2016/05/30

インターネットでレシピを調べて開業する時代

僕の住んでるマンションの前には公開空地みたいなものがあり、夜には様々なお店が出てきて商売しているのですが、そんな中、たこ焼き屋さんが最近オープンしたので、ちょっとどんな感じか確かめに行ってきました。

外観はこんな感じで本当に小さな小さな屋台ですが、結構繁盛しています。














焼いてる様子はこんな感じでメインの担当者プラスもう1名が焼き係のようです。














タコ以外にコーンとネギを入れているようです。
























そして、特徴的なのがこのかけるソースで、日本でもあるソース、マヨネーズだけでなく、ベトナム特有のピリ辛ケチャップ、通常のケチャップと日本人にとっては想像しがたいものをかけていますが、案外好評なようです。














実際の出来上がりはこんな感じ。上にかけているものが微妙ですが、焼き加減は絶妙で外は中は適度に柔らかく、上々の腕前です。ちなみに値段は6個で2万ドン(約100円)です。














そんな中、オーナーさん(25歳)に話を色々と聞いてみました。彼は何と学生(ホーチミン工科大)なのだそうです。授業の後に小遣い稼ぎのためにこの店をやっているようで、日本食屋などでの勤務経験は0。

しかも、たこ焼きの作り方、レシピはどこで学んだかと言うと何とすべてインターネット上(You Tubeなど)で調べたとのこと。

つまりどこかの店で教えてもらわなくても、ネットのみでここまでのものが出来上がってしまうということです。堀江さんの「君はどこにでも行ける」に寿司を握るために20年の修行は必要ないとありましたが、まさにそれを体現しているような状態。

タコ焼きはまだ比較的簡単な方ですが、お寿司なども上手い店で何度か食べたことがあり、比較的手先が器用な人であれば、ネットでレシピを調べたら銀座の寿司屋と同じものはできなくても外国で外国人を喜ばせるレベルであれば十分対応可能かもです。

飲食業だけに限らず、日本人は一つの分野を突き詰めて、職人の域に達してしまうことが多いですが、技術が違うとか年季が違うというのは本当に違いが分かる人のみ分かるものであって、

一番の目的はお客様に満足してもらうことであるので、そう考えると日本食屋でたこ焼きを勉強してきたことより、インターネットでも美味しいたこ焼きが作れ十分満足してもらえるのであれば、それで十分なわけでして。お客様が何を求めているのか、もっと追及していかないといけないのかもしれないですね。プロダクトアウトとマーケットインの発想の違いでしょうか。

お客様の求めているものは値段の時もあるでしょうし、接客サービスのクォリティ含め値段以外のものの時もあるでしょうし、対象となるお客様や市場の状況によっても変わるのでしょうけど。僕らももっとお客様の求めているものが何かを考えないといけないなとハッとさせられる機会でした。

ちなみに、堀江さんの君はどこにでも行けるの感想はこちら。






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