2017/09/16

次に中国に日本人が増えるタイミング

ベトナムは日本人であれば、全く社会人経験のない人やかなりの高齢者、

対中問題などで対中国人向けビザ発給を差し止める関係上、

外国人全体に厳しい時期でもない限り、職種とこれまでの経歴がマッチして、

きちんと必要な書類さえ揃えれば、たいていの場合発行してもらえるワークパーミット(労働ビザ)。

昨日久々に中国在住の方とお会いして話をしていたら、今中国ではこの労働ビザがもらえないから中国に赴任できないだけでなく、

すでに駐在している駐在員がビザを更新しでもらえず、泣く泣く帰任も増えているのだそうで、ビザの更新時期になると皆さん戦々恐々としておられるのだそうです。

理由は僕がわざわざ書くまでもなく新聞などでも話題になっているように尖閣問題以降、日本企業の新規進出が減っている上に、中国政府が中国人でやれる仕事はどんどん中国人にさせていきたいということで、どうしても中国人では持っていないような技術を持っているとか、とてつもなく優秀な経歴や語学力を持っているとかでないとわざわざ外国人に働いてもらう必要が無いでしょうってビザを出さないってことみたいです。

日本も技能実習生みたいな単純作業の職種を除き、大卒でかつ該当職種の学科を出てたりしない限りなかなか労働ビザを発給しないので似たようなものといえば似たようなものなのですが。

そんなこともあり、当分中国に住む日本人の数は減ることはあっても増えることはないだろうって話でした。次に増えるタイミングがあるとすれば、中国の経済力が圧倒的に日本より上になり、日本人がワーカーとして働きに行く時期が来ればとのことでした。今は想像しにくいですが、何十年か先、世の中全体で省力化が進み、日本の労働人口が余っている上に、中国に行った方が稼げるってことになればそういうことも起きうるのかもしれないですね。

既にITサービスなどでは日本よりも遥かに進んでいる部分もあるので、日本もホントうかうかしてられない気がします。そうならないように日本の国力を上げるための取り組み、僕らも微力ですがベトナムでのビジネス通じて行っていかないとです。


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Posted by いのっち at 18:35│Comments(2)
この記事へのコメント
管理者でワークパーミットを出してもらう方法が一番簡単でしたが、前回の法改正でこれまでのワークパーミットが更新できなくなり、再交付と言う方法で継続する事になりました。
それに伴い、1社につき管理者は1名となりました。
専門家の場合、専門分野で学位を取っていないといけません。
例えば営業でしたら営業の専門家としてワークパーミットを出してもらえます。
技術者の場合は学歴は求められませんが、技術に関する経歴が求められます。

と言うわけで、大卒では無い営業社員は、どうやってワークパミットを取るのか、と言うのが少し話題になっています。
Posted by 名無し at 2017/09/18 15:02
ベトナムは最近は管理者ではかなり厳しいみたいですね。
Posted by いのっちいのっち at 2017/09/18 15:30
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