題がありますが、食事の量はとんでもない量で無い限り、何とかなりますので。
また、個人的にはビジネスには体力が必要なので将来のために食べる力をつけてもらおうと思い、僕自身は連れてっているのですが。
ただ、食事というおもてなしに対して、残しても仕方がないですが、食べ切ってくれた方がうれしいのは言うまでもありませんので。何百のお礼の言葉よりきれいに残さず食べて「ご馳走様でした」というのが大事な気がします。おっさん同士ならまだしも、若手はこれも相手へのアピールですよね。
ほんと、確かにバリバリ仕事していく上で食べることで辛いことっていっぱいあるよなぁと思います。
僕の仕事上での経験だと、日本からの視察のお客様がピークの時期、様々なお客様から毎日、毎食、ベトナム料理連れて行って欲しいとお願いされ、
日本人の口に合いやすい清潔感のあるベトナム料理店の数軒をローテーションしてベトナム初心者向けの定番メニューを頼んでいたら、店員さんに
「あなたは毎日いろんな人と一緒にうちのレストランに来ますね。うちの料理がそんなに好きなのですか?」
なんてことを聞かれ、彼らには理解できないんだなぁと思ったことがあります。
ある銀行の支店長をしていた方から聞いたのですが、数十年前だと銀行の支店長ともなると毎晩お客様との接待会食となり、懐石料理だけで1年間に150回くらいこなしていた時期があったそうです。
そんな中、3日くらい続けて全く同じコース料理を食べて帰った日に、家族から「お父さんは毎日懐石料理が食べれていいね。」と言われた時、いくら美味しいものを食べてるとはいえ自分が理解されていないようで本当に寂しかったとおっしゃってました。
食事をご一緒するというのはお酒が入ることもあり、お互いにオフィスでは語れないような本音も話せる中でお互いに親密にもなれ、本当に重要なことである中、まずは出てきた食べ物を残さず食べて相手に失礼が無いようにするというのは基本中の基本なので。
今日連れて行った弊社のインターンシップ生は残さず食べてくれたので、まずは第一関門突破ってところですね。
1枚500gの肉のパティを数枚重ねた特大バーガーがあり、それをシェアして大学生には多めに食べてもらうのですが、何名かに1人は「僕もう食べられません」と言って残します。
確かにそこそこボリュームがあるので、最近の若者はあまり食べないようなので仕方がないのかなと思っていたのですが、それを体育会出身者に話すとみんなが口を揃えて、「それは残す奴が悪い」って話になります。
みんな
目上の人がわざわざ食事に連れて行ってくれているのにそれを残すというのは失礼
社会人になったら、それどころではない理不尽はいくらでもあるのに、社会人相手に甘え過ぎ
みたいなことを言います。確かにアルコールは体質の問題がありますが、食事の量はとんでもない量で無い限り、何とかなりますので。
また、個人的にはビジネスには体力が必要なので将来のために食べる力をつけてもらおうと思い、僕自身は連れてっているのですが。
ただ、食事というおもてなしに対して、残しても仕方がないですが、食べ切ってくれた方がうれしいのは言うまでもありませんので。何百のお礼の言葉よりきれいに残さず食べて「ご馳走様でした」というのが大事な気がします。おっさん同士ならまだしも、若手はこれも相手へのアピールですよね。
ほんと、確かにバリバリ仕事していく上で食べることで辛いことっていっぱいあるよなぁと思います。
僕の仕事上での経験だと、日本からの視察のお客様がピークの時期、様々なお客様から毎日、毎食、ベトナム料理連れて行って欲しいとお願いされ、
日本人の口に合いやすい清潔感のあるベトナム料理店の数軒をローテーションしてベトナム初心者向けの定番メニューを頼んでいたら、店員さんに
「あなたは毎日いろんな人と一緒にうちのレストランに来ますね。うちの料理がそんなに好きなのですか?」
なんてことを聞かれ、彼らには理解できないんだなぁと思ったことがあります。
ある銀行の支店長をしていた方から聞いたのですが、数十年前だと銀行の支店長ともなると毎晩お客様との接待会食となり、懐石料理だけで1年間に150回くらいこなしていた時期があったそうです。
そんな中、3日くらい続けて全く同じコース料理を食べて帰った日に、家族から「お父さんは毎日懐石料理が食べれていいね。」と言われた時、いくら美味しいものを食べてるとはいえ自分が理解されていないようで本当に寂しかったとおっしゃってました。
食事をご一緒するというのはお酒が入ることもあり、お互いにオフィスでは語れないような本音も話せる中でお互いに親密にもなれ、本当に重要なことである中、まずは出てきた食べ物を残さず食べて相手に失礼が無いようにするというのは基本中の基本なので。
今日連れて行った弊社のインターンシップ生は残さず食べてくれたので、まずは第一関門突破ってところですね。
Posted by いのっち at 22:34│Comments(4)
この記事へのコメント
体育会系ではないからでしょうか、お話には全く同意できません。量が多すぎて食べ切れなかったなり(特に女性)、味が合わなかったが頑張って食べたけれども食べ切れなかったなり、体調を考えたなり、食べ過ぎないように気をつけているなり、何かしらの理由があるから、多少残したんです。体育会系にはあり得ないことなんでしょうが、非体育会系には、よくあることです。食事の量は、飲酒、喫煙と全く同列の話と考えます。
そもそも、お客さんを喜ばせるため、部下であれば、部下との関係を密にするために接待しているはずなのに、そのお客さんや部下に「食べ切り」をビジネス的慣習として強要して、お客さんや部下は喜ぶのでしょうか。極めて疑問です。
「何百のお礼の言葉よりきれいに残さず食べて「ご馳走様でした」というのが大事」「出てきた食べ物を残さず食べて相手に失礼が無いようにするというのは基本中の基本」は、もてなす側の傲慢さにしか聞こえません。
そういった、食べ切る・食べ切れないの体育会系論理よりも、御社のインターンシップ生にはもっと本質的な仕事をお教えになってください。費用をかけてせっかく海外に出てきたのに、食事を残してしまったことで、「残すというのは失礼」「社会人相手に甘え過ぎ」とさらされるのは、あまりに悲惨すぎます。
そもそも、お客さんを喜ばせるため、部下であれば、部下との関係を密にするために接待しているはずなのに、そのお客さんや部下に「食べ切り」をビジネス的慣習として強要して、お客さんや部下は喜ぶのでしょうか。極めて疑問です。
「何百のお礼の言葉よりきれいに残さず食べて「ご馳走様でした」というのが大事」「出てきた食べ物を残さず食べて相手に失礼が無いようにするというのは基本中の基本」は、もてなす側の傲慢さにしか聞こえません。
そういった、食べ切る・食べ切れないの体育会系論理よりも、御社のインターンシップ生にはもっと本質的な仕事をお教えになってください。費用をかけてせっかく海外に出てきたのに、食事を残してしまったことで、「残すというのは失礼」「社会人相手に甘え過ぎ」とさらされるのは、あまりに悲惨すぎます。
Posted by 少食なんです at 2016/02/20 01:54
コメントありがとうございます。
なるほど。立場や見方が変わるとそういう風にも見えるってことですね。参考になりました。
ま、考え方の違いなんでしょうね。
もちろん、インターンシップ生の方々には様々な仕事を経験してもらってますので、他社以上に良い経験して帰ってもらっているとは思いますのでご安心ください。
なるほど。立場や見方が変わるとそういう風にも見えるってことですね。参考になりました。
ま、考え方の違いなんでしょうね。
もちろん、インターンシップ生の方々には様々な仕事を経験してもらってますので、他社以上に良い経験して帰ってもらっているとは思いますのでご安心ください。
Posted by いのっち at 2016/02/20 09:05
体育会系ではありませんし、小食ですが、食べ物を残すという習慣がありません。食事の相手への気持ちと、作ってくれた人への気持ちと、その食事の為に提供された命への礼儀です。
でも、本当に食べきれないほどの量が出された場合は、テイクアウトをお願いします。できる店とできない店、できる料理とできない料理がありますが、気持ちは伝わると思います。
でも、本当に食べきれないほどの量が出された場合は、テイクアウトをお願いします。できる店とできない店、できる料理とできない料理がありますが、気持ちは伝わると思います。
Posted by 一応女性 at 2016/02/20 10:34
コメントありがとうございます。
そうですね。状況次第ではテイクアウトして、明日朝に味わいたいというのも一つかもしれないですね。
そうですね。状況次第ではテイクアウトして、明日朝に味わいたいというのも一つかもしれないですね。
Posted by いのっち at 2016/02/20 12:31