2019/12/03

ローカル企業訪問の苦い思い出話

製造委託先開拓サポートなどをしてると

必ず出てくるのがローカル企業訪問。

今となっては笑い話ですが、いまだに思い出すちょっと苦い思い出話を。





4,5年前お客様からの依頼であるプラスティック部品を作れる企業を探すことに。色々と電話やサンプル取り寄せなどで製造の可否を確認し、いよいよ企業を訪問してみましょうと言う話になり、4,5社を回った時に、訪問した1社が実は渡してくれていたサンプルは他の会社が作ったもので、彼ら自身は同様の製品は全く実績が無いことが判明。

全くどうしようもない会社だなぁと思いつつお客様に平謝り。残りの会社はまともな会社だったので、何とか残りの会社から上手く製造委託先になってくれる会社が出るように交渉しますのでなどとお詫びの言葉を伝えていたら、

「いのっちさん、この程度のこと、アジアではよくある話ですので気にしなくて良いですよ。僕は同様のことでもっと大きな失敗してますから」

とのこと。

ありがたいなぁと思いつつ、いったい何があったのだろうと聞いてみると、実はお客様は別の会社に勤めていたときに中国に駐在していたそうなのですが、取引先からの依頼である製品を作れる工場を紹介することになり、アポイントを取って訪問したら、訪問した先は何と空き地。

???となっていたら、相手先の中国人が現れて、

「ここに今度土地を買って、相談のあった製品を作るから是非取引しよう」

とのこと。

えーって話になり、お客様からも上司からも大目玉だったそうです。笑い話ですが、その土地すら彼らはまだ購入してなかったというまさに口先のみの話に乗ってしまった状態だったそうです。ウェブサイトなどもまだまだ無かった時代なので名刺などで判断するしかなかったのでしょうね。

そんなのから見れば、該当商品の製造実績無くても、作れる機械は持ってるんだからまだマシだよってところだったのですがいまだに思い出す苦い思い出です。


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Posted by いのっち at 23:53│Comments(0)
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