2018/01/19

クレジットカードのグレードで救われる命


ベトナムローカル病院に入院直後の話なのですが、運ばれた時にはかなり重体だった僕はすぐに緊急処置をというような話になりました。

そして、その際には数万円程度のデポジット(前金)ということで、持ち合わせていた現金を渡したのですが、そこから意識が無くなり緊急の対応をとなった時にさらに15万円程度のデポジットをということになり、クレジットカードでということになりました。

その時に、もちろん財布にはそこまでの現金は持ち合わせていないし、クレジットカードは僕がもう決済できない状態。そんな時に病院側が僕のクレジットカード(VISAのノーマルなカード)を見て、

「この程度のクレジットカードしか持ち合わせていない人なら、この先どんどんかかる高額治療費を払えるか不透明だ。」

と言い出し、治療を一時中断しようとしたようです。

一緒にいてくれたベトナム人の友人が

「彼はベトナムで会社も経営しているし、彼の家族にはすぐにベトナムに来るように伝えたので数日中には必ず来るので、その時には必ず現金を持ってくるので、先に治療を始めて欲しい」

と懇願してくれてようやく病院側も何とかしぶしぶ了承して治療を開始してくれたのだそうです。

彼女が病院におらず、しかもノーマルなクレジットカードのみだったら、治療を一時的にストップされて、そのせいで思いっきり後遺症が残るなんて可能性もあったわけで。

足もとを見るじゃないですが、海外の病院(特にベトナム)クレジットカードを見て相手の懐を判断されてしまうという話を聞き、早々にクレジットカードを上のグレードのものに変更しようと決めて手続しております。

例えば、海外出張中に一人でレストランで食事している最中に急に意識を失って倒れたら、病院までは運んでもらえても手持ちの現金が多くなく、クレジットカードもノーマルなカードしか持ってなかったりしたら、病院側はお金をきちんと払えるか確認するまで最低限の治療しかしてくれないって可能性も十分あるわけで。

特に海外出張者などの場合は、現地に頼れる現地語を話せる知人がいなければ、ホテルなどで倒れたりしなければ、身元すらはっきりしない状態になるわけで(パスポート常に肌身離さず持ってれば大丈夫ですが、セキュリティの問題もありますし)。

また、緊急搬送などの場合のクレジットカード付帯の海外旅行保険もグレードが上がると変わってくるので。

海外旅行だけでなく海外在住者海外出張の多い方はちょっと上のグレードのクレジットカード1枚くらい財布に入れておいた方が万一の時にこのクレジットカードのおかげで命拾いをするってことが出てくるかもです。





これまでの経緯はこちら。





























2018/01/13












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この記事へのコメント
ローカルの病院では自分から検査や治療をオーダーしないといけませんね。時には前払いを求められることも。自分が話せる状態ならそれでもいいけど、話せない状態だと確かに、、、さて、誰に頼んだらいいかな?
Posted by すずき at 2018/01/19 13:20
まぁ、まともな、ちゃんとしたな社会人でしたら、海外保険くらい入ってますけどね。入ってない人の会社なんて信用したらダメ。

猪谷さん、入ってたっけ?あれ?
Posted by 名無し at 2018/01/22 10:38
すずきさん

そうなんですよ。代わりに通訳してくれる人に連絡できないまま倒れてしまったら、結局最後はカードで判断されてしまうんですよね。
Posted by いのっち at 2018/02/24 00:58
名無しさん

カード保険は入ってたんですが、そんな保険会社に連絡している余裕もなく倒れて、ギリギリベトナム人の友人が助けてくれたというのが実際のところです。
Posted by いのっち at 2018/02/24 01:00
Vui lòng nhập chính xác dòng chữ ghi trong ảnh
 
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